「労働者はひとつ」「資本とは非和解」を貫き団結つくろう!

   だ    ん      け    つ
東京北部ユニオン
「街」分会
関町北4-2-11
リサイクルショップ街 気付
2013年日誌

東京北部ユニオン「街」分会・日誌に戻る

“国鉄闘争の火をさらに大きく” 
被災地・福島と固く結び
職場闘争で資本の支配を打ち破る
国鉄闘争全国運動の発展を!
 920号~(2013.6.25~)
900号~919号 (2013.3.13~6.19) 891号~899号 (2013.1.1~2.26)
871号~890号(2012.11.5~12.30) 851号~870号(2012.9.19~.11.4)
831号~850号 (2012.7.27~9.18) 811号~830号(2012.6.26~7.26)
791号~810号(2012.5.18~6.26) 771号~790号(2012.4.~5.17)
 751号~770号(2012.2.~3.30) 731号~750号(2011.10.~12.24)

国鉄闘争全国運動のホームページ
http://www.doro-chiba.org/z-undou/z-index.htm

東京北部ユニオン 街」分会日誌、最新版


 だ  ん   け  つ  2013年6月25日  
920
東京北部ユニオン
リサイクルショップ「街」分会
関町北4-2-11
 電話 3928-1378

参院選・東京選挙区
 無所属で出馬します!





山本太郎さんを支持します!
    基本政策
 被曝させない
    原発即時撤退

  TPP入らない
「水」「食」「医療」などが奪われ 脱原発が不可能に 
   飢えさせない― 
   社会保障を厚く!


 だ  ん   け  つ  2013年6月19日  
919
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

三里塚緊急署名で関西統一街宣 
農地取り上げに圧倒的な怒り
 6月16日、泉州住民の会のよびかけで取り組まれた関西統一街宣は、185筆の署名が集まり、あらためて三里塚闘争への共感を確信するものとなりました。

 大阪市内・京橋に関西各地から結集して、市東さんの農地強奪絶対反対、TPP絶対反対を通行人に訴えました。メキシコで社会科を教えているという50代の教育労働者が「かつて三里塚は行ったことがある。がんばってください」と署名とカンパを寄せてくれました。
 50代の女性は「反対運動は長いことがんばっておられますね」と近寄ってきて署名をしてくれました。若い世代も、三里塚闘争は知らないが「TPPのやり方はおかしい」「農業がなくなる」「原発も同じ」と共感して署名をしていきました。また、「橋下、安倍はダメ」といって署名する青年、中学生、高校生も多くありました。

 三里塚闘争が労農連帯の砦として、労働者階級の中に脈々と息づいていることが実感できた街宣行動でした。橋下への怒り、安倍への怒り、非正規化への怒りと一体となって三里塚農民のたたかいへの階級的な共感があるのだと思います。

 7・29判決粉砕へ、労働運動と農民運動の力で勝利しよう!
(関西・M)

市東さんへの農地強奪判決阻止!
7・14全国総決起集会
  7月14日(日)午後1時
 千葉市中央公園(千葉市中央区中央1ー12ー1)
 主催/三里塚芝山連合空港反対同盟


丸紅のILWUローカル8ロックアウトを弾劾
 
丸紅本社に抗議行動
  6月13日、動労千葉、全国労組交流センター、動労千葉を支援する会、全学連などの部隊は、昼休み前の11時30分、東京・竹橋にある丸紅本社前に登場し、ILWU(国際港湾倉庫労組)ローカル8に対するロックアウトに抗議する闘いに決起した。

 抗議団が結集する以前から弾圧体制を敷いていた警視庁公安部の刑事たちや、丸紅の守衛を尻目に、抗議団は丸紅正門前に丸紅の子会社であるコロンビア・グレインのロックアウトを弾劾する横断幕を広げ、抗議集会とビラまき行動を行った。
 発言者たちは、丸紅のローカル8ロックアウトが、アメリカでもっとも戦闘的な労働組合であるILWUを破壊し、TPPの下でのアジア・日本向けの穀物大量輸出体制を構築する攻撃の重要な一環であることを口々に暴露した。とりわけ、この攻撃の主軸を担っているのが日本の伊藤忠や三井物産、丸紅などの巨大商社であり、これらの商社がアメリカの巨大穀物資本のカーギル社やブンゲ社などと連携してILWU破壊の最先兵の役割を果たしていることを弾劾した。

 そしてこの日の対丸紅抗議行動が国際的な連帯行動の一環として行われ、現在ロックアウトに対して連日のピケット闘争で決起しているローカル4やローカル8の労働者や全国のILWUの労働者のみでなく、全米の闘う労働者の圧倒的注目を集めていることを明らかにした。日米の労働者の国際連帯の闘いこそがTPPを粉砕し、さらには米日帝国主義による朝鮮、中国などへの侵略戦争を阻止する唯一の道であることを鮮明にした。

 丸紅のILWUロックアウトを弾劾するビラも配布され、昼休みで昼食をとりにでてきた丸紅社員が正門前の抗議行動に注目し、予想以上に多くの社員がビラを受け取った。

代表団が抗議申し入れ
 丸紅正面入り口での抗議集会と並行して、動労千葉、全国労組交流センター、全学連の代表からなる抗議団が動労千葉を支援する会の山本弘行事務局長を先頭に、守衛や警備担当者の妨害を排して丸紅社屋に入った。代表団に対しては、会議室で林裕二穀物第一部部長付と三代川昌弘食料総括部総務企画課担当課長が応対した。代表団は、日本文と英文で書かれた抗議書を手渡すとともに、以下の4項目の要求を突きつけた。

 1.ロックアウトを直ちに中止し、ILWUローカル8の組合員を職場に戻せ!
 2.組合破壊と労働者の権利の破壊をやめよ!
 3.警察や連邦政府による違法で暴力的な弾圧を要請するな!
 4 農業、医療、労働者の権利などを破壊するTPP推進をやめよ!
 代表団は、とりわけ、ロックアウトが労働者から仕事を奪うことで日々労働者を殺す意味をもっていることを強く弾劾し、なによりも第一点目の要求に直ちにこたえることを強調した。

 代表団の勢いと怒りの激しさに圧倒された丸紅側の代表は、この要求を直ちに現地の子会社であるコロンビア・グレイン社に伝達することを約束した。また抗議文に対して6月20日までに動労千葉あての文書をもって回答を提示されたいという要求に対しても、回答することを約束した。

 代表団が抗議文を渡して戻ってきた段階で、正面入り口前で申し入れ行動の報告が行われた。最後に全員が正面入り口前に整列し、声を限りに抗議のシュプレヒコールを行い、この日の抗議行動が圧倒的に勝利したことを確認した。

 なおこの抗議行動の模様はユーチューブに投稿され、ILWUの当該諸支部に送られた。また米の現場労働者のための労働運動関連記事を掲載する『レーバー・ノーツ』もこのビデオを国際連帯の模範例として流している。(東京・T)


 だ  ん   け  つ  2013年6月17日  
918
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378
TPP交渉参加断固反対!で 宮城県民集会、
農・漁民、労働者など1500人が結集
 「TPP交渉参加断固反対!」「復興を妨げるTPPを認めないぞ!」――農業者・労働組合・市民が大きな声で一斉に叫んだ。6月13日、仙台市で開催されたJAグループ宮城などが呼びかけた「TPP断固反対! 参加撤回! 宮城県民集会」に1500人が結集した。

 リレーアピールで、ノリ養殖を営む漁民は「震災から2年、ようやくノリ養殖が始まったばかりなのに、TPPがやられたら漁業は壊滅する」と危機感をあらわにした。農協青年連盟の代表は、「震災からの復旧もまだ道半ば。そして原発事故での風評被害。その上にTPP! 安倍首相は許せない。未来のために、最後まで闘おう」と訴えた。

 集会後、TPP断固反対のむしろ旗やのぼりを掲げて、仙台市内をデモ行進した。
 みやぎ労組交流センターと全国農民会議の仲間が、集会に結集してくる農民や労働者に「市東さんの農地取り上げ反対」を訴え、600枚のチラシを配布した。「三里塚ね。知っているよ」「農地取り上げは許せない」「学生のとき千葉の学校に行っていたから、成田にも行った」と半世紀にわたる三里塚闘争はすべての世代の人々の心をつかんでおり、50筆近くの署名も寄せられた。

 安倍政権がやろうとしている「復興特区」「水産特区」による農地や漁港の集約化は、農民や漁民から耕作権や漁業権を奪い取る攻撃であり、TPPそのものだ。三里塚闘争が農地死守を掲げて半世紀にわたって闘い続けていることは、復興特区と闘う被災地に希望と展望を与えている。市東さんの農地強奪阻止へ、3万筆署名を職場や街頭、農民・漁民のなかに大胆に持ち込んでいこう。(宮城・D・H)

No .

京葉線-ドア開扉のまま100km/h運転問題
検査派出への出動要請も行わず、運行優先で故障列車を運転
西船橋~東京間、往復48kmもドア開扉のまま運行
「組合の指摘は受け止める」と言わざるを得ない状況
 5月24日、JR千葉支社において、京葉線においてドア開扉のまま100km/hで列車を運行した事態に関する団体交渉が行われた。

 団交の中で千葉支社は、乗客のリュックサックのヒモがドアに挟まり閉扉しなかった、列車には2000人が乗車し、ホームも混雑していたため、1両空車扱いにすると100名以上の乗客を降ろすことになり混乱が生じつと判断し、緊締幕を使用することを指令に連絡し、指令から非連動運転の指示を行った、との回答が行われた。

 また、ドアが閉扉しない場合、1扉の場合は緊締幕、2扉以上は1車空車扱い又は回送となつ取り扱いだが、都の時の状況によること、非連動運転には速度制限はなく、現段階で速度制限を設けることは考えていないとの回答を行ってきた。

 故障とはいえ、ドアが開いたまま100km/hで列車を運行することがどれほど危険極まりないことであるのかが全く分かっていないということだ。それにもかかわらず、「規程上問題ない」といって開き直っているのが今の千葉支社の姿勢だ。
 非連動ー別のドアが故障したら、運転士も分からない
 一方、今回のドア故障に関しては、西船橋駅には検査派出があるにもかかわらず、検査派出への出動要請を行っていなかったというのだ。連絡すれば3分程度で駆けつけることができ、対処できたはずだ。本来行うべき手配すら行っていないのだ。

 さらに、西船橋駅から緊締幕を張った列車は、東京駅到着後、折り返して西船橋駅まで運行したというのだ。延べ48kmだ。そして西船橋から回送扱いにしたのだ。

 結局、朝の混雑時にドア故障が発生したため、列車運行を優先して危険な車両を運行したということだ。

 しかし、非連動にした場合、別のドアが故障して閉扉しなかった場合には運転士や車掌はわからず、発車してしまう可能性もある。

 さらに、ドアが開いたまま100km/hで列車を運行することが危険極まりないことであることは誰が見ても明らかだ。千葉支社も、「報道で色々いわれていることは承知しいている」「組合の指摘は受け止める」と言わざるを得ない状況だ。
 組合は、今後は検査派出への手配を行うこと、ドアが閉まらない場合は、少なくとも空車扱いを行うこと、速度については制限することを求めて団交を終了した。

京葉車両センターで転落事故ーJRとCTSで団体交渉
CTSー事故の責任を当該労働者に押し付ける不当な姿勢

 3月30日、京葉車両センター構内で、CTSの清掃担当労働者が運転台から作業用通路に転落し、さらに洗浄線底部で頭部を打ち、外傷性くも膜下出血の重傷を負うという事態が発生したことから、JR千葉支社とCTSに対して、昇降台設置等の安全対策を求めて、5月24日にJR千葉支社と、同30日にCTSとの間で団体交渉を行った。
 まず、JR千葉支社は、作業を行う上で邪魔になるとの声もある、安全面から計画的に設置していくと回答したものの、現段階では当面設置の予定はないとの回答に終始した。
 また、錦糸町駅0番線に特急5両編成が停車するため、CTSで働くエルダーからここへの昇降台設置の要求が出ていることについては、現在運輸の設備で検討しているが、まだ具体的には動いていないとの回答が行われた。
 一方、CTSとの団交では、基本動作を守れば今回の転落はなったとして、あくまでも本人に責任を押し付けようとする不当な対応に終始した。しかも対策は、手すりをしっかり掴む、足下を確認する、ヘルメット着用の指導をするというものだ。指導するのは会社として当然のことだが、これだけを行えば事故は防げるとして設備的な安全対応は必要ないというとんでもない姿勢に終始した。安全に関する感覚が全くないというCTSの姿が現れている。
 動労千葉は、こうしたCTSの姿勢を徹底的に弾劾するとともに、JRに対して設備要求を行うことを追及した。
 安全感覚もないCTSに業務外注化をこのまま続けさせることなど絶対にできない。
 業務外注化粉砕ー強制出向へ闘おう!
 大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう

 だ  ん   け  つ  2013年6月10日  
917
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

国鉄闘争の正念場を迎え
4カ月間決戦へ総決起集会
動労千葉争議団・国労闘争団・弁護団が登壇
 「国鉄闘争30年の歴史の中で最大の正念場を迎えた。持てるすべての力を尽くして4カ月の決戦を闘おう!」――国鉄闘争全国運動が呼びかけた6・9全国集会が、東京・文京シビックホールを埋める1800人の結集で大成功をかちとった。

 今年前半の職場生産点における豊かな実践と大前進をひとつに結集するとともに、動労千葉鉄建公団訴訟判決日である9月25日までの4カ月間決戦に一丸となって突入する総決起集会となった。

 司会は全国金属機械労組港合同の木下浩平さんと東京西部ユニオンの青年女性労働者という若い2人の労働者が務めた。開会あいさつに立った呼びかけ人の花輪不二男さん(世田谷地区労顧問)が、改憲と戦争、沖縄新基地建設、総非正規職化に突き進む安倍政権を火の出るようなアジテーションで弾劾し、集会は一気にヒートアップした。

 連帯あいさつは、全国運動結成から一貫して連帯を重ねてきた全国一般東京ゼネラルユニオンの代表と、決戦の三里塚からかけつけた北原鉱治反対同盟事務局長が行った。北原さんは、判決が目前に迫った市東さん農地裁判の勝利に向け7・14三里塚全国集会(千葉市)への大結集を強く呼びかけた。さらに、呼びかけ団体である全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の西山直洋執行委員、呼びかけ人の伊藤晃さん(日本近代史研究者)、金元重さん(韓国労働運動史研究家)が、それぞれの立場から階級的労働運動の復権にむけた熱い訴えを行った。

国鉄闘争の火をもっと大きく!
 動労千葉からの報告に立った田中康宏委員長は、“民間活力の爆発(=全面民営化だ!)”をキーワードとする安倍「成長戦略」を怒りを込めて弾劾し、「国鉄分割・民営化以降26年にわたって展開されてきた新自由主義政策は正体はもう誰の目にも明らかだ。すべては日本政府と財界による労働者への全面戦争だった。このことを本当に暴き出し、これに決着をつけたときに逆転が始まる」と述べ、現在の攻防の中で国鉄闘争が持っている巨大な可能性をあらためてはっきりさせた。そして、この1年間の1047名解雇撤回闘争の大きな前進を報告し「情勢は可能性に満ちている。9月25日までの4カ月間にこれまでの努力のすべてを注ぎ込もう。この闘いの中で、全国のあらゆる職場に無数の闘う労働組合を復権しよう。今日の集会をその出発点にしよう」と熱烈に呼びかけた。

 動労千葉鉄建公団訴訟が重大局面を迎える中で特別報告に立った葉山岳夫動労千葉弁護団長は、昨年6月29日の一審判決と、控訴審で提出した新証拠の意義をわかりやすく解き明かし「弁護団は最後の勝利の日まで徹底的に闘う」と宣言した。

 参加した動労千葉争議団・国労闘争団・弁護団が全員登壇すると、会場の熱気はさらに高まった。動労千葉争議団の高石正博団長は「9月25日の判決日までになんとしても10万筆の署名を集め、大反動をひっくり返そう」と述べ、同じく中村仁さん、国労秋田闘争団の小玉忠憲さん、国労小倉地区闘争団の羽廣憲さんも揺るぎない決意を明らかにした。争議団・闘争団の燃えるような決意に参加者全員が聞き入り、割れるような拍手でともに闘い抜く決意を示した。さらに、「解雇撤回・JR復帰」の10万筆署名の呼びかけを自交総連北海道地連の杉本一郎書記長が行い、さらに署名呼びかけ人からの心のこもったメッセージが読み上げられた。

 集会のもう一つのハイライトは、外注化粉砕・大幅賃下げ阻止に向けた現場からの決意表明だ。動労千葉幕張支部の山田護支部長、動労千葉貨物協議会の佐藤正和議長、動労水戸の石井真一委員長、動労西日本の赤松賢一副委員長、弁護団の森川文人弁護士が次々とマイクを取りった。

 なんとしても組織拡大を実現し、JR資本による外注化攻撃を打ち砕くまで闘い抜く鮮明な決意が示された。この1年間の激闘と前進を踏まえ、攻撃への怒りとともに勝利への確信と展望が伝わってくる発言だ。

 被災地・反原発・改憲阻止・沖縄
 さらに、ふくしま共同診療所の医師、仙台市役所・動労千葉を支援する会の引地真理子さん、憲法と人権の日弁連をめざす会事務局長の武内更一弁護士、呼びかけ人である宮城盛光北中城村議(元全軍労牧港支部)が発言。

 最後に職場からの報告と決意として、国労郡山工場支部の橋本光一さん、呼びかけ人である愛媛県職労の宇都宮理委員長、大阪市職の赤田由行さん、東交の労働者、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会を先頭とする合同労組の仲間、全学連の斎藤郁真委員長、動労千葉青年部の滝厚弘副部長が決意を述べた。自治体を始めとする職場生産点から闘いが力強く始まっていることを示した。

 集会宣言を動労千葉を支援する会の山本弘行事務局長が読み上げて全体の拍手で採択。閉会あいさつで呼びかけ人の入江史郎さん(ス労自主委員長)は「国鉄闘争は今なお生き生きと闘い抜かれている。この闘いこそ労働者の未来を切り開く」と述べ、集会を締めくくった。全金本山労組の長谷武志副委員長の音頭で団結ガンバロー、動労西日本の大江照己委員長のリードでインターナショナルを大合唱し、圧倒的な高揚感のうちに集会を終えた。(O)


 だ  ん   け  つ  2013年6月6日  
916
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378
民主労総の公共部門労働者
2万人が総決起大会開く
 6月1日、ソウルのヨイド公園で、民主労総公共部門共闘本部が2万人を結集し、公共部門労働者の総団結を打ち固める「ILO条約批准、労働基本権戦取、民営化阻止、労働者決意大会」を開催した。大会に先立って、全教組、公務員労組、ガス労組、公共部門非正規職、大学労組の独自集会がそれぞれ行われた。大会では、民主労総のヤンソンユン非常対策委員長をはじめ、共闘本部の各労組の代表が発言に立った。パククネ政権が推し進める民営化攻撃と労組弾圧への根底からの怒りを爆発させ、民営化阻止、解雇者の復職、公共部門の公共性強化へ、労働者の権利を守るために総団結してともに闘おうと訴えた。

 公共運輸労組・連盟のイサンム委員長は、民営化阻止のために鉄道労働者やガス労働者がストライキを含む総力闘争を準備していると強調した。保健医療労組のユジヒョン委員長は、チンジュ医療院廃業との闘いがきわめて緊迫した状況に入っていることを訴えた。公務員労組のキムジュンナム委員長は、5月末に4回目の労組設立申告書を提出したがまたも拒否されたと報告し、「設立が許可されない理由は民主労総に加入しているからだ」と安全行政部が明言したことを暴露し弾劾した。全教組のキムジョンフン委員長は「政府は学校を非正規職量産の場にし、解雇された仲間を組合から追い出さなければ労組設立を取り消すと言うが、われわれは退かない」と声を高めた。


 パククネ政権は現在、イミョンバク政権を引き継いで、「競争体制導入」を掲げて鉄道、電力、ガス、水道、医療などの民営化、国立大学法人化を推し進めようとしている。
 これに対し共闘本部は、①労働基本権保障と解雇者復職、②民営化阻止・社会公共性強化、③非正規職の正規職化・差別撤廃を掲げて集中的な闘いを展開している。また、6月のILO総会に代表団を派遣し、国際世論に訴えて、公務員労働者の団結権を認めない韓国政府を徹底弾劾し、追いつめようとしている。

 5月25日の鉄道労組の大会や6月1日の公共部門共闘本部の大会は、パククネ政権の民営化・労組破壊の攻撃と真っ向から闘いぬく韓国労働者階級の強固な意志と団結を示した。国際連帯を通して新自由主義を打ち破るために、ともに闘おう!(CO)

No .

国鉄闘争全国運動 6・9全国集会へ

 国鉄1047名解雇撤回!  外注化阻止・非正規職撤廃! 賃金・雇用破壊にストライキで反撃を!

 6・9全国集会の成功をかちとり、外注化粉砕の闘いへ決起しよう
 JR東日本千葉支社は、10月1日の計画業務の外注化に向けて動き出してきた。清掃業務に就いていた者を仕業・構内業務の作業の見習につける。CTSでは、今年度に採用した大卒者7名と清掃業務についていた5名を検修、構内業務につけるように養成をおこなおうとしている。

 JR東日本は、計画業務の外注化から全面的な検修業務の外注化へ突き進もうとしているのだ。
 しかし、昨年強行実施した外注化もうまくいかないなかで、CTSに新入社員を採り、外注化が偽装請負であり、全く違法なことであることを承知しながら、CTSに全ての業務をもって行こうとしているのだ。

 こんな外注化はやめさせよう。外注化阻止の闘いの第2ラウンドの闘いに決起しよう。われわれの闘いは、われわれだけでなく、日本の労働者の外注化反対、非正規職反対の闘いと一体となっている。国鉄分割・民営化以来の新自由主義攻撃と対決してきた国鉄闘争が中心となって外注化攻撃と対決しよう。
 10・1計画業務外注化を阻止しよう。 
 1047名の解雇撤回、国鉄闘争の勝利をかちとろう
 昨年の6・29判決から1年、動労千葉組合員に対する選別解雇の指示は、JRの設立委員長の指示で作られたものであることが明らかになった。JRの設立委員長である斉藤英四郎(当時経団連会長)の指示で国鉄職員局の葛西が作り、それを委員長案として出され、了承されたというものだ。まさに国鉄とJRが一体となった国家的不当労働行為であったのだ。

 なんとしても1047名の解雇撤回をかちとろう、10万筆署名をかちとり、東京高裁に叩きつけよう。
 分割・民営化から26年、日本中で国鉄分割・民営化以上の攻撃が吹きあれている。公務員の7・8%賃下げ、退職金の400万円の引き下げ、そして公務員の解雇・民営化の攻撃が全面的にかけられようとしている。また公務員だけでなく、正規職労働者へも退職強要、解雇の金銭解決、職務限定の正社員制度の導入など全ての労働者を非正規職に突き落とそうとしている。

 26年間解雇撤回を闘い続けてきた国鉄闘争の火を守り、さらにもっと大きくしなければならない。
 1047名の解雇撤回の闘いと外注化粉砕、貨物賃下げ攻撃粉砕へ全国の闘う労働者とともに闘おう。
全組合員の総決起で6・9国鉄闘争全国運動全国集会の成功をかちとろう。闘う労働者の大結集をかちとろう
国鉄闘争全国運動
6・9全国集会


日 時 6月9日(日)13時


場 所 東京・文京シビックホール
主 催 国鉄闘争全国運動
指定列車 千葉駅6番線
 11時27分発快速列車      最後部
* 勤務以外全力で結集しよう 
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう

 だ  ん   け  つ  2013年5月29日  
915
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

「資本主義の最後の形態が新自由主義だ!」 
長崎労働者集会を開催
 5月26日、国鉄闘争全国運動・長崎(準)は、長崎労働者集会を長崎市内で開きました。6・9全国集会に向け、長崎での国鉄闘争の発展をかけた集会として開催しました。

 小倉闘争団の羽廣憲さんが講演しました。羽廣さんは、国鉄闘争の経過から今の公務員への賃下げ攻撃までを新自由主義の一体の攻撃として明らかにし、国鉄全国運動の発展の中にこそ、新自由主義と対決して労働者階級が団結を拡大し、勝てる展望があることを訴えました。
 「アベノミクス、これが破産すれば日本は終わる。この終わる国に負けるのですか? その先は改憲で、戦争のできる国です。労働者が団結を拡大して勝つことができる。政府もそれを知っているから、団結を破壊しようとする。これ以外に勝つ道はない。国鉄闘争26年、いまだ闘いは終わっていないし、終わらせない。勝つまでやる。要は負けなければ良いわけで、自分が『負けた』と思わない限り、負けていないのです。私たちの力は微々たるものだけど、政府から見れば火種。闘う労働組合が復活するかもしれないと、おびえている。金を拒否する、団結を維持する、必ず勝利する」

 この羽廣さんの戦闘的な労働者魂に裏打ちされた力強い発言を受けて、論議が始まりました。
 「新自由主義が社会を変えている。非正規職化も組合つぶしそのものだと思う」「資本主義支配の最後の形態が新自由主義だ。資本主義のもがきであり、あがきだ。アベノミクスが典型的。実体経済は、何も動いていない。それは労働組合を破壊し、労働者を低賃金と奴隷労働に叩き込む、すべての労働者にかけられている攻撃だ」

 「0.1%のための政策が新自由主義だ。ユニクロの柳井会長は、『今後は年収1億の人と100万円の人に分かれる』と言っている。彼は1000人の新入社員をやとって、990人を試用期間中に解雇し、会社の言うことを何でも聞く10人の正社員だけを採用して、『これがエリート企業をつくるやり方だ』と自慢げに書いている。こうしたブラック企業が、新自由主義の実態だ」

 さらに論議は、JR外注化の実態やその破産、そしてそれと闘っている動労千葉の闘い、動労水戸の被曝列車運転拒否の闘いの話になりました。また安全を無視して運行されるJRや航空会社の状況、それは同時に原発産業の状況とまったく同じであり、新自由主義の現実そのものであることも論議となりました。

 5・26長崎労働者集会は、6・9に向けた長崎での国鉄闘争形成の重要な集会として成功しました。自治労決戦とともに、国鉄闘争を闘って、6・9全国集会の成功をかちとっていこうと思います。(長崎・K)

No .

青年に訴える ①  幕張支部長・山田 護
外注化を止め職場と安全を守る 自分の職場で共に闘おう
 外注化はとめられる
 昨年10月1日に検修・構内業務の外注化が強行された。制服とか会社の名前が変わっただけで、今までJRでやってきた人がそのまま同じ仕事をやってるけど、仕事が上手く回っているとは思わない。JR側もCTS側も、どっちも責任を持とうとしていない。無責任な雰囲気が職場にまん延している。今は現場がみんなベテランだから回っているけど、こんなことを続けたら必ず重大な事故になる。これまでの検修のルールもバラバラにされている。

 会社の計画通り外注化が進んだらJRには何の仕事も残らなくなる。CTSだけになって安全を守って、定時運行できるのか。反対の声がなければどんどん進むけど、そうしちゃいけないし、ならないと思っている。自分としては絶対につぶせると思っている。今年の幕張車両センターには、去年1人だったところを4人もJRで採用した。外注先のCTSに15人も入れているのだから、JRは1人かゼロでもよかったはず。奴らもうちの反対を恐れている。会社だって、下手すると外注化がだめになると思っているから、JRにも人を入れているんじゃないか。
 動労千葉は、外注化提案から一貫して反対してきた。闘いの連続だったし、会社側の攻撃は次々きたから、あまり先のことまで考えてはなかった。でも、結果的にうちの組合が頑張ったから他職種も含めて外注化を止めてきたのは事実だと思う。千葉は動労千葉がいて、12年間止めてきた。これからだって、反対すれば止められると思う。
 安全な職場を守る
 外注化にはみんな心の中では反対していると思う。安全は崩壊するし、自分たちはJRに入ったのに将来的にどういう身分になるんだと、みんな不安に思っている。俺らは分割・民営化のとき、職場に残れるかどうか悩んだ。外注化になって、JR側に残りたいと思うのはあの頃と同じだと思う。

 今の若い奴は違うんじゃないかと思ったこともあるが、実際付き合ってみると俺らと同じ。同期は大事にするし、仲良くやったり飲み会やったりする。人間だから、金もらいたいとか、偉くなりたい人もいるし、おかしいことはおかしいという人もいる。違うといえば違うのは、まわりが競争世界になったこと。俺たちは高卒で就職、大学は頭のいい人がいくところだった。今は大学出るのが当たり前。本人たちは競争するつもりはなかったんだろうけど、親とか学校からいい所にいけというのがある。昇進試験も、最初は皆一生懸命やっている。でも、ある程度までくると偉くなる人と分けられているってわかってくる。

 会社の側は、競争したら上にいけるような所ももたせると思う。全部うちが言ってるみたいになったら、一気に立ち上がるからだ。だけど、競争じゃなくて、本当にいい職場を作りたい。保線は脱線しないように、俺らは車両を直して故障のないようにやる。あとは終わったら飲みにいく。そういう会社になっていけば事故もないし、安全で怪我もない、いい職場になると思う。
 自分の職場で闘おう
 みんな普通は、就職したらゴールだと思っている。でも、いい会社に入ったねって言われてたら外注化。この先、JRに残れるのかと真面目に考えている人もいる。そういう苦しみを、自分の子や孫の世代に味わわせてはいけない。鉄道の安全は守らないといけない。日本中、世界中が契約社員になってくる中で、自分も経験したが子や孫が就職できない時代になってきている。

 みんなおかしい時代だと分かっている。どこで反対するのかっていったら、今でしょう。自分は何とか生きられても、子や孫の代はどうなるのか。そのためには一人一人が自分の職場で闘わないといけないと思う。
 会社の計画通り外注化を進めるには、まだもう一つ二つ山がある。止められない闘いじゃないし、絶対に元に戻す。いい職場にして、外注化させないで職場を残す。俺らもその責任がある。
 本当に魅力ある組合
 会社が一番嫌がっているのは、動労千葉が組織拡大すること。うちの組合みたいなのがなくなったら、職場は安全の崩壊とか大変なことになる。組織拡大には、正しいだけじゃなくて魅力ある組合だって伝えないと。本当に安全を守って、仲間を守って闘ってきたけど、偏屈な爺さんの集まりにしか見てない青年もいると思う。もう少しちゃんと付き合って、本質を分からせたい。

 俺らも将来のある青年をうちに入れた責任がある。絶対に動労千葉にみんな加入させたい。彼らにとっても、それが幸せだと思って組合に入れたし、今もそう思っている。動労千葉に入って正しかったと後輩に語れるようにしたい。そのために闘える体制は作らないといけない。若いのが元気が出るようにもっていくのが俺らの仕事。みんなが動労千葉を選んでくれるように、魅力ある組合にしたい。 外注化された仕事も仲間も取り戻すために、これからも全力で闘っていきたい。動労千葉に入って、共に闘ってほしい。
 大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう

 だ  ん   け  つ  2013年5月25日  
914
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

動労西日本 赤松副委員長へ
の強制出向
粉砕
 動労西日本は赤松賢一副委員長に対する強制出向を粉砕し、JR西日本本体に復帰させる大勝利を実現した。

 5月16日、JR西日本は6月1日の人事に向けて赤松副委員長に「事前通知書」を交付した。「(レールテックへの)出向を免ずる」「近畿統括本部大阪土木技術センター施設管理係を命じる」という内容だ。
 これは、動労西日本と赤松副委員長が「外注化・非正規職化粉砕」「強制出向をやめろ。JR西日本土木技術センターに戻せ」という要求を掲げて3~4月、2波のストを闘い、さらにレールテックへの団交を求めて闘ってきたことによってかちとられた。また、動労西日本が要求していたレールテック労働者全体の未払い残業代の清算も約束させた。

 まさに歴史的な勝利だ。JRは労働組合を敵視し、手段を選ばず労組をねじ伏せてきた。既成の全労組が「闘っても勝てない」「JRとの労使正常化」と言って屈服し、資本の手先になることでJRのやりたい放題がまかり通ってきた。

 赤松副委員長の勝利は、その流れををひっくり返すものだ。圧倒的少数の動労西日本が、真っ向からストライキで闘って要求を貫徹したことは、階級的労働運動こそが時代の最前線に躍り出て、労働運動の主流派になることを示したのだ。

 赤松副委員長は昨年8月24日に動労西日本に結集した。JRに就職して以来7年以上の強制出向を強いられ、外注化・非正規職化の許し難い現実、労働者がまともに生きていけないを現実を経験してきたからだ。今年2月16日にはJR西日本に在籍している日数より出向日数が多くなった。

 赤松副委員長は次のように闘いを総括した。
 「一つひとつの攻撃にははらわたが煮えくり返るけど、権力・資本のどんな攻撃にも団結して闘えることを確認できた」「強制出向からの復帰はJR西日本の敗北宣言であり動労西日本の勝利、全労働者の勝利」「未払い残業代についてレールテックの労働者一人ひとりに現場長から個別に説明させ、今月の給与支払い時に一緒に払うことを約束させた。労組に結集し団結して闘い勝利するしかないことが、レールテックの仲間によく確認してもらえた」

 赤松副委員長のJRへの復帰は、外注化・非正規職化を核心とする新自由主義を打ち破ることができることを示した。

 これは、1月20日の動労西日本第6回定期大会で採択された路線の勝利だ。大会は、青年を軸とした執行部体制を確立し、JR関連労働者を網羅する産業別組織として動労西日本を再確立し、JR西日本の牙城(がじょう)である近畿統括本部でこそ組織を拡大すると圧倒的に確認した。

 外注化・非正規職化との闘いはいよいよこれからだ。JR西日本の「中期計画2017」は全面外注化宣言だ。
 JR西日本は13年4月現在、レールテックに135人の労働者を出向させ、その賃金は「出向負担金」の名目でレールテックにすべて払わせる一方、レールテックからJR西日本に「逆出向」している35人の賃金はレールテックに全額払わせている。JRが外注会社に寄生しているのだ。これこそ外注会社の労働者にJR本体の約半分という低賃金を強制している元凶だ。

 この「出向負担金」制度を暴き、絶対に粉砕して、外注化・非正規職化粉砕へ組織拡大で闘いぬく。6・9集会の大成功をかちとり、国鉄決戦の勝利へ進撃しよう。
(関西・K)

国労組合員資格訴訟 
国労本部に釈明を迫る
国労組合員資格確認訴訟の第8回口頭弁論が5月22日、東京地裁民事第11部(団藤丈士裁判長)で開かれた。

 国鉄1047名解雇撤回闘争の終結を宣言して被解雇者の闘争団員から組合員資格を奪った国労本部に対し、4・9政治和解を拒否して闘う4人の闘争団員が、組合員資格の回復を求めて起こしたのが、この裁判だ。
 法廷で原告代理人は、これまでの原告側の主張を集大成した書面の要旨を陳述した。
 被告の国労本部は、「国労は企業別組合だから企業に在籍することが組合員資格の要件」と言い、組合員資格剥奪(はくだつ)を居直ってきた。解雇撤回闘争を否定し、労働組合の原則を解体する許し難い主張だ。

 これに対し原告代理人は、国労が歴史的に「企業別組合からの脱皮」を掲げ、今もJR内の他労組を「企業別組合の連合体」と批判している事実を挙げて、「被告の主張は虚偽」と断定した。


 国労本部は2010年に4・9政治和解を強行し、同年7月の79回大会で闘争団員を選挙権も被選挙権もない「特別組合員」にした。しかし、労働組合法は「組合のすべての問題に参与する権利」「均等の取り扱いを受ける権利」を組合員に保障するよう定めている。原告代理人はこのことを指摘して、被告の主張の矛盾を鋭く突いた。
 被告は「特別組合員の権利を制限することも団結自治の範囲内」と主張するが、均等に扱われない組合員など本来存在しない。「特別組合員」とされた時点で、闘争団員は組合員資格を奪われたのだ。原告側は「被告の主張と労組法の規定との関係を明らかにせよ」と被告に釈明を求めた。

 被告は「4・9和解を受けて79回大会で闘争団員を暫定的に特別組合員とし、翌年の80回大会で『JR復帰は不可能』との判断に基づき闘争団員の特別組合員資格の喪失を確認した」と言う。

 しかし、79回大会の時点で、成田昭雄さん、羽廣憲さん、石﨑義徳さんの3原告の鉄建公団訴訟は最高裁で、小玉忠憲さんの鉄道運輸機構訴訟は東京高裁で現に闘いぬかれていた。小玉さんの訴訟は今も最高裁で争われている。原告代理人はこの事実を突きつけ、「4原告の組合員資格剥奪は、闘争終結方針に従わなかった原告に対する実質的な除名処分」「規約によらない除名処分は違法無効」と力説した。

 国鉄闘争圧殺のために送り込まれた団藤裁判長も、原告側が求めた釈明に応じるよう、被告に促さざるをえなかった。

 次回期日は7月17日午後3時30分から。立証を巡っての本格的な攻防に入る。4・9政治和解と対決してきた国鉄闘争全国運動の発展にとって、この訴訟は動労千葉の鉄建公団訴訟や動労総連合の強制出向無効確認訴訟とともに、大きな意味を持つものになった。
 裁判に先立ち、原告を先頭に「共に闘う国労の会」は、国労本部を弾劾し、6・9国鉄集会への大結集を訴える宣伝行動を裁判所前で貫徹した。

 だ  ん   け  つ  2013年5月22日  
913
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

沖縄県民大会、
安倍・橋下への怒り天を衝く
 5・15沖縄闘争2日目の5月19日、「復帰41年 5・15平和とくらしを守る県民大会」が午後2時から宜野湾海浜公園野外劇場で開かれ、全国から3500人が参加した。
 沖縄労組交流センターを先頭に5・15闘争に全国から駆けつけた青年労働者、学生は、県民大会参加者に6・9国鉄集会への結集を呼びかけるビラまき、署名活動に決起した。「解雇撤回・基地撤去、非正規職を撤廃しよう!  労働者の国際連帯で辺野古新基地建設とめよう!」と書かれた横断幕の前で沖縄労組交流センターの労働者がマイクを握り、「新自由主義と闘う労働者の国際連帯の力で安保を粉砕し、基地を撤去しよう! 改憲と戦争の安倍政権を打倒しよう!」と訴える。

 平和行進で県民大会に結集する全国の労働者にビラをまき、国鉄10万筆署名を呼びかける。青年労働者たちが次々と足を止め、署名に応じる。NAZENもビラをまき、反原発署名を訴える。うまんちゅの会を先頭とする星野全国再審連絡会議は星野再審署名を訴える。さらに全学連三里塚行動隊が市東孝雄さんの土地取り上げに反対する署名を呼びかける。それぞれの署名に多くの労働者が署名し、活発な討論の場となった。

 3コースから平和行進が到着し、午後2時、昼から降り始めた雨が激しくなる中、県民大会は怒りのシュプレヒコールで始まった。「憲法改悪を阻止するぞ! 侵略戦争を許さないぞ! 安倍発言を許さないぞ! 人間の尊厳を冒涜する発言を糾弾する! 安倍は謝罪しろ! 橋下は謝罪しろ!」「オスプレイ飛来を許さないぞ! 辺野古新基地建設を許さないぞ! 県民は団結して闘うぞ! 全国と連帯して闘うぞ!」

 天を衝く怒りが土砂降りの雨となって降り注ぐ中、韓国・平沢(ピョンテク)から参加したソンガンホさんが「済州島(チェジュド)での海軍基地建設に反対している。沖縄から必ず米軍を追い出してください。沖縄を二度と戦争のない、平和な島にしてください。沖縄、台湾、済州島を結ぶ海を基地のない平和な海にしてください。私たちも皆さんとともに闘います」と訴え、「米軍基地出て行け!」と叫んだ。

 続いて「慰安婦は必要だった」と容認発言を行った橋下に抗議するために来日した慰安婦被害者の金福童(キムボクトン)さん(87歳)が「戦争をなくさなければなりません。戦争がどんなに怖いものか皆さん、ご存知でしょうか」と語りかけ、14歳で連行され慰安婦としてじゅうりんされた体験を語り、「戦争が終わって数十年、日本政府からは謝罪の言葉もありません。日本政府に対し、政治家が暴言を吐くことができないよう、皆さんが力を合わせてください。頑張ってください」と力を込めた。橋下はこの沖縄で「慰安婦は必要だった」と公言し、さらに在沖米軍に対し、「米海兵隊員による風俗の活用」を提言したのだ。絶対に許せない!

 「世界大恐慌の深まりと3・11情勢、そして帝国主義間・大国間争闘戦時代への突入の中で、沖縄闘争は決定的な位置を持っています。新自由主義と闘う沖縄闘争を国際連帯として押し上げていくことが急務となっています」(沖縄労組交流センターのビラ)。まさに5・15沖縄闘争は、階級的労働運動の歴史的な登場が今や遅しと求められていることを指し示した。(M)

パククネ政権打倒へ労働者大会、80年光州蜂起の精神継承を誓う
 5月17日、1980年の光州蜂起から33周年を迎え、「5・18民衆抗争33周年記念全国労働者大会」が光州現地で開かれた。韓国各地から闘う労働者が結集し、チョンドファン(全斗煥)軍事独裁政権との命がけの闘いに決起して虐殺された人々の墓に黙祷を捧げるとともに、米帝と結託して労働者への搾取強化と新たな虐殺をたくらむパククネ政権への激しい怒りをたたきつけた。

 この日の闘いは、パククネ政権の行う18日の官制式典と真っ向から対決するものとして闘われた。死者が眠るマンウォルドン(望月洞)墓地には労働者と市民が続々と訪れ、座り込みを行い、光州蜂起の戦死者に捧げられた歌である「あなたのための行進曲」が終日、繰り返し歌われた。

 民主労総の組合員約2千人は、墓地を参拝した後、午後3時から光州駅前広場で労働者大会を開いた。ヤンソンユン副委員長は、パククネが光州蜂起の歴史の抹殺を狙って追悼歌も歌わせまいとしていることを弾劾し、「死の闇を越えて軍部ファッショ勢力と対決した光州の労働者市民は時代の転換点を作った」と、その精神を引き継いで闘うことを訴えた。

 大会は全国公務員労組の司会のもと、パククネ政権の労働者・労組弾圧の激化に対する現場の怒りに満ちあふれたものとしてかちとられた。貨物連帯からCJ大韓通運の宅配労働者が生存権をかけたストライキに決起していることを報告し、学校非正規職労働者が6月ゼネストを訴え、保健医療労組などからパククネ政権との全面対決にのりだす決意が相次いだ。公共部門の民営化反対が叫ばれ、非正規職撤廃が正面課題に掲げられた。最後に「闘争なくしては歴史は繰り返される」で始まる決意文が読み上げられた。

 決意文では、アメリカ帝国主義と韓国パククネ政権が朝鮮半島を再び戦火に巻き込もうとすることに対し、労働者階級が光州蜂起を引き継いで決起し、戦争を阻止し、労働者の新たな社会に向かって前進することが高らかに宣言された。「80年プサン港に入港し、独裁政権を擁護した米空母が、今は戦争訓練で同胞を狙っている。80年を忘れないようにしよう。血の教訓を忘れないようにしよう」「われわれは知っている。80年の虐殺で始まった全斗煥政権は、最後はついに審判を受けたことを。今日のわれわれの闘争もまた、引き続いた資本独裁、親米独裁の鎖を断つだろう」「血みどろの抗争のど真ん中で命を投げ出した5月戦士たちの闘魂を継承し、労働者の団結した闘争で新しい歴史を開いていこう! 5月の敵たちが最も恐れる歌、「あなたのための行進曲」を力強く歌おう! 先に行くから生ある者はついて来い! 労働者の新しい社会に向かって前進、また前進だ!」

 軍事独裁政権の打倒をめざして蜂起した33年前の光州の労働者・学生・市民の偉大な闘いは、今日の資本・権力との闘いに完全に引き継がれている。今こそ日韓労働者が連帯して闘う時だ。ともに前進しよう!(CO)

 だ  ん   け  つ  2013年5月20日  
912
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

怒りが充満する沖縄
国際通りのデモは歴史的闘いの幕を開けた!
 「復帰」41年目の沖縄は怒りが充満している。5月18日、全国から結集した青年労働者と学生は、南部戦跡をめぐって沖縄戦の史実を学び、あるいは沖縄県庁前、国際通りで街頭宣伝に決起!

 午後4時前、県庁前の県民広場でマイクを握った沖縄の青年労働者が「みなさん、街頭は怒りに満ちています! 青年労働者が行った国鉄10万筆署名は69筆、学生が集めたNAZEN署名は58筆です」と報告し、司会進行。
 北部合同労組の青年労働者が、「ようこそ! 革命の火薬庫、沖縄へ!」と声を上げ、安倍、橋下発言に対し「沖縄の大地を取り上げ、核基地、不沈空母と位置付けて戦争をやろうとしているのは誰なんだ! このデモで沖縄の怒りに火を着けるぞ!」と弾劾した。
 続いて沖縄大学の学生も、沖縄大学の教授が「非正規職が6割の沖縄でせいぜい頑張りなさい」と言い放ったことを弾劾し、「沖大も法政大学と同じだった。怒りバクハツで頑張ります!」と檄を飛ばした。ただちにデモ出発!

 「死すべきなのは米軍基地だ! 死すべきなのは安倍政権だ!」「解雇撤回! 非正規職撤廃! 基地労働者の賃下げ、解雇を許すな!」

 デモは県庁前を右へ、那覇高校前を通り、開南通りからひめゆり通り、牧志からいよいよ国際通りに入る。沿道の反応はすごい! 商店から出てきて拳を突き上げる青年労働者。おばあたちが笑顔で手を振る。ずっと歩道を一緒に進む人たち。街中が一つになる。コールとともに跳ね上がりながら進むデモを中心に、街中が踊り出したような解放感だ。ぎらぎらの日差しも一緒に怒っているようだ。

 県庁前に戻ったデモ隊を前に沖縄の青年労働者が「闘いが始まりました! 150人で出発したデモは300人になりました!」と報告し、「一緒にデモしたみなさん、ただちに5・18沖縄集会へ結集しましょう」と呼びかけた。歴史的な5・15闘争が始まった!(M)


 だ  ん   け  つ  2013年5月10日  
911
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378
香港港湾非正規労働者のストライキが大勝利 
「この闘いは、まだ終わらない」
 3月28日より始まった、香港のコンテナ労働者を中心とする港湾非正規労働者のストライキは、5月1日のメーデーの5000人デモを経て、5月6日、40日間の不屈の闘いを貫いて、ついに労働者側の勝利に終わった。

 港湾を支配する香港最大のブルジョアジーである李嘉誠の拠点・長江実業グループと派遣会社は、この非正規労働者の40日間の闘いに追い詰められた。そして労働者は、次のような勝利を資本に対して勝ち取った。
長江実業グループ本部ビル前を占拠し、抗議する港湾日正規労働者
 ①すべての労働者の基本給9.8%の賃上げ
 ②労働者が自分の判断で機械(クレーンなど)を止めて、食事を取れるようにすること
 ③労働者が必要なときに仕事場を離れて、トイレに行けること
 ④会社は労働者に協力して、職場の安全や労働者の健康の状況について調べ、積極的に改善計画を実行すること
 ⑤労働者を平等に扱い、ストライキに参加した労働者の責任を追及しないこと

 港湾業職労働組合総幹事の何偉航氏は、「派遣業者は白紙に文字を書くという確かな証拠となる形で、賃上げ、トイレや食事の仕方の改善などを承認した。今回のストライキの勝利はまだ半分だと考えている。資本を追いつめて、全香港市民の前でこれらを承認させることに成功したが、労働組合の団体交渉での地位はまだ定まっていない。この点で負けている」「この闘いはまだ終わっていない」「港湾の労働者はついに立ち上がり、そして港湾の仕事に戻る。これは小さな一歩だが、同時に港湾業の将来に向けた大きな一歩である。仲間たちはみんな同じ気持ちだ。労働組合は闘いを継続し、今後の賃上げの実行や職場の安全や労働者の健康問題の解決などで力を発揮しなければならないと」語っている。また香港労働組合連盟の組織幹事である陳昭偉氏は、「かなりの賃上げを勝ち取ったのは労働者の勝利だ。ストライキは労働者のいくつかの要求を満たしただけでなく、労働組合の力を強めた」と発言した。

 今回の港湾労働者のストライキは、香港労働運動史上歴史的な勝利を勝ち取るとともに、その地平を総括し、今後の闘いの新たな出発点となったのである。

 この闘いは何よりも非正規労働者の怒りと団結の勝利である。資本との40日間にもわたる不屈の闘争が切り開いた地平である。闘いが続けば続くほど、新たに闘いに参加する非正規労働者が増大し、労働組合への加入者が増えていった。まさに団結の拡大である。

 またこのストライキが学生の決起を促し、その連帯闘争で勝利したことも画期的な地平である。遠く北京大学の学生も支援に駆けつけた。

 さらに労働者の国際団結の生み出した勝利である。このストライキには、香港で働く東南アジアからの出稼ぎ労働者がともに闘った。大陸の戦闘的な労働者も支持を表明し、カンパなどを送り、その額は1億円近くに至った。そして「ひとつの海の労働者は団結しよう!」という彼らの訴えにこたえて、ILWU Local10が連帯声明を発し、また民主労組の労働者が連帯メッセージ写真を送付した。彼らの集会ではインターナショナルがうたわれた。こうした労働者の国際連帯も、この勝利の背後にある。

 「外注化阻止・非正規職撤廃」の闘い、そして国際連帯闘争こそ、世界の労働者階級の共通の闘いの課題であり勝利の展望である。国鉄決戦、自治労決戦を闘い、6.9へ! 香港や中国をはじめ全世界の労働者の連帯を求めて闘おう!(K)

闘うメーデーの復権を!
被災地メーデーを勝ち取ったぞ!
 5月1日、被災地・仙台でも闘うメーデーを自分たちの手でやろうと、みやぎ連帯ユニオン、東日本大震災現地救援対策本部の呼びかけで「5・1被災地メーデー」が開催され、宮城・福島から70名が結集しました。

 集会はみやぎ連帯ユニオンの鈴木光年書記長の司会で始まり、まず同じく連帯ユニオンの金子哲夫委員長が基調報告を行いました。金子さんは、「震災から2年、復興とは名ばかりでその影にはさらなる非正規化、被災地、とりわけ福島の切り捨てが進んでいる。私たち連帯ユニオンは、震災直後からこれまでさまざまな雇い止め、賃金未払いなどの資本の攻撃に対して闘って、これを粉砕すると共に団結を固めてきた。労働者が団結すれば勝てるんだ。3・11福島行動の大成功で国際連帯もさらに深まった。この地平をさらに押し広げよう。動労千葉のように闘おう。6・9国鉄闘争全国集会に被災地からも大挙駆けつけよう」と熱く提起しました。

 続いて、4・26自治労ストの闘いを牽引した仙台市職労の神保美彦副委員長が、「今回の闘いは画期的な地平を開いた。執行部は市当局が賃下げを明言しないことをもってスト方針を倒した。しかし、現場には怒りが充満している。7.8%も賃下げされて生きていけるか。これに闘わなかったら組合の存在意義などない。これは現場の仲間みんなの思いだ。だから動労千葉を支援する会のなかで議論を重ねて、早朝職場集会という形だけど闘いを貫いた。今後も断固闘う」と発言しました。

 みやぎ連帯ユニオン東北石けん分会、全逓、教労、星野救う会から発言を受けました。そして福島からは3・11行動の勝利と、診療所の闘いの着実な前進が報告されました。学生からは4・25法大闘争での東北大自治会・青野委員長不当逮捕への激しい弾劾と、奪還への支援が訴えられました。(青野委員長は5月5日に奪還!)

 その後はデモ行進です。春とは思えない肌寒い天気の中、青年労働者を先頭に元気よく一番町アーケードから青葉通りまでのデモをやり抜き、道行く人たちの圧倒的な注目を受けました。
 今年、連合宮城はメーデーを4月27日にやりました。初めてのことで、職場の周りの仲間も「とうとうここまで変わっちまったか」と嘆いていました。メーデーは5月にやってこそのメーデーです。そして、メーデーはあくまでも闘いの日です。この闘うメーデーを断固貫こうと私たち宮城・福島の仲間は立ち上がり、闘いをやり抜きました。

 私たち労働者の闘いの勝利は、国鉄闘争の勝利にかかっています。私たちは、この日午前同じ場所であった全労連系のメーデーにビラまきと国鉄闘争全国運動の署名呼びかけ行動に立ち上がり、100筆をこえる署名を集めることができました。解雇は許さないという気持ちは、すべての労働者に共通する思いです。この労働者の階級性に断固依拠して闘うことが決定的なんだということを、私たち被災地の労働者はこの間つかみ取ってきました。これからも、闘いの先頭を私たちが担うんだという決意を確かめたメーデーでした。(宮城 NJ)


 だ  ん   け  つ  2013年5月4日  
910
東京北部ユニオン 「街」分会
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5・1新宿、動労総連合先頭に
闘うメーデー復権出発点築く!
新宿中央公園でのメーデー集会
 5月1日、動労千葉・動労総連合の呼びかけでJR貨物本社抗議行動と新宿メーデーが戦闘的に闘いぬかれた。

 正午、動労千葉や動労水戸の組合員を先頭に410人が、新宿駅新南口にあるJR貨物本社前に結集した。一方的な大幅賃下げをたくらむJR貨物は、5月からもその実施に着手する構えでいた。しかし、動労千葉を始めとする賃下げ絶対反対の闘いは、JR貨物の労働者全体の怒りに火をつけ、裏切り妥結を狙っていたJR総連・日貨労の策動も粉砕して、5月実施を打ち破った。だが、JR貨物があくまで大幅賃下げをたくらんでいることは変わらない。

 貨物本社前に陣取った労働者は「賃下げ絶対反対!」「分割・民営化破産のつけを労働者に押しつけるな!」とシュプレヒコールを繰り返した。警察権力の妨害をはねのけて貫徹されたこの行動は、JR貨物に徹底的な打撃を与えた。

 午後2時からは、メーデーデモに向けての集会が新宿中央公園で開かれた。
 主催者を代表して動労千葉の田中康宏委員長が、JR貨物本社抗議行動の成功を確認するとともに、メーデーを労働者の闘いの日として復権させる唯一の闘いが新宿メーデーだと宣言した。貨物支部の各組合員が、賃下げを絶対に許さずさらに闘う決意を表明した。さらに、JR東日本の組合員、動労水戸の石井真一委員長がJR東日本の外注化と徹底対決すると発言した。

 また、東京の自治体労働者が4・26自治労全国統一ストに至る職場での奮闘を報告し、7・8%賃下げとの攻防はこれからが決戦になると訴えた。

 集会後、直ちにデモが出発した。500人を超えるデモは、都庁、JR東日本本社、JR貨物本社に怒りの声をたたきつけながら進み、新宿の街を席巻した。「非正規職撤廃!」「首切り自由を許すな!」「生きることのできる賃金をよこせ!」のシュプレヒコールは、街を行く青年たちの心をつかんだ。

 デモ到着点の新宿文化センターで集約集会が開かれた。参加者は600人を超えて膨れあがった。動労千葉の長田敏之書記長が「今日の闘いをきっかけに、メーデーを『闘うメーデー』として復権しよう。今日はその出発点を打ち立てた。この闘いを職場に持ち帰り、来年の5月1日はこれを倍する闘いに発展させよう」とこの日の闘いの勝利確認するとともに、5月からが本格的な決戦になると訴え、国鉄闘争全国運動6・9全国集会への総結集を呼びかけた。

 動労水戸の照沼靖功さんが「この息吹を職場に持ち込み、自らの職場で闘いをつくろう」と元気に呼びかけ、郵政非正規ユニオンの齋藤祐介委員長は午前中に行われた郵政本社への抗議・申し入れ行動について報告、自治体の青年労働者が4・26に向けての職場での闘いを生き生きと報告しさらなる闘いへの決意を述べた。さらに全学連の斎藤郁真委員長が4・25法大弾圧を徹底弾劾し「いまだ獄中にいる2人の仲間を取り戻す」と発言。前日の4月30日をもって請負契約解除=雇い止めを強行された青年が、全身に怒りをみなぎらせて闘いの決意を表明した。

 最後に、この日の午前に解雇撤回を求めて社前行動を闘い抜いた東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の吉本伸行書記長が「今日の闘いは大成功した!」と勝利を宣言、「この力で、この場の一人ひとりが職場に闘う労働組合をつくろう。6・9集会には職場の仲間を連れて総結集しよう」と次なる闘いを提起した。
 5・1メーデー闘争は、2~3月春闘での奮闘、4月スト貫徹に向けた渾身の決起のすべてを集約する闘いとして大高揚をかちった。同時に、雇用と賃金の全面破壊に突き進む安倍政権と日本経団連への労働者人民の憤激の最先頭に立ち、「闘う労働運動の復権」「闘うメーデー」を正面から掲げて連合や全労連、全労協に代わる結集軸として高らかに名乗りを上げた。この闘いを引き継ぎ、5月8日の動労総連合の強制出向無効確認訴訟(午後1時5分、東京地裁)、動労千葉鉄建公団訴訟控訴審(2時30分、東京高裁)を全力で闘い、6・9国鉄全国集会に大成功に向けて突き進もう。(O)
JR貨物本社前での抗議行動 動労千葉先頭にデモ

 だ  ん   け  つ  2013年4月28日  
909
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378
4・26自治労全国統一ストライキ
 茨城では県職労が昼休み集会を行いました。茨城労組交流センターは、動労水戸の石井真一委員長を先頭に自治体労働者激励・連帯のビラまきに決起しました。

 茨城県内の自治体、とりわけ県の橋本知事体制は、独自の行政改革を推進し、現業職場の廃止・統合を進め、労働組合の弱体化政策をとってきました。また、非正規公務員を拡大する一方で不当な雇い止めを強行してきました。
 3・11から2年、県内の自治体労働者は甚大な被害を受けた農民、漁民、労働者とともに身を粉にしてあらゆる業務を遂行してきました。 夜10時になってもこうこうと灯りがついている県庁舎には、帰ることができない自治体労働者が命を削って労働しています。県当局の調査でも半数の労働者が心身の不調を訴えていることが判明しています。激しい怒りが爆発寸前になっています。

 今回の自治労統一ストライキに際して、県職労は県職新聞号外の一斉配布と26日当日の昼休み集会という方針を打ち出しました。労組交流センターは、昼休み集会が開催される県庁北側の開発公社ビル前に陣取り、集会参加の労働者へのビラ配布を行いました。反応は様々ですが、ほとんどの労働者がビラを受け取ってくれます。「給与削減反対」「団結して闘おう」と呼びかけると、受け取ったビラをくいいるように読んでいる姿が印象的でした。

 自治体部会の仲間とは、今回のストライキ方針をめぐって職場で、なぜストライキなのかをめぐる論議が始まったことが大きな前進だ、交流センターが意識的にすべての職場で大衆討議の先頭に立とうと一致しました。ストライキをやろうという声がわき上がってくる職場にしていくために、労組交流センターが日常的な攻防に責任をとる存在になっていくことが一切の鍵です。今こそ、1047名解雇撤回・10万筆署名に立ち上がり、6・9国鉄闘争大集会に結集しよう。(茨城・T)
愛媛県職労は、7時45分から8時半までの早朝時間外集会と、県庁全庁舎内デスクへのビラまき、さらに県内主要職場へのビラまき行動を行いました。

 朝の7時半、県庁前には県内各職場の執行委員が集まり、県庁前に宣伝カーを横付けして20人で集会を開始、はじめに自治労愛媛県本部の若宮委員長が「5年間賃下げを続けてさらに7・8%賃下げ強行は許せない」とあいさつ。愛媛県職労の宇都宮委員長がこの間の経緯と賃下げ絶対反対の決意を表明して、執行委員によるリレートーク集会が始まりました。
 「今回の賃下げは6千万労働者のうち、直接で500万、公務員準拠の労働者を含めれば1千万人の賃下げであり、若い人の未来を奪う、解雇自由の仕組みをつくるものです」
 「人事院勧告という『ルール』で公務員のストライキ権を奪っているにもかかわらず、このような賃下げに対しては、憲法にも保障されたストライキ権を断固行使して闘います」
 「全国で今日ストライキに入っている仲間がいます。ぜひご支援お願いします」
 「官民問わず、労働者の怒りで賃金破壊を阻止しましょう」
 怒りに満ちた発言が次々と表明されました。

 これと並行して行動参加者が全庁舎のデスクへのビラまきを開始し、県庁門前での通勤労働者へのビラまきと並行して「内と外」一体でビラまきをやりました。庁内ビラまきから帰った組合員は「すごく反応が良かった」「頑張ってくれと言われた」「若い人たちはまだ実感がないようで、もっと訴えの内容を入れて行かなければ」と感想を語りました。

 26日は執行委員が県内の主要職場を訪問して、愛媛県職労機関紙「県職通信」を配布して闘いました。これから5~6月へ、賃下げ絶対反対の闘いのスタートが切られた行動でした。(愛媛労組交流センター H)

4・26自治労全国統一ストライキ
大 阪
 大阪市職では、早朝の職場集会が各地で開催されました。橋下による組合つぶし・団結破壊と対決して職場集会が開催されたこと自身が現場の怒りの激しさの表れであり、3~4月の国鉄を軸とした外注化阻止の闘いと2・24橋下打倒集会が切り開いた地平です。

 4・26ストライキに向けて、職場からの激しい怒りの声が大阪市職本部に対してたたきつけられました。

 「7・8%の賃下げは生活をめちゃくちゃにする。この間『子どもの受験代を稼ぐため』として副業をした仲間や『ローンを払えなかった』と税金滞納に追い込まれた仲間が重処分の対象にされている。さらに市バス運転手の仲間は20%も賃金をカット、現業労働者も最大で25%のカットに組合本部が合意するなど許せない」

 「職場の状況はストライキで闘う以外にない所まで来ている。民営化・外注化はすでに全職場に波及している。大阪都構想の号令のもとに『1カ月でやれ』『今週中にやれ』『今日中にやれ』などという無茶苦茶な仕事が次々振られ、いくら仕事をしても終わらない。さらに現場のことを一切顧みない『組織改革』と要員削減。そこに『組織力のアップをしろ』という気持ちの悪いアナウンス! 組織を破壊しておいて、よく言えたもんだ!」

 「建設局では下水道の経営形態変更というとてつもない勤務労働条件の変更について、当局は『交渉しない』という暴挙に出ている。しかしストライキを軸とするならば、超勤拒否、順法闘争など、力ある闘い方はいくらでもあるはずだ」

 こうした現場からの怒りの決起に呼応して、市役所本庁、全区役所、下水処理場、環境事業センターなどに一斉にストライキ方針のビラが配布されました。特に民営化・外注化攻撃の対象となる職場からは「今ストライキをやらずに何のための組合なのか」「橋下をぶっ飛ばしてやりたい」という怒りの声が次々と寄せられました。

 4・.26は始まりに過ぎません。「仕方がない」と怒りを抑えるのではなく、怒りや悩みを共有し、この現状を変える挑戦を始めよう! 5・1メーデーから5月ストライキへ、支部・職場から闘いを組織しよう!(大阪・I) 

賃金破壊・首切り自由を許さない! 外注化阻止!

5・1新宿メーデーへ

▼JR貨物本社抗議闘争  正午 JR新宿駅東南口集合(午後1時まで)
▼デモ 午後2時 新宿中央公園「水の広場」(新宿区西新宿2―11) 午後2時30分 デモ出発

 だ  ん   け  つ  2013年4月28日
90
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

4・26自治労全国統一ストライキ
闘争/東京
  江戸川区を始め宣伝行動が取り組まれました。
 東京の北部地域では、地域の労組が結集し、自治体労働者と共に区役所前でビラまきを行いました。参加したのは精研労組、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会、東京労組交流センター。「極限的な多忙化や7.8%賃下げ攻撃は、医療労働者への攻撃と同じ新自由主義攻撃だ。ひとつになって闘おう!」精研労組は資本とのぎりぎりの攻防を前日までやり抜き、この日春闘ストライキに敢然と決起、支援連帯を求めて独自のチラシを作成して登場しました。鈴コン分会はショーワ・ジェコー闘争への出発前に参加、「ストに連帯して来ました!」と限りない連帯の意を込めて元気よくビラまき!

 「今日はストなの?」。興奮気味に同僚と会話しながら通勤していく労働者たち。庁舎前には精研労組と鈴コン分会の赤旗がたなびき、さながら区役所全体がストに入ったかのような雰囲気でした。参加者は終了後、「自分も自治労の組合員になった感じだ!」「ストに入る攻防を闘い抜いて地域共闘としてやり抜いた。達成感がある」「5・1メーデーに自治体労働者とともに決起していきたい」と、口々に感想や意気込みを語りました。自治体労働者バッシングをのりこええる団結の拡大は、労働者の怒りと決起を必ず解き放つ!そう確信できる、労働者としての一体感がかつてなく高まる行動でした。(東京・M)
  新潟 新潟県内では、26日、県職労の時間外集会や市町職労の集会・職場ビラの一斉行動が闘われました。

 県知事や各市長が「地方交付金削減に反対」姿勢の中、直前に組合との交渉が行われたが、当局は「検討中」との回答に終始するのみ。しかし、県職労本部は「交渉窓口が継続された」と1時間ストの延期を決定。新潟市職労は「削減するともしないとも言えない」の回答にもかかわらず、職場ビラまきだけと大衆行動を放棄してしまいました。
 新潟県労組交流センターの仲間たちは、早朝から新潟市職と県職のビラまきに決起しました。「自治労80万の団結で安倍政権の賃下げ打ち砕け! 第2波、第3波をストで闘おう」という、新潟市再任用解雇撤回裁判の原告の斎藤実さんのチラシが出勤する自治体労働者に吸い込まれるように受け取られました。県職の労働者も集会中、熱心にビラを読んでいました。 (新潟・H)

   栃木

 25日夕方から26日早朝にかけて、県職労の各職場を中心に自治体労働者の職場集会が県内各地で開催されました。どの職場集会でも役員は「いつにない多くの(組合員の)結集」を語っていました。配布されている各職場のビラを組合員は食い入るように読んでいます。国=政府による暴力的な賃金削減への怒りが伝わってきます。
 ある単組では、組合役員も含め、現役でいる組合員の誰もが職場集会すら経験したことがない中で、組合員ぶんの数だけ揃っていない腕章を「誰が着けるのか」が討論になったり、続々と集まってくる組合員をどこに集めればいいのか、旗をどこに立てるのかなどが一つひとつ問題になっていました。

 そして集会開始。シュプレヒコールも最初は誰からも腕(こぶし)が上がりません。比較的年配の組合員がおずおずとこぶしを振り上げます。それを見て、その回りの組合員から次々とこぶしが振り上がっていきます。最後の「団結がんばろう」ではきれいに全員のこぶしが高々と振り上がりました。「勝利するまで団結してがんばろう!」と。
 最初はおずおずと遠回りに集まってきていた組合員が、「いつにない結集」の集会に集まり、元気よくこぶしを振り上げ、シュプレヒコールをあげ、団結がんばろうを三唱するうちにみるみる表情は活き活きとしてきます。自治労本部などの思惑を越え、ついに「パンドラの箱」が開いた瞬間でした。「怒りのマグマ」という妖怪(ようかい)はついに噴き出したということです。

 今回の経過のなかで、ある単組はストライキを打ち抜くために1週間も徹夜して「通行証」を作っていました。当局との交渉の時には、組合事務所にその経過と結果がどうなったのかを聞きに組合員が何人も訪ねてきていました。「ストライキができなくて悔しい」と語る組合員。

 闘いは始まったばかりです。国も県市町当局も、結局のところ何も打開策はありません。労働組合が全部をひっくり返す以外になんの「解決策」もないということです。

 5・1メーデーから6・9国鉄集会へ。今回新たに決起を開始した組合員とさらに強く結びつき、拠点をつくり、絶対に自治体のみならず全国ゼネストを実現するまでやむことのない闘いをやり抜いていきたいと強く決意しました。(栃木・M)

倉 敷

 岡山県倉敷市真備支所前では、8時から「7・8%削減反対総決起集会」が自治労倉敷の主催で行われ、組合員と地域の労働者が参加しました。集会では百本委員長が、「1か月ただ働きしろという、今回の賃金下げを絶対に許してはならない。今日は、全国でストライキを含む統一行動が闘われている。全国の仲間と共に闘う。ストについて、組合で議論してきた。闘いはこれからだ。ストライキで闘おう」と訴え、7・8%削減絶対反対!団結ガンバローで集会を締めくくりました。 
 自治労倉敷は、本部のスト準備指令の段階から、機関紙をとおして全組合員と議論を開始し、拠点の真備支所では、3月27日夕方に職場集会を開催しました。さらに、スト指令を受け委員長を先頭に、各職場で討論を重ねました。前夜には、全組合員を対象に総決起集会を開催し、各職場からの報告では賃金削減に対する青年労働者の怒りの声があがりました。

岡山県当局を始め、岡山のいくつかの自治体ではすでに賃金削減が提案されています。組合員からは、「県本部が闘う方針を出さないのなら、他の単組と連携して闘うべきだ」という意見も出されました。倉敷市当局も「実施が決まれば6月議会で条例化する」としています。執行部を先頭に団結を固め、ストライキで闘おう。(岡山労組交流センター・N)


 だ  ん   け  つ  2013年4月15日
907
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

公務員賃下げ反対! 4・12公務労協集会に6千人 国鉄署名は349筆

 4月12日夕刻の公務労協主催の春闘集会は、主催者の動員枠をはるかに上回る6千人を超える大結集でかちとられました。

 会場の日比谷野外音楽堂を埋めつくした参加者の思いはただ一点、公務員賃下げ絶対反対です。安倍政権による公務員賃下げを突破口とする賃金破壊・雇用破壊の大攻撃に対し、4・26自治労全国ストライキで立ち向かうのか否か。これを最大の焦点として、北海道や九州・沖縄を始め全国から大結集してきたのです。全員が赤鉢巻をしめて決意を示す県本部の隊列も目立ちました。

 労組交流センター自治体労働者部会と教育労働者部会、動労千葉を支援する会は、日本教育会館を会場として午前、午後と連続的にもたれた自治労青年・女性部集会、県本部代表者会議などに対する宣伝・署名活動に続いて、野音正門前に20人で登場。マイクによる熱烈なアジテーションを行い、部会のビラや国鉄闘争全国運動のタブロイド版リーフを配って、続々と結集してくる全国の公務員労働者の仲間に訴えました。4・26全国一斉ストライキを貫徹し、公務員賃下げを打ち破ろう! ギリシャの労働者のように、公務員労働者は全労働者の先頭で闘おう! 闘う労働組合をよみがえらせよう! みんなニコニコしながらビラを受け取っていきます。1日でまいたビラは、3千枚を超えました。ストライキの大号令がいかに労働者を元気づけ、これまで抑えつけられてきた怒りを解き放つことになるか。生きた証明です。

 同時に、国鉄1047名解雇撤回の動労千葉・鉄建公団訴訟10万筆署名の呼びかけに多くの労働者が次々と応じ、8人の仲間が持った署名板に列が出来て、そこかしこで会話が弾みました。なんと1日に集まった署名は、349筆。全国の単組や支部の委員長もしてくれました。「公務員の岩盤を突き崩す」ものとして国鉄分割・民営化以来の歴史的攻撃としてかけられてきた賃下げと雇用破壊、団結破壊の大攻撃に対して、動労千葉を先頭に1047名解雇撤回闘争が闘い続けられ国と資本を追いつめている事実は、全労働者の希望の星となるものです。みんな真剣に、公務員攻撃と真正面から闘おうとしているのです。この怒りと闘いの意欲を真に解き放つものこそ、国鉄決戦と一体となった4・26自治労全国ストライキです。

 公務労協の集会自体は、公務労協議長の日教組・加藤良輔委員長、副議長の自治労・徳永秀昭委員長、そして来賓の連合・古賀伸明会長、民主党・海江田万里代表など、すべてがすべて、怒りなしには聞けない発言でした。民主党の海江田代表にいたっては、民主党政権下で強行した国家公務員の退職手当と本給・一時金大幅削減について、「公務労協のみなさんの支持を得て行った」とまで発言しました。ふざけるのもいいかげんにしろ! 公務員賃下げ絶対反対の闘いは、こんな連中による労働者支配を現場労働者の怒りで打ち倒して、闘う労働組合を再生する闘いです。全国の全職場で議論と闘いを進め、4・26全国スト貫徹に突き進もう。(東京・桜井 潤)

広島県労組交流センター定期総会、
4月スト貫徹
5・1メーデーへ総決起態勢

 4月6日、広島県労組交流センターの2013年度定期総会が開催された。3月決戦の地平を引き継ぎ、4月ストライキ貫徹、5・1メーデーへ向けての総決起の場として総会は実現された。

 冒頭、3年にわたる弾圧との闘いの勝利者として出獄してきた中山草津病院支部委員長が「弾圧には組織拡大・団結強化で応えます。第2幕の始まりです」と、断固たる出獄のあいさつを行い、熱烈な拍手がわきおこった。

 自治体の青年労働者を議長に選出の後、大江照己動労西日本委員長が、動労千葉とともに闘った3月ストライキについて勝利感あふれる特別報告を行い、「4月にもストを配置して闘う」と決意を述べた。

 議事に入り、植野定雄事務局長が議案を提起した。「ひとりの決起が全情勢を変えていく。交流センターが4月スト情勢を切り開く活動家集団に飛躍しよう。公務員に対する激しい賃下げは全労働者にかけられた攻撃だ。全労働者とりわけ青年労働者の怒りを組織し4月スト貫徹へ。さらに動労千葉の呼びかけにこたえ5・1メーデーを広島でも闘い、6・9国鉄集会の大結集へ」と鮮明な提起が行われた。

 続いて広島で3月決戦を先頭で闘い、4月スト情勢をけん引する3つの拠点職場からの報告が行われた。まず、4・26自治労統一スト貫徹へ闘う自治体部会の労働者が、7・8%賃下げは全労働者への攻撃だとして、共に立ちあがることを呼びかけた。中山委員長を奪還した広島連帯ユニオン・草津病院支部からは、「反合・運転保安闘争路線を医療職場に確立し、重大事故が相次ぐ草津病院に労働者の団結を作り出していく」と発言があった。広島県地域保健医療推進機構での3月末雇い止めを粉砕したユニオン・推進機構支部は、職場の闘いを地域共闘へ発展させていくと述べた。

 討論の冒頭、学習塾で働く非正規の青年労働者が発言に立った。「連帯ユニオンの組合員通知を行なって団交を開始した。会社は仕事外しをしてきたが、それは資本が弱味を見せたということだ。徹底的に闘う。さらに地域も組織したい」と生き生きと自己解放的に闘う決意を表明した。その後、広大生協労組、高陽第一診療所労組などから発言が続いた。

 2013年、広島県交流労組センターの組織的飛躍をかけ、引き続き任務を担っていく執行部が承認され、森実智恵美運営委員が「4月ストへ総決起を」とまとめの提起を行い、「団結がんばろう!」で熱気に包まれる中総会は終了した。

 広島交流センターは、総会の成功を受け4月スト情勢を切り開く闘いにただちに打って出た。4月8日に行われた、連合広島官公部門連絡会主催の県庁前10000人集会へ広島交流センターは15名の部隊で登場し大情宣活動を行なった。集会へ結集してくる組合員は、「スト貫徹、賃下げ阻止」と大書したビラをどんどん受け取る。青年も多い。「絶対許せない」「ストライキやりたいですね」と表明しながら解雇撤回・JR復帰署名にも続々と応じ、1時間半で80筆が集まった。会場で『前進』を広げて読む組合員も。集会ではストについて一切触れなかったが、現場には怒りと闘いの意欲が充満している。広島県労組交流センターは、この怒りを解き放つために職場で、地域で総力で決起する。(投稿・広島県労働組合交流センター・A)

 だ  ん   け  つ  2013年4月10日  
906
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

ちば合同労組モリタ分会
ストライキ突入

 ちば合同労組モリタメディック分会がストライキに突入しました。支援する会・習志野も支援行動にかけつけました。

 歯科総合商社であるモリタは、モリタ東日本物流センターで商品仕分けや検品、発送などの倉庫業務をティーオーピープログレス株式会社(TOP)に業務委託していましたが、モリタはTOPへの業務委託を4月末をもって打ち切ると言っています。その結果、TOPで働く労働者が仕事を失う状況になろうとしています。ちば合同労組モリタ分会は、請負業務の継続かモリタが全員雇用すること、モリタとの団体交渉を求めてストライキに突入しました。千葉県内から40人の労働者が結集しました!

 9時30分、ストライキを通告して、2人の労働者が登場!ストライキに決起した労働者が、倉庫内で働く仲間に熱いアピール!
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 何年も仲間と一緒に働いて職場を動かしてきたのに、請負契約打ち切り=解雇攻撃で仲間がバラバラに分断される怒り、労働者を簡単に首を切ろうとしているモリタやTOPへの怒り!
 
 モリタは誤配を理由にして請負契約を切ろうとしているが、みんなで協力して誤配をなくしてきたのに、請負契約を打ち切るなんて許せない!
  動労千葉組合員で、千葉労組交流センター代表の佐藤さんから、ストライキ連帯のアピール!動労千葉もストライキで闘っています!

労働者の怒りに恐怖して、配送作業をやらずにシャッターを閉めるモリタ

怒りのシュプレヒコール!
請負契約打ち切りを許さないぞ!
偽装請負弾劾!
ストライキで闘うぞ!
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香港非正規港湾労働者へのストライキ支持拡大 7日に5000人デモ
香港の非正規港湾労働者のストライキは、弾圧にも屈せずに不屈に続いている。6日に埠頭労働者の労働組合は組合大会を開催し、23%の賃上げを要求してストライキを継続することを決定した。会社側は5000香港ドル(約6万3000円)をストに参加しない労働者に支払うことで労働者を分断するという卑劣な工作をしているが、労働者たちは5000香港ドルのために人格を会社に売ることはできないと訴えている。そして団体交渉には派遣先である香港国際コンテナ埠頭だけでなく、派遣元の派遣会社の代表の出席も要求していくことを確認した。さらに賃金の問題だけでなく、職場の安全問題についても会社と団交していくことを決定した。

 この非正規労働者のストライキは空前の支持を受けている。大陸を含む全国からのカンパは200万香港ドル(2512万円)に達した。5日には香港大学の学生のみならず遠く北京大学の学生までが駆けつけて、この港湾労働者のストライキの支援行動に決起した。「学生と労働者の関係について、論じようとは思わない。この社会の機構の中で、私たちは一体だということをただ感じるだけである。一切は権利のための闘争であり、それは誰もが同じではなかろうか? …これはひとつの社会的共同体的存在なのだ」と、ある学生は語っている。抑圧と搾取に抗して、労働者階級と学生の熱い団結が勝ち取られているのである。


 こうして大会の翌7日に、香港国際コンテナ埠頭を牛耳る香港最大のブルジョアジー・李嘉誠の長江実業グループの本部、及び香港特別行政区政府へのデモが行われた。このデモは参加者が5000人の達し、香港市民の熱烈な参加と共感を呼んだ。
4月7日の5000人デモ
 埠頭労働組合の代表は「こんなにも多くの市民が、私たち埠頭の兄弟たちを支持するために街頭に出てきてくれるとは想像もできませんでした。本当に感動です」と特別行政区政府前の集会で発言している。

 このデモでもうひとつ特徴的なことは、香港で働く東南アジアからの出稼ぎ労働者が合流し、港湾非正規労働者のストライキの支持を表明して闘ったことである。彼らは「港湾非正規労働者は、私たちと同じだ。同じように抑圧され、搾取されている」と訴えてデモに参加した。「労働者に祖国はない」。香港の港湾非正規労働者の闘いは今国境を越えた闘いとなり、大陸と東南アジアを結んで東アジア全体を揺るがす闘いなっているのである。それは非正規労働者の境遇と存在が、今や世界の労働者階級の現実そのものであり、労働者は勝利するために国境を越えて団結を求めているからである。

 このストライキに決起したのはそもそも埠頭の非正規のコンテナ労働者だが、彼らの闘いは今や港湾の物流や運輸労働者の組合にも波及し、8日にはこれらの労働者を含む港湾労働者の一斉ストライキに発展しようとしている。港湾の非正規労働者の不屈の闘いは、大激動に突入した。

 こうした大激動に対応し、国際団結を作り出していく闘いの核心はまさに「外注化阻止・非正規職撤廃」の中にこそある。団結を求めて全力で闘い抜こう!(K)
  
ストライキ支持を表明する北京大学学生の横断幕。埠頭非正規労働者支持のデモをする香港外国人使用人労働組合所属の東南アジア各国の労働者


 だ  ん   け  つ  2013年4月5日
905
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

JR西日本入社式で
動労西日本への加入を訴える
 動労西日本と支援の労働者は4月1日、20人でJR西日本本社前付近に登場し、入社式に参加する新入社員労働者に動労西日本への結集を訴える宣伝行動をやり抜いた。

 新入社員全員が通る交差点に布陣し、動労西日本近畿支部の旗、のぼり旗を林立させ、山田和広書記長や赤松賢一副委員長、中西剛執行委員の青年部が中心になってマイクを握った。3月ストを打ち抜き、4月ストを闘いぬく動労西日本の存在を力強く訴えた。

 闘う労働組合の登場を恐れるJR西日本は、この日も新入社員を吹田研修センターに前泊させ、「アドバイザー」と称する人事・労務担当者の統率の下、「護送船団方式」で隊列を組ませて会場入りさせた。組合紹介リーフを受け取らせないためだ。しかし、こんなやり方はもはや通用しない。動労西日本青年部の圧倒的なアジテーションがJR西日本の姑息(こそく)なやり方を吹っ飛ばして新入社員に届いていった。3月春闘ストを打ち抜き、JR西日本の外注化・非正規化攻撃と真っ向から対決し、組織拡大闘争を闘い抜いてきた青年労働者の自信と確信が、新入社員の心をつかんだのだ。実際に、入社式にあわせて動労西日本青年部がつくった「動労西日本に入ってストライキで闘おう」と書かれた組合紹介のカラーリーフは予想はるかに超えて新入社員の手に渡っていった。われわれは2回に分けて行われたJR西日本入社式闘争を完全にやり抜いた。

 また、この日初めて、国労、JR総連・西労、建交労の体制内3労組が登場した。会社と一体となって新入社員全員に加入を強制するJR連合・JR西労組を除いた全労組が出てきたということだ。これ自身、動労西日本が鮮烈に登場して闘い抜いたことがつくりだした情勢だ。JR西日本本社前は、青年労働者の獲得をめぐる労働組合どうしの党派闘争・路線闘争の場になった。われわれはこの激突にも完全に勝利した。体制内労組は自分たちの闘いを訴えることができないからだ。総合労働協約を結び、JR西日本に屈服してその先兵になり、さらに尼崎事故で「労使安全会議」に入ってJR西日本の責任を免罪する国労などの労働組合が労働者の心をつかむことなどありえないのだ。

 動労西日本は3月31日にもJR吹田駅で、支援の労働者とともに新入社員向けの組合紹介リーフ配布活動を展開した。JR西日本が吹田研修センターに前泊させる結集時間に合わせた闘いだ。ここでも会社側は隊列を組ませての「強行突破方針」を取ったが、次々に新入社員がリーフを手にしていった。昨年を大きく上回る150枚以上のリーフが、新入社員に渡された。これにあわてたJR西日本は、結集時間に間に合わなくなることを承知で2~3倍の距離になる「大回りコース」を新入社員に強制して新入社員の怒りをかった。追いつめられ動揺して墓穴を掘ったのだ。

 こうしてわれわれは2日間の闘いを圧倒的にやり抜いた。すべての労働者のみなさん。外注化・非正規化粉砕、JR西日本に尼崎事故の責任を取らせるために4・20尼崎闘争に結集しよう。国鉄闘争全国運動6・9全国集会に攻め上ろう。(関西K)

香港港湾非正規労働者のストライキ拡大 李資本と全面対決へ!
3月31日、埠頭をデモする港湾非正規労働者

 3月28日より始まった賃上げを求める香港港湾非正規労働者のストライキが継続している。28日に百数十名だったデモは、数日の内に2000人を超える非正規労働者のデモとなり、ストライキを闘いながら埠頭を占拠し、埠頭に寝泊まりし、連日港湾で抗議デモを繰り広げ、4月1日にはデモでもを闘った上で2000人の集会を港湾で開催した。埠頭は完全に労働者の闘いの場と化している。

 この香港港湾非正規労働者のストライキは、非正規労働者の怒りの激しさ、そして誰がこの社会の主人公であるかを鮮明に示す闘いになっている。

 この労働者の怒りに恐怖した李嘉誠率いる和記黄埔有限会社が事実上牛耳っている香港国際コンテナ埠頭は、埠頭からの労働者の排除を画策し、裁判所に提訴した。裁判所は4月1日午後、ストライキを闘う労働者と支援の埠頭への立ち入りと逗留を禁じる決定を出した。

 この決定を受けて、労働者たちはいったん埠頭を退去し、埠頭に至る大通りを占拠、そこにテントを張り、寝泊まりしてストライキを継続している。香港国際コンテナ埠頭と派遣業者らは、さらに4月2日の午前10時までに仕事に戻らなければ解雇し、派遣登録を二度と認めないと、労働者に迫っている。

 しかし港湾非正規労働者の意気は高く、一致して資本の要求を拒絶した。彼らは「労働者の唯一の力は、団結、また団結だ!」と訴え、現在闘いを継続しているのである。

 この港湾非正規労働者の英雄的な闘いは、大陸の労働者の熱い共感を得ている。「経済開発特区」深せん市の青年労働者を中心とする労働者支援NGOなど、大陸の戦闘的な労働者や労働者の団体は、ネットでこのストライキへの支持を表明し、大陸での労働者の闘いを促進する闘いになろうとしている。

 非正規労働者の闘いは香港でも大爆発しており、中国全体が大きな激動に突入しようとしている。

 動労千葉、動労水戸のストライキは、こうした香港・中国の労働者との熱い団結を実現していく道そのものである。「外注化阻止・非正規職撤廃」を徹底的に促進し、中国の戦闘的労働者との連帯を勝ち取っていこう!


 だ  ん   け  つ  2013年4月4日  
904
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

動労連帯高崎が
外注化反対の抗議行動に決起!
 4月1日、動労連帯高崎と動労千葉を支援する会・熊谷の主催で、偽装請負・違法出向弾劾、外注化阻止!籠原駅前抗議行動が行われ、埼玉ユニオンや全逓労働者、群馬合同労組、そして東京から鈴コン分会の2名も駆けつけ、JRを徹底的に弾劾した。4月1日から外注先の高崎鉄道サービス(TTS)は、ダイ改に乗じて点呼場所を駅から1キロも離れた場所に一方的に変更したり、検修や構内運転の労働者に新たに清掃業務までやらそうとしていた。朝7時半からビラをまき、これを徹底的に弾劾するとJRやTTSの労働者が次々とビラを受け取り、解雇撤回の10万人署名に署名をした。熊谷で行われた偽装請負の学習会の報告集も買った。構内の労働者はみな口々に通勤時間が早くなることに怒りと不満の声をあげた。まさに組合の枠を超えて外注化への怒りはますます高まっているのだ。

 午前9時に、動労連帯高崎の漆原副委員長が仕事を終えて抗議行動に合流した。漆原さんは「TTSは今日から私たちに清掃業務までやらせようとしていたが、突如延期すると発表した。理由は言わないが、私たちの闘いの結果だと思う」「しかしTTSは点呼場所の変更は強行した。多くの電車通勤者は、早い電車に乗らねばならず、拘束時間がのばされた。あくまで元に戻すよう要求して闘う」「構内業務でも日常的にJRからの直接の指揮命令、偽装請負が横行している、私たちはあくまでも反対し、摘発して闘い抜く」と決意表明が行われた(全発言参照)。職場全体の圧倒的な怒りを背景にしているだけに、漆原副委員長の報告には、外注化の許し難い理不尽への怒りだけでなく、勝利感がみなぎっていた。さらに鈴コンの労働者の「月に20万にも満たない賃金では結婚して子供を育てる事なんてできない。未来のために外注化・非正規化と闘おう」という渾身の訴えは、籠原駅全体に響き渡った。まさに外注化反対、非正規職撤廃を真正面で掲げて闘う元気いっぱいの抗議行動となった。

 今回の行動は、外注化の強行から半年が経過する中で、これに屈服するどころかますます外注化への怒りが拡大し、その矛盾を暴き破産させていく新たな労働運動が、この籠原の職場でも勝利的に前進していることをはっきり示した。外注化阻止の抗議行動へのJRやTTSの労働者のうれしそうな笑顔がすべてを物語っている。職場で団結を拡大し、偽装請負を内側から打ち破る闘いはいよいよこれからである。この高揚と息吹を力にして、外注化粉砕の団結をますます拡大するために、みんなで闘おう!(s)

 ●漆原副委員長の発言

 10月1日にJRから高崎鉄道サービス(TTS)に出向してちょうど半年がたちました。籠原は高崎車両センター籠原派出所という駅での併合・分割作業、車庫の入換え、電車の検査と修繕という仕事ですが、それがすべてTTSに外注化されました。高崎支社全体では、約60名が出向になり、そのうち半数を超える34名、管理者2名を加えると36名がTTSに出向になりました。
 今月1日から、TTSは清掃作業もする会社だからということで、電車や駅、ホームの清掃作業が業務に組み込まれ、見習いを開始するということになっていました。3月25日にそういう勤務が発表されたわけです。ところが28日になって、突如この清掃作業の見習いが延期になりました。これは動労千葉と動労水戸とともに行っている出向無効の裁判で、JRの弁護士は「作業内容は変わらない」と答弁書に書いていたので、私たちの闘いの力で阻止したんではないかと思います(拍手)。しかしもう一つ、今日から日勤の点呼場所が駅のそばの詰め所から、1キロも離れた車庫に変えられました。ここで働いている人は、遠くから電車で通っている人が多いのですが、そういう人たちは、朝一本早く、夕方帰りの電車も一本遅くと実質的な拘束時間が、伸びる訳なんですね。そういうことも一切考慮せずに、一方的に点呼場所の変更をしてきました。私たちはあくまでも、点呼場所はこちらでと要求をして、これからまだまだ闘っていかなければならない。

 さらに10月には、業務の拡大ということで、高崎や新前橋でいままで外注化されていなかった部分も外注化されようとしています。私たちは、今でもこの外注化が、偽装請負を引き起こすということで、反対しています。会社は「偽装であるかどうかはJRと鉄道サービスの問題だ」と、現場で働いている労働者には関係ないような言い方をしている。しかし実際に働いているのは私たちであります。

 実際ここでの分割と連結作業、車庫入れの作業の中で、線路の番線が急遽変わったりするわけです。先日も夜11時ぐらいになって、急に番線が変わるということがあったわけですけど、そのときにTTSの作業責任者もJRの構内助役も、寝ていていないわけです。直接自分の担当だったわけですけど、JRの駅員からTTSの作業責任者を経ないで、直接連絡が来ました。これは偽装請負の指揮命令なんです。私たちはあくまでも反対し、摘発していこうと考えています。こういう状況を一日も早く解消させるために、これからもがんばっていきますので、よろしくお願いいたします(拍手)。
無罪確定へ! 法大「暴処法」弾圧裁判第一回控訴審
 3月29日13時半、一審で無罪を勝ち取った法大「暴処法」弾圧裁判控訴審の第一回公判が傍聴席を埋め尽くす結集で行われました。それに先だって12時から被告団(新井拓、織田陽介、恩田亮、内海佑一、増井真琴)を先頭とした文連・全学連による裁判所前大情宣を打ち抜きました。

 文化連盟の決起を先頭とした法大闘争の爆発と一体で闘われた法大「暴処法」裁判の無罪判決に打撃を受けた検事・国家権力は、恥知らずにも控訴し逆転有罪を狙ってきています。絶対に許せません。被告団は完全無罪をめざし闘い抜く決意です。
 3・11反原発福島行動を頂点に、3・24三里塚闘争と動労千葉・動労水戸のストライキと3月決戦が安倍政権打倒の闘いとして圧倒的に打ち抜かれる中、これらの闘いと完全に一体のものとして裁判闘争を打ち抜きました。

 冒頭、増井君から被告団の意見書読み上げを要求するも、井上弘通裁判長はこれを蹴り、さらには抗議した傍聴人に対して退廷命令を出して郊外退去を命じるなど国家意志をむき出しにして襲いかかってきました。本当にふざけています。しかし被告団と弁護団は一歩もひるまず、2時間にわたる裁判闘争を闘い抜きました。
 弁護団から検事による控訴趣意書への答弁書が読み上げられました。

 答弁書では、はじめに「法政大学は……『民主法政』と称されてきた。しかしながら、いまやそれが完全に投げ捨てられ、大学当局と警視庁公安が結託した暴力支配がキャンパスを横行している。学生の政治活動やサークル活動、あらゆる自由な表現活動が敵視され、大学祭での飲酒まで規制された。そして、ここ数年の法政学生運動の逮捕者は、延べ119名、起訴者は33名という異様な数にのぼっている」「だが、学生は、この理不尽極まる弾圧に決して屈せず、『一人の仲間も見捨てない』の団結で決起した」「2009年4月24日にも、『法大解放総決起集会』を法大正門を埋め尽くす法大生・全国学生でかちとった。……こうした闘いに対する権力・大学当局の報復が上記の看板等を集団で損壊したとの口実をもってする、同年5月15日の本件暴処法弾圧である」と喝破し、また「証拠」とされるビデオ映像が解像度の極めて低いものであり「検察官による主観」と断罪。また裏切り者・玉聞による証言が検事による誘導であり、そもそも「既知関係」ではないことなどを明らかにし、そして被告人の意見書の要約を読み上げた上で即時控訴棄却、無罪確定を訴えました。次回は4月17日です。4・25法大解放総決起集会に向かってのキャンパスでの闘いと一体で裁判闘争を闘い抜こう。(U) 

 だ  ん   け  つ  2013年4月2日
903
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

3・31解雇粉砕・渋谷デモ
 IMG_4972.jpg 東京西部ユニオン・アメリカンアパレル分会及び郵政非正規ユニオンを先頭に、3・31解雇撤回渋谷デモが闘われました。2013年3月31日年度末の日にクビを切られた労働者がどれほど膨大にいることでしょう!

巷に満ちあふれる怨嗟と怒りを糾合するものとして、3・31渋谷闘争はありました。
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 まずは渋谷ハチ公前を制圧しての大街宣。西部ユニオン・鈴木コンクリート分会の吉本さんが吠える!
 国鉄闘争を知らない若者が次々「解雇撤回・JR復帰」10万人署名に協力。署名は1時間余りで150筆を突破!
 街宣後、NHKホール横のけやき並木に終結し、デモ出発前の「打ち合わせ」。
IMG_4971.jpg マイクを握る解雇当該のアメリカンアパレル須賀分会長デモに出発!! 


デモなんて初めての青年たちがコールをあげる。


 歴史的な解雇撤回闘争が打ち抜かれました。
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IMG_4983.jpg 終了後、終結するアメリカンアパレルの労働者たち。かっこいい!!
 デモ終了後、息もつかせずメーデー実行委員会が動労千葉田中委員長を中心に行われました。3・31解雇撤回闘争をうけての次なる方針は、賃金破壊・雇用破壊粉砕、8時間労働を守れ!の5・1メーデー闘争だ。今こそ闘うメーデーを復権しよう!

合同一般労働組合全国協議会・東京北部ユニオンに加入し、共に闘おう!!

 終了後、終結するアメリカンアパレルの労働者たち。かっこいい!!
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賃金引き上げ求めスト 
日本機械工業労働組合 
職場離脱し
構内デモ貫徹

 「要求!貫徹!」「春闘!勝利!」のデモコールが工場中に響き渡った。日本機械工業労働組合は3月26日に職場の労働者の怒りを背景にストライキに決起した。

 労組解体、春闘圧殺、スト禁圧の13春闘情勢の中、日本機械では資本と労働組合の激突となった。まさに新自由主義と全面的に対峙する関係に入ったのである。

 回答指定日の3月18日、会社の「回答を用意していない」という傲慢(ごうまん)な態度に、日本機械労組は「許せない」と争議行為通告を出した。19日に回答があったものの容認できない低額回答であった。

 資本の低額回答に対して、組合は連日の朝ビラや職場集会を行い、回答促進のために23日から残業拒否と出張拒否の闘いをたたきつけた。

 組合の要求は、4500円の賃上げ、07年から続いている賃金カットの解消、子会社から日本機械への出向禁止(非正規職化阻止)などだ。

 しかし資本は「利益確保」のためと称して賃上げ再回答を拒んだ。だが、職場の労働者は数年間続く低額回答に怒りを爆発させ、屈服しなかった。「残業・出張拒否でダメなら次はストライキだ!」と不屈に闘う方針を現場からつくり上げた。執行部も「交渉から行動へ」と実力行使をたたきつける方針に転換した。

 ついに26日午後、ストライキを背景にした団交を行い、資本の低額回答を打破する闘いを展開。それでも資本は回答前進を拒否した。

 組合はストライキの前倒しを決断、11時から1時間のストを全組合員に指示した。

 この指令に対して組合員は職場を次々に放棄し会社役員室前の広場に結集した。百人近い組合員が怒りのストに主体的に決起したのである。

 ストライキ突入を会社役員室の前で宣言し、職場代表者や執行部がみなぎる決意と怒りを次々と資本にたたきつけ、構内デモを貫徹した。

 職場の労働者は、たとえ長期戦になっても低額回答を打破する決意を固めた。

 この労働者の怒りのストに恐怖した資本は、回答の前進を約束せざるをえなかったのである。

 動労千葉は、外注化反対と大幅賃上げを掲げ、3月14日~17日にかけて春闘第2波の連続ストを闘い抜いた。動労水戸も14日に外注化粉砕の春闘第3波ストを貫徹し、さらに被曝労働拒否の新たな闘いに突入している。ストで春闘を闘い、階級的労働運動の存在と力を示している。

 日本機械労組は、このストと結合し、新自由主義による労働者への団結破壊と雇用破壊に対して、労働者の「ストライキを!」のマグマのような決起で資本主義の支配を揺るがす闘いを展開した。
(三多摩労組交流センター・HY)


 だ  ん   け  つ  2013年3月25日  
902
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

市東さん農地決戦へ 3・24
三里塚全国総決起集会1370人
 3月24日、三里塚芝山連合空港反対同盟の主催で、成田市天神峰の市東孝雄さんの畑において、三里塚全国総決起集会が開かれた。市東さん農地決戦のまっただ中にふさわしく、参加者・発言者の覚悟と意気込みが、鋭い集中性と緊迫感となって終始貫かれた集会となった。

 寒風の中を午前中から、全国の労農学市民が次々と到着し、この間の規模を大きく上回る全国集会になることを誰もが実感した。 
 正午、壇上に反対同盟が全員登壇し、司会の伊藤信晴さんが切り出した言葉に、会場がどよめいた。「本日は1500人の参加を目標にしており、参加者の実数を正確に確認したい」として参加者の起立を促した。

 すかさず萩原進事務局次長がマイクを握り、「市東さんの決戦にどうやったら勝てるのか。人は石垣、人は城。われわれは1500人結集を目標にして、全国を駆けめぐり訴えてきた。その成果を今知りたい。協力をお願いします!」。この真剣な要請に応え、参加者は列を整え、協力してカウント作業を行った。

 集会が始まった。開会宣言に森田恒一さんが立った。「市東さんの農地を取り上げに執行官が大量の機動隊を伴って現れたときどうするか。答えは実力阻止! 私は96歳だがその先頭に立つ」と決意を表した。
 北原鉱治事務局長が、主催者あいさつを行った。2月20日に千葉地裁の執行官が「公示書」の看板を市東さんの農地、農業施設などに据えつけていったことを強く弾劾し、「36年前の3月26日、管制塔占拠などの実力闘争で3月開港を粉砕した。これが福田内閣の存続を絶ったように、われわれは今の政治を変えるまで闘おう」と呼びかけた。

 萩原進事務局次長が基調報告に立った。「現時点で1200人を超えた」と明らかにし、「さらに三里塚で1500を実際に集めきることが、東京における他のそれぞれの集会の成功の礎になると確信する」と、一層の奮起を促した。そして、①農地法を使っての市東さんの農地を取り上げるというあくどい攻撃を、労働者階級と連帯し絶対に粉砕する。②「国策・国益」の論理を許さず福島・沖縄の闘いと固く手を結んで闘う。③全人民の怒りが高まる中で、危機に陥る反動安倍政権に対し全面的に対決する。――と3点にしぼって提起した。そして目前の3・27農地裁判最終弁論・千葉地裁包囲闘争への決起を全力で訴えた。この熱い基調に心を揺さぶられ、全参加者が大きな拍手で応えた。

 続いて市東孝雄さんが一層大きな拍手で迎えられ登壇した。「NAAは最終陳述書で仮執行宣言を付けるよう要求した。私の畑は祖父の代から100年近く耕し続けてきたものです。本来農地法で守らねばならない土地を農地法を悪用して取り上げることなど、絶対に許せない! 何がなんでも天神峰で農業を続ける。父の遺志である空港廃港へ向け、福島・沖縄、動労千葉をはじめ労働者の皆さんとともに闘う」と、これ以上ない鮮明さで農地死守の不動の決意を表した。

 続いて反対同盟顧問弁護団が壇上に勢ぞろいし、全員が3・27最終弁論闘争への決意と意気込みを表した。葉山岳夫弁護士は「市東さんから強奪しようとしている土地の面積は約9300平方㍍。反動判決によって命に等しい農地を奪うのは殺人行為だ」と弾劾した。

 反対同盟の決意に応え、特別報告の最初に動労千葉の田中康宏委員長が立った。「市東さんの農地に手をかけるようなことがあれば、支配体制が崩壊するような事態が起きることを示そう!」と怒りをあらわにした。そして全面外注化・非正規職化攻撃と闘いぬいたストライキの意義を確認し、沸騰点に向かう全労働者の怒りを束ね、階級的労働運動を再生し、その力を市東さんの農地を守る一点に集中することを訴えた。

 動労水戸の石井真一委員長は、放射能に汚染され放置された車両の運用の強制に対し、明日からストに突入することを力強く報告した。

 関西実行委の永井満さん、山本善偉さんに続き、福島からの特別報告として果樹農家の大内孝さんと、3・11反原発福島行動の呼びかけ人である椎名千恵子さんが立った。椎名さんは「この大地こそ命だ。放射能と原発に同意した者たちに対して闘う。命の側に立つ者に勝利がある。具体的闘いでつながろう」と呼びかけ、3・27農地裁判最終弁論の闘いに参加することを表明した。沖縄からは「沖縄・市東さんの農地を守る会」の安次富浩さんが特別報告を行った。

 続いて、市東さんの農地取り上げに反対する会、群馬・市東さんの農地を守る会が、支援運動の強化・拡大を呼びかけた。

 そして全国農民会議の人びとが壇上を埋めた。地元千葉をはじめ、福島、新潟、沖縄など全国から駆けつけた農民が、「反原発、反TPP、三里塚連帯」をより鮮明に、おなじみの緑色ののぼりを林立させての登場だ。共同代表の小川浩さん、反対同盟の萩原富夫さんらが決意を述べた。

 婦人行動隊・鈴木加代子さんのカンパアピールに続き、各団体からの決意表明では、婦人民主クラブ全国協議会、「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」の星野暁子さん、全学連の斎藤郁真委員長などが「農地死守の決意を表明した。斎藤君は、現地行動隊を先頭に実力で農地を死守する決意を鮮明に表した。

 終盤に差しかかり、司会の宮本麻子さんが「今日の参加人員は1370人」と発表すると、勝利の手応えをつかんだ歓声と拍手が湧いた。

 野平聰一さんが集会宣言を読み上げ、最後の団結ガンバロー三唱は、周辺一帯を揺るがす地響きとなった。

 いよいよデモに出発。デモを牽引する4台のトラクターに、先頭から市東さん、続いて萩原富夫さん、野平さん、萩原進さんが乗車。力強いエンジン音を響かせて出発し、文字どおり長蛇の列がそれに続いた。東峰部落では、暫定滑走路へ着陸するジェット機が、頭上40㍍を凄まじい轟音をとともに通過する。

 デモは天神峰の市東さんの家と畑の前を通り、さらに進むと第3誘導路が目の前に現れた。市東さんを追い出すことだけが目的のこの巨大な構築物とそれを警護する大量の警察・機動隊を目の当たりにして、デモ隊の怒りは一層高まった。

 最後までトラクターに導かれて、デモは南台の市東さんの畑に到着。3・27への決起をこの場であらためて打ち固めた。(TN)
 
★3・27農地裁判最終弁論・千葉地裁包囲闘争
3月27日(水) 午前10時千葉市中央公園集合、集会とデモ
          午後1時30分開廷、千葉地裁


 だ  ん   け  つ  2013年3月20日
901
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

安全無視のワンマン化は許せない! 動労千葉が木更津総行動

 動労千葉は春闘第2波となる3・14~17連続ストライキを敢然と打ち抜いた。16日には全本線運転士と営業職場の組合員、木更津支部組合員がストを貫徹(17日の勤務明けまで)。昨年10月に強行された検修・構内業務外注化、久留里線ワンマン化、貨物会社を始めとする許しがたい賃金抑制に対して、組合員の総決起で怒りの反撃に立ったのだ。

 15日と16日午前には、ストに突入した各支部で集会と意思統一が行われ、16日午後には全支部からの結集で木更津総行動が闘われた。
 このダイヤ改定でJR東日本は、久留里線(木更津―上総亀山)のワンマン運転導入を強行した。午後2時、JR木更津駅前には150人の組合員と支援があつまり、駅頭でのビラまきとアピール、さらに木更津運輸区門前での抗議行動を行った。

 マイクをとった木更津支部の山中茂男支部長は、現場労働者の切実な訴えをまったく聞こうともせずワンマン化を強行したJRの管理者たちに激しい怒りをぶつけた。久留里線では昨年12月に新型車両が導入され、保安装置もATS―P(自動列車停止装置P型)に変更されたばかりだ。その訓練もまともになされない中で、34本中24本を一気にワンマン化するなど暴挙としか言いようがない。山中支部長は「夜間や雨天時はミラーではほとんど見えない。いつ事故が起きてもおかしくない。しかも、なにかあったらすべて運転士1人に責任を負わせる会社の姿勢は絶対に許せない」と声を強めた。

 さらに久留里線の運転を担当する組合員全員が前列に並び、次々と発言した。「会社はなぜこんなにワンマン化を急ぐのか」「ワンマン化が安全無視なことははっきりしている」「われわれは『やってみなくちゃ分からない』なんて運転はできない」。一言一言が重い。スト対策で門前に並んでいる管理者たちは下を向きっぱなしだ。

 同じ運転士である千葉運転区・津田沼・佐倉・銚子・京葉・いすみ・鴨川の各支部組合員も、当局者たちを強く弾劾し、木更津支部とともに闘う決意を示した。

 幕張支部、千葉機関区支部のあいさつに続いてマイクを取った田中康宏委員長は、あらためて久留里線ワンマン化強行を弾劾した。「千葉支社は、動労千葉が問題点を指摘しても一切聞かない。ホームとの段差の解消など、すぐやれる対策さえなぜやらないのか。金もうけのためなら地方も安全も切り捨てていいのか。この問題の中に、国鉄分割・民営化以来のすべての問題が詰まっている」。そして田中委員長は、今春闘最大の課題である検修・構内外注化粉砕の闘いをあらためて訴え「14日からの闘争は新たな第1歩として成功をかちとった。闘いはこれで終わらない。今日から鉄道の外注化、ワンマン化を粉砕する新しい闘いが始まる。働く者が誇りと未来をつかみとる闘いだ」と参加した組合員に訴えた。全参加者が繰り返しシュプレヒコールを上げ、抗議行動を終えた。

●貨物のベアゼロ弾劾!
 JR貨物は3月15日、定期昇級のみ実施、14年連続となるベアゼロの回答を出した。
 貨物会社は「運輸収入が計画を下回った」「取り巻く環境は非常に厳しい」などと回答しているが、国鉄分割・民営化から26年間も政府の支援策なしに運営できない(しかもこれから先、20年も支援を受け続ける!)JR貨物の現状は、とっくに破綻している。国鉄分割・民営化そのものが大失敗だったということだ。にもかかわらず「早期黒字化」を叫び、現場労働者に一切の矛盾をしわ寄せする政府とJR貨物は絶対に許せない。動労千葉とともに闘う労働運動を職場から復権させよう。(O)

動労水戸、全勤務者が
3・14第3波ストライキを貫徹
 動労水戸は3月14日、外注化粉砕・春闘勝利を掲げて全勤務者の一斉ストライキに突入した。3月6日、12日のストに続く第3波ストだ。午後、勝田車両センター門前に続々と結集した組合員と支援者は、居並ぶJR水戸支社と水戸鉄道サービス(MTS)の管理者に対し怒りの抗議行動を貫徹した。

 冒頭、石井真一委員長は「JR東日本の春闘回答は、ベアゼロ・定昇維持のみ。3月16日に迫ったダイ改では、MTSは『労働条件の変更は組合には提案しない』と開き直っている。違法企業への強制出向を許さず、裁判闘争と一体で職場闘争を闘い抜こう」と訴えた。
 MTSに強制出向となった組合員は「会社は場当たり的に『業務指示』で青年にスト破りを強制しているが、そんなものに正当性はない。MTSでもストはできる。諦めずに一緒に闘おう」「JRはうそつきだ。だまされてはいけない。『労働条件は変わらないよ』と言っておいて、外注化されてみれば、休日は減らされ手当もなくなり、出向者は『駐車場も自分で借りろ』となった。『3年後には出向から戻れるから』と言っていたにもかかわらず、別のところでは『この出向は帰って来られないから』と平然と言ってのける。MTSの社長が職場に来て、『ここに来たんだから楽しくやろうよ』と言っていた。冗談じゃない!」と激しくJRとMTSを弾劾し、職場の労働者に熱く呼びかけた。
 最後に辻川慎一副委員長が発言に立ち、「外注化とは非正規職化と解雇自由の攻撃であると同時に、労働者の生命と鉄道の安全に対する責任の放棄だ。原発事故を引き起こした東京電力と、外注化を進めるJR資本は無責任という点において同等だ。会社はスト破りのために『業務指示』を乱発しているが、会社の命令がそもそも不当なら労働組合として闘うのは当たり前だ。われわれは外注化を粉砕するまで断固として闘い抜く」と訴えた。
 組合員はその後、水戸市内に移動し春闘総決起集会を開催した。石井委員長が昨年10・1外注化以降の闘いを全面的に総括し、安倍政権と労働者階級の闘いが非和解的に進んでいることを述べ、「大恐慌情勢と切り結び、闘う労働運動の復権をかちとるために外注化決戦を闘おう」と訴えた。職場からの報告を受けての討論の後、辻川副委員長が「3月の3波のストは目に見える形で会社を追いつめている。会社の指示・命令そのものの正当性を争う闘いは確実に労働運動の新たな段階を切り開いている。今や勝田車両センターの第1組合はわれわれだ」と組合員を鼓舞激励した。

 集会後、組合員はJR水戸支社前に移動し、怒りのシュプレヒコールを叩きつけて一日のスト行動を終えた。

国鉄闘争全国運動の解雇撤回・
JR復帰
10万筆署名に連日決起
 動労千葉を支援する会・東海は、国鉄闘争全国運動の全国一斉3月行動として、3月12日を皮切りに17日まで連続して街頭署名に取り組みました。
 12日はJR東海名古屋車両工場前で20セットが、15日には名古屋事業本部前でマイク情宣を行い署名用紙のセットが60枚。17日には名古屋駅東口のトヨタミッドランドビルの目の前で署名を呼びかけました。

 「2000万人を超える非正規労働が、社会の連帯や労働者の共同性を破壊し、多くの青年労働者を貧困と奴隷状態に追い込んでいます。この弱肉強食社会をもたらしたのが中曽根の分割民営化であり、さらに拡大しようというのが安倍政権です。分断と競争の中で被曝労働の強制も行われています。これをうち破る力が労働者の団結の中にあり、労働組合の闘いの中にあります。」「国家と資本が結託して解雇自由の社会にすることを許さず、不当解雇を撤回させ、JRへの現職復帰を実現させましょう!」という訴えに、署名板の前に並ぶ人もでてきました。JRで働いている家族や、「解雇は許せない」という青年労働者からも署名が寄せられています。(東海・K)

 だ  ん   け  つ  2013年3月13日  
900
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378
 1350人の参加で
3・11反原発福島行動13が大成功
 
 福島原発事故から2年目の3月11日午後、福島市の福島県教育会館大ホールにおいて「3・11反原発福島行動13」が実行委員会の主催で行われ、地元福島を始め全国から駆けつけた1350人が怒り溢れる集会とその後のデモをやり抜いた。安倍政権や資本家どもは「復興」キャンペーンとフクシマ圧殺にうごめいた。だが福島と全国の労働者民衆はその重圧に果敢に立ち向かった。声を挙げ、行動に立ち上がった。「3・11をけっして忘れない! 忘れさせない!」闘いをやりきった。労働組合を先頭に、「再稼働絶対許すな! すべての原発をなくせ!」の数十万数百万の歴史的行動が原発事故から2年目のフクシマから始まった。

 午後0時半からのプレイベントとコンサートに続き、1時半、本集会が始まった。主催者挨拶(あいさつ)に立った椎名千恵子さんが、集会への賛同が3月8日現在で、全国から団体個人含めて408、世界から団体個人含めて430」あったと報告。間を置かず「8・6ヒロシマ、8・9ナガサキ、5・15オキナワ、そしてここに3・11フクシマをけっしてはずしてはならない。福島第一原発はまだ収束していません。責任を追及しましょう。3・11はこの原点に立ち戻る日です。腹の底から怒りましょう! 叫びましょう! 3・11フクシマから反原発の声をけっして無くさない。今日の集会とデモを成功させて行きましょう」と呼びかけると、会場を埋め尽くした参加者が大きな歓声と割れんばかりの拍手で応えた。

 全国からのアピールに移った。原発建設を阻止した住民、大間、広島の被爆者、全国農民会議、沖縄へのオスプレイ配備に反対する闘いと、報告と並々ならぬ決意の表明が続いた。全国農民会議からの発言では三里塚反対同盟の市東孝雄さんも壇上に立った。
 メッセージ紹介ののち、福島からのアピールが行われた。浪江町・希望の牧場の吉沢正巳さんは「今、歴史的な闘いの中にいる。原発の世の中とさよならするために残りの人生をかけて闘おう! みんなで頑張ろう!」と原発への怒りの鬼となり叫んだ。

 動労水戸の国分勝之さんは「労働者は労働組合をつくって闘い生き延びることができる」と確信を込めて訴えた。国労郡山工場支部の橋本光一さんは「国労郡山工場支部として今日の3・11福島行動に団体賛同を決めてくれました」と報告。

 続いて福島の学生・高校生たちが壇上に並び「福島で生きる学生として原発反対の声を上げていく」と心の底から沸き立つ決意を表明した。

 2時46分、地震発生時に合わせ大震災と関連死をとげた人たちに黙祷(もくとう)を捧げた。「原発を絶対になくす! 新自由主義に立ち向かい、この理不尽な社会を根本から変える!」。参加者全員が思いを強くし、犠牲者への誓いを新たにした。

 アピールの最後に、ふくしま共同診療所医師の布施幸彦さんと佐藤幸子さんが発言に立った。布施さんは「昨年12月1日、診療所が開院した」と報告し、「さらに募金を集めて本当に誰でも集まれる大きな病院をつくっていきたい。ご支援をお願いしたい」と呼びかけた。佐藤さんは「希望の診療所が立ち上がった。本当にうれしい。希望となる診療所をこれからもよろしくお願いします」と訴えた。

 カンパアピールののち市川潤子さんが集会宣言を読み上げ、最後に「原発いらない、命が大事」の歌を全員で熱唱。直ちにデモに打って出た。

 福島市の繁華街を通るデモは、どこでも市民の注目を浴びた。ビルの窓から両手を大きく振る人、病院の前では白衣の看護師さんなど7~8人の女性労働者が手を振って声援。解散地点のJR福島駅前では椎名千恵子さんが「この地から大勢の皆さんの参加によって爆発するような原発反対の声を上げることができました! この声が世界に響きわたることと思います!」と、勝利の喜びと尽きぬ思いがほとばしるアピール。参加者は翌日からのさらなる闘いの決意を胸に刻んだ。(H)

2013年日誌

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“国鉄闘争の火をさらに大きく” 
被災地・福島と固く結び
職場闘争で資本の支配を打ち破る
国鉄闘争全国運動の発展を!
 920号~(2013.6.25~)
900号~919号 (2013.3.13~6.19) 891号~899号 (2013.1.1~2.26)
871号~890号(2012.11.5~12.30) 851号~870号(2012.9.19~.11.4)
831号~850号 (2012.7.27~9.18) 811号~830号(2012.6.26~7.26)
791号~810号(2012.5.18~6.26) 771号~790号(2012.4.~5.17)
 751号~770号(2012.2.~3.30) 731号~750号(2011.10.~12.24)
  711号~730号(2011.10.~12.24) 691号~710号(2011.10.14~11.9)
671号~690号(2011.9.11~10.12) 651号~670号(2011.8.11~9.10)
  631号~650号(2011.7.13~8.10)
  611号~630号(2011.6.9~7.12)
 591号~610号(2011.4.29~6.8)
  571号~590号(2011.3.31~4.28)
  551号~570号(2011.3.6~3.30)
531号~550号(2011.2.5~3.4)
 508号~530号(2011.1.2~2.4)
国鉄分割・民営化反対 1047名解雇撤回
 新たな全国運動スタート!
 491号~507号(2010.11.30~12.29)
 461号~490号(2010.10.8~11.29)
   431号~460号(2010.8.16~10.6)
       401号~430号(2010.7.4~8.15)
385号~400号(2010.6.14~7.3)




2012年日誌

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2010年春闘の大爆発に向けて、
 236号~255号(2009.11.6~11.9)  256号~271号(2009.11.10~12.29)
 272号~289号2010.1.5~1.31) 290号~309号 2010.2.1~2.27 )
 310号~330号 2010.3.2~3.29)  331号~350号 2010.3.31~4.30 )
 351号~370号 2010.5.1~5.29 ) 371号~384号2010.6.1~6.12 )

2009年11月労働者集会に向けて、スタート
150号~169号   (2009.6.16~.7.24)
170号~189号  (2009.7.24~8.19)
190号~209号  (2009.8.20~9.26)
210号~235号(2009.9.28~11.5)
2010年春闘の大爆発に向けて、
 236号~255号(2009.11.6~11.9)
 256号~271号(2009.11.10~12.29)
 272号~289号2010.1.5~1.31)
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