「労働者はひとつ」「資本とは非和解」を貫き団結つくろう!

   だ    ん      け    つ
東京北部ユニオン
「街」分会
関町北4-2-11
リサイクルショップ街 気付

2013年日誌

東京北部ユニオン「街」分会・日誌に戻る

“国鉄闘争の火をさらに大きく” 
被災地・福島と固く結び
職場闘争で資本の支配を打ち破る
国鉄闘争全国運動の発展を!
 940号~(2013.12~)
 920号~(2013.6.25~12)
900号~919号 (2013.3.13~6.19) 891号~899号 (2013.1.1~2.26)
871号~890号(2012.11.5~12.30) 851号~870号(2012.9.19~.11.4)
831号~850号 (2012.7.27~9.18) 811号~830号(2012.6.26~7.26)
791号~810号(2012.5.18~6.26) 771号~790号(2012.4.~5.17)
 751号~770号(2012.2.~3.30) 731号~750号(2011.10.~12.24)
国鉄闘争全国運動のホームページ
http://www.doro-chiba.org/z-undou/z-index.htm
東京北部ユニオン 街」分会日誌、最新版



 だ  ん   け  つ  2013年12月3日  
939
東京北部ユニオン
リサイクルショップ「街」分会
関町北4-2-11
 電話 3928-1378

官邸前で福島の女子高校生が
心からの叫び

私は国家の蛮行には屈しない

 特定秘密保護法案が衆議院を通過し参議院をめぐる攻防となり緊迫した情勢下の11月29日、首相官邸前・国会前はこれまでの行動を超える激しい怒りのるつぼ、闘いの場となった。北海道、青森、福島などから多くの人が詰めかけ、渾身の発言が続いた。

 官邸前で発言のトップに立ったのは毎回参加している青年だ。「全国の人の声を聞け安倍! ここに、こんなにたくさん『原発をやめろ!』という声があるんだ! それを無視して首相といえるのか! 安倍、今すぐ過ちを認め、すべての原発を廃炉にしろ!」と激しい声で叫んだ。 

 別の青年は「安倍首相! あなたが首相に就任してからだけでも1年、こうやってずっとみんなここに集まっている。一度くらい顔を見せろ! 安倍、出て来い! 原発やめろ!」と怒りの声をとどろかせた。

 毎回参加している年輩の女性も「戦争を知らない安倍首相! いくら戦争を知らないからといって、あなたがやっていることは戦争以上に恐ろしい。核廃棄物で未来を永劫(えいごう)に汚染する、人類全体に対する大犯罪だということがなぜ分からないのか! 秘密保護法というとんでもないものが出て来たが、こんな法律は絶対に許しません! 私たちは命をかけても、原発をやめさせるために声を上げ続ける!」と固い決意をほとばしらせた。

 福島県いわき市から参加した女子高校生がマイクを握った。「私は“みどり色”に嫌悪感を抱きます。みどりの葉、みどりの木、『この色には放射性物質が付着している。危険だ!』、そういう意識が福島県から離れたところにあるどんなに美しい自然を見ても潜在的に働いてしまうのです。私の妹は保養で北海道に行った際、雨の中、傘も差さずにこう叫びました。

 『やった! 雨に当たれる。奇麗な雨だ!』と。夜中に地震が起きた際、福島第一原発に何か起きていないかと案じ、眠れなくなります。私はこんな思いはもう二度と誰にもして欲しくない。そんな気持や世論をよそに、今の政権は信じ難いことをたくさんやろうとしています。秘密保護法案の早期成立、原発の再稼働。秘密保護法が成立してしまったら、ここにいる命を削って活動していらっしゃる方々がまず弾圧されるでしょう。でも、私は何があっても、国家のこのような蛮行に屈したくありません。わたしは韓国で、ある方にこう言われました。『原発事故によって、あなたは大変な経験をしている。でもあなたには“核廃絶”を訴えて、実現させる可能性がある。だから自分のする活動に自信を持って』と。日本人には“核廃絶”を実現する可能性があると、私は信じています。国がいかに国民を監視し、規制をしても私たちの思想そのものを変えることはできません。私も皆さんのように強い意志を持って巨大な権力に立ち向かい続けたいと思います!」。

 「頑張れ!」の温かい声援と拍手がいつまでも続いた。(H)

No .

衆議院強行採決弾劾
戦争と治安弾圧、労働運動弾圧を狙う 「特定秘密保護法案」を許すな!
公務員は「適性検査」!思想・信条、経済状況、 家族や友人、交際相手も調査、監視対象に!
「秘密」範囲は無制限に拡大

 この法案でいう「特定秘密」の対象になる情報は「防衛」「外交」「特定有害活動の防止」「テロリズムの防止」に関する情報と抽象的で、いくらでも拡大できてしまう。さらに条文では36カ所で「その他」を乱発し、「特定秘密」の範囲を無制限に広げられてしまう。

秘密保護法案絶対阻止!1万人が怒りの決起(11・21)

労働運動弾圧

 そして最大の当事者となる公務員労働者を「懲役10年」の脅し、「適性検査」と称して思想・信条、 飲酒の節度や借金の状況、家族や親しい友人、交際相手も調査、監視対象にもなるという。公務員の基本的人権を全て奪う、労働運動弾圧そのものだ。

現代の治安維持法
 そして日米の軍隊の動き、海外出兵や核武装、さらに原発事故や放射線被曝の実態が「テロリズムの防止」の名のもとにすべて隠され、反原発、反戦・反基地闘争は弾圧されてしまう恐れがある。さらにTPPの中身も全て秘密にされ、官僚・政治家、警察など国家機関の腐敗や汚職を調査・公表することも処罰される恐れがあるのだ。
まさに現代の治安維持法そのものだ。
改憲攻撃の先取り
 そしてこの「特定秘密」法案と一体で、NSC法で国家安全保障局を新設しようとしていのだ。盗聴や通信傍受、スパイ活動などの情報収集活動を日本の内外で行うためにだ。まさに改憲攻撃を先取りだ。

今、多くの労働組合、報道・出版の労組、弁護士会、大学、反原発・反TPPを闘う人びとなどが絶対反対の声を上げて立ち上がっている。腹の底から怒りを爆発させ安倍政権を打倒しよう。
3年目のフクシマを見てください! 椎名千恵子さん囲んで討論会
 11月23 日、原発なくせちばアクションは、DC会館にて、福島から椎名千恵子さん(3・11反原発福島行動メモリアルデー、ふくしま共同診療所運営委員)を囲んで討論会を開催した。

椎名さんは、3年目を迎える福島の様子を報告した。「2年目までは辛抱できた。3年はもう限界だ」「睡眠不足で睡眠剤を飲まないと寝られない」という仮設住宅の人々のやるせない怒り。原発事故による「関連死」が1539 人に増えて、ついに津波による被害を超えた。子どもたちの甲状腺癌が多発し、学校現場では、子どもが「福島復興」「安全キャンペーン」に利用されている。福島の人々の苦悩と不安を抱えながら福島で闘っている様子、ふくしま共同診療所での健康を守る闘いの報告などがなされた。ふくしま共同診療所では、子どもの甲状腺検査を保険診療としておこなっている唯一の診療所だ。

最後に、椎名さんは、「未来はとんでもないところにあるのではなくて、たぐるよせるものです。未来をつなぎかえすものとして、来年は郡山で3・11反原発福島行動をやります。みなさん、ぜひ福島にいらしてください
  
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!

 だ  ん   け  つ  2013年11月29日  
938
東京北部ユニオン
リサイクルショップ「街」分会
関町北4-2-11
 電話 3928-1378
「ストップ!秘密保護法」
百万人署名運が集会とデモ
 1万人決起の11・21大集会に続いて、22日、「とめよう戦争への道!百万人署名運動」の主催で「ストップ!秘密保護法、集団的自衛権行使絶対反対」の集会が開かれた。会場の日比谷図書文化館地下ホールは満席となった。集会後のデモは、途中で参加者がさらに増え、約300人の隊列になった。

 はじめに、主催者あいさつをかねて国会報告に立った西川重則さん(百万人署名運動事務局長)は、特定秘密保護法は戦後最大の悪法だと厳しく弾劾した。また、日本版NSC法案が何の問題も追及されずにあっという間に衆議院を通過したこと、日本版NSCの議事録は公開されないと居直っていることなどを鋭く糾弾した。
 そして、「戦争は国会から始まる。憲法第41条で国会は唯一の立法機関とあり、国民の立場で立法が行われなければならないのに、まったくそうなってない。すでに改憲が進んでいる。戦争絶対反対の原点に立って、改憲絶対反対で闘い抜こう」と訴えた。闘争連帯アピールとして、「破防法と組対法に反対する共同行動」の石橋新一さんが発言。秘密保護法と一体で盗聴などの情報収集活動が圧倒的に強化されていくこと、そしてそれは来春にも出される国家安全保障基本法と一体で、集団的自衛権の行使を骨格とする戦争立法であると指摘し、闘いの連携・強化を呼びかけた。

 刑法学者で、秘密保護法反対声明の呼びかけ人にもなっている新屋達之さん(大宮法科大学院大学教授)がゲスト発言。新屋さんは、「秘密保護法は“違憲の総合商社”だ。例えば国会議員が内部情報を得て、その特定秘密は国家による違法行為だと暴露したら、それ自身で逮捕の対象になる。そうなると、国会の最高機関性も国政調査権も揺らぐ。また、適性評価のチェックはその周辺部分にも及ぶわけで、その人たちの思想・良心に及んでくる。さらに、刑事裁判になれば、まったく不平等な裁判になってしまう。つまり、現行憲法と根底的に相いれないもの」と警鐘を乱打、「ガサ入れや逮捕が簡単にできてしまうことが恐ろしい」と訴えた。

 続いて、連日の国会前抗議行動を行っているロックンローラーが登壇した。「3・11が起きて、国は被災者を守るだろうと思ったら、見殺しにすることがわかってデモに参加した。そしたら僕らみたいな者が大勢いて、もしかしたらこの社会を変えられるんじゃないか、変えなきゃいけないと思って今も行動している」と語り、官邸前でやっているシュプレヒコールを披露(ひろう)した。

 集会の基調報告を百万人署名運動事務局の川添順一さんが行った。安倍政権の本音は戦々恐々だ、秘密法とNSC法はワンセットの“戦争国家法”だ、秘密法の狙いは公務員労働運動つぶしにあることを提起した。そして、改憲と戦争への道を許さない大激突の時代が始まった、秘密法阻止の手をけっして緩めず、「1%」に対して「99%」が団結して立ち向かおうと呼びかけた。

 最後に、弁護士、公務員労働者、国鉄労働者、大学生がリレーアピール。森川文人弁護士は、法案に「その他」がつく条文が36もあり、なんでもできるようにつくられていることを暴露した。江戸川区職の佐藤賢一さんは、「公僕ではなく公務員労働者として断固反対する。秘密法は組合活動の根本を破壊するもの」と弾劾した。動労千葉の滝口誠さんは、国鉄闘争で労働運動を甦らせ、この社会を変革する力をつくると宣言した。首都圏の大学から参加した学生は、「いま声をあげなければ取り返しのつかないことになると思って、大学の授業を休んでここに来た」と語り、自分の大学で学生の運動をつくると表明した。

 最後に、福島から参加した長沢宏さんが、福島県民の怒りを代表して25日の福島公聴会弾劾闘争を闘う決意を明らかにし、来年3・11に大集会を開催することを予告した。1時間ほどの短い集会だったが、内容の豊かさがよく伝わり、闘いの意欲が高まる集会だった。勢いのあるデモ行進は、テンポの良いコールが響き渡り、新橋駅前では労働者の圧倒的注目を浴びた。(T)


 だ  ん   け  つ  2013年11月22日  
937
東京北部ユニオン
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ジャパン・タイムズに
星野闘争の記事
 11月19日発行の英字新聞ジャパン・タイムズに、星野闘争を紹介する
画期的な記事が掲載さた。

 1面の真ん中に、「JUSTICE FOR HOSHINO(星野に正義を)」と星野文昭同志の写真入りで記事の案内が出ており、本文は10面に4分の3程も紙面を割いて掲載されている。

 メイン・タイトルは、「渋谷暴動のリーダー、星野の解放のための妻の数十年の闘い」となっている。

 サブ・タイトルは、「支持者たちは1971年の事件の隠された全証拠の開示と再審を求めている」である。
 10面を開くと、9・8徳島刑務所デモの写真が大きく写っている。また、徳島刑務所が墨塗りした手紙を暁子さんが持つ写真もある。記事は、星野同志の闘いの紹介から始まる。彼が、沖縄返還協定の批准に反対して200人の労働者・学生と共に渋谷に突入して闘ったこと、75年に逮捕され40年近い獄中闘争を続けていること等が、簡潔に、しかし正確に記されている。星野同志を「殺人罪」にでっち上げるために6人の学生にウソの供述が強制され、その内3人が少年だったことも記述されている。

 次に、暁子さんが星野同志と知り合い、愛情を深めて、結婚に至る過程が描かれている。この部分は、9月に発刊された『愛と革命』を英語で読んでいるようだ。.

 徳島刑務所の非人間的な処遇と不当な懲罰も具体的に描かれている。その中で星野同志が絵を描く権利をかちとり、「FumiAkikoカレンダー」が作製されていることも紹介されている。日本の検察官がすべての証拠を法廷に提出しないこと、核心証拠であるKr供述の服装の色が違っているのに、再審が開始されないことを弾劾ししている。

 全国に24の救援会が結成され、400人の結集で徳島刑務所デモを闘ったことを伝え、「彼は必ず解放されます」という暁子さんの言葉で記事は終わる。

 星野闘争勝利の大きな武器ができた。この記事はただちに世界に発信され、「愛国者法違反」で懲役10年とされたリン・スチュアート弁護士や、でっち上げ殺人罪により終身刑とされたムミア・アブ-ジャマルのも
とにも届けられた。

 星野闘争を世界に伝え、12・1星野全国集会に総結集しよう。都心デモで、裁判所・検察庁・法務省に怒りを叩きつけ、星野文昭同志を奪還しよう。

双葉町から避難している
亀屋幸子さん国会前で
心からの訴え
 全民衆的な反原発の闘いに追い詰められた安倍政権と原子力規制委員会は“帰還基準の20㍉シーベルト”への引き上げと、柏崎刈羽原発の審査開始を決定した。

 特定秘密保護法など反動諸攻撃への激しい危機感・怒りとともに、全国で「再稼働反対!」「フクシマ守れ!」「安倍を倒せ!」の労働者民衆の声が轟いている。11月15日、首相官邸・国会前でも、安倍と規制委員会を弾劾する抗議行動が天を突く激しさで闘われた。
 官邸前では、北海道から駆けつけた男性が「ここに来たのは4回目です。皆さんの熱気がここの官邸前を熱くしていると思います。私の所は田舎町ですが、毎月『反原発』のデモをしています。先日は5人でしたが、確固たる声を上げました。私たちは『北海道には原発はいらない!』と訴えています。学者は『泊原発敷地内には活断層がある』と言っていますが、北海道電力は認めていません。冬、北海道は最も電力を消費する季節ですが、去年は原発が動かなくても過ごせました。原発はすぐ止めろ!」と声を張り上げた。

 東京・武蔵野市から参加した女性は「第五福竜丸の被爆は、当時、船員の人たちは自分たちが被爆をしたということが分からないで帰って来たそうです。帰ってきたら、そういうことを知らなかった自分たちが悪いかのように扱われた。そして大石又七さんたちは今も被爆者としての認定を受けていないそうです。被爆手帳ももらえていない。この国は、国民を見捨ててきた。アメリカも、国民であるロンゲラップ島の人たちを見捨て、被爆させ、また島に戻し、人体実験のように扱った。このような国家にだまされることなく、特定秘密保護法も止めて、原発の再稼働もなんとしても止めましょう。みんなで頑張りましょう!」と呼びかけた。

 国会前でも多くの人が発言した。中年の女性は「原発の労働は、稼働中でも、定期検査でも、廃炉で、事故処理でも、すべてが被曝労働です。定期点検の時に、よつんばいなってぞうきんで放射性物質を拭くという仕事は今も変わらないそうです。今、世の中で派遣法が改悪されるとかTPPが言われています。永田町、六本木、霞が関、大手町の連中、ふざけるんじゃない! 私たちは立ち向かう! 皆さん、ここにいる人だけじゃない、全員、殺されないようにしましょう!」と叫んだ。

 福島県双葉町から東京に避難している亀屋幸子さんは“ふるさと双葉町返せ!”のボードを掲げて登壇し、「私は福島第一原発から1・2㌔メートルの所に住んでいました。『すぐに逃げて』と言われ、何も持たないで着の身着のまま逃げて来ました。地獄でした。

 双葉町・浪江町・大熊町の現状を話します。私の家はネズミや泥棒にやられ、2階の天井が落ちました。悲しくてただ涙が出るだけでした。昨日浪江町の友だちが自分の家に帰りましたが、カビが臭くて入ってられないそうです。そんな所に帰れますか、皆さん! この国のやり方です、東電のやり方です! 3・11の時、国も東電も情報はひとつも流してくれませんでした。つらかったです。それで私たちは山の方に逃げたけど、1カ月後に東京に来て、私たちは放射能の強い方に逃げたんだとわかりました。悔しかったです。だから同じ苦しみを他の人に味あわせないために、再稼働は絶対反対なんです!」と心の底から訴えを発した。(H)

全日本建設運輸連帯労働組合・関西地区生コン支部 全国金属機械労働組合・港合同 国鉄千葉動力車労働組合



 だ  ん   け  つ  2013年11月21日  
936
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三里塚反対同盟、
空港周辺地域で一斉行動

 11月17日、三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連絡会議は、成田空港周辺地域での一斉行動に立ち上がった。

 いつも通り午前9時に、天神峰の市東孝雄さんの離れに集合。分担地域を確認し、それぞれが同日付けの「反対同盟ニュース」第2号を手に飛び出していった。

 今回のニュースには、農地裁判の控訴審に向けての署名・カンパなど支援の要請、10・20全国集会の報告、ジェット機の騒音に憤る住民の声などが掲載されている。これを配布して、対話を通じて住民の空港への怒りと結びつくことが今日の闘いだ。

 婦人行動隊の宮本麻子さんは、芝山町宝馬地区を回った。宝馬は、空港反対運動の初期においては多くの人びとが参加したところだ。農家を一軒ずつ訪ねニュースを手渡すと、反対同盟の奮闘への共感と激励が次々と寄せられた。

 ある年輩の女性は、「市東さんの農地問題は、地元のことだから千葉日報で読んでいる。自分もかつて反対闘争に参加して体を立ち木に縛りつけて『ふるさと』を歌って抵抗した。あの歌を聞くと当時を思い出す」と語った。
 ニュースに載っている北原鉱治事務局長の写真を見て、懐かしそうに「北原さんはお元気ですか」と聞いてくる人もいた。

 そして、やはり騒音被害に苦しむ声が数多く寄せられたが、「うちの者が空港に勤めているから……」と複雑な表情をする人も少なくない。宮本さんは回りながら、「一回では変わらないが、繰り返し訪れて現状を変えなければね」と、笑顔で語る。

 北原事務局長はこの日も宣伝カーに乗り込み、各地で精力的に辻立ち演説を行い、空港のもたらした地元への被害を根底から批判し、反対同盟の闘いの正義性を訴えた。

 夕刻に市東さん宅離れに再度集合し、それぞれの行動を報告し合った。 萩原進事務局次長がそれらを集約して、具体的な方針を提起した。「政府は減反政策の廃止を打ち出した。TPPとともにこれは農家にとって死活にかかわる大問題になる。われわれは訪れた先で相手の声をじっくり聞くことがまず第一に重要だ。そして、千葉市での市東さんシンポジウム、年明けの反対同盟旗開き、3月の全国集会などの集会・催しに積極的に誘うことだ。それが市東さんの裁判闘争を一緒に担ってもらうことにつながる。年が明けて旗開き以降、本格的に署名・カンパの要請に入っていこう」

 最後に市東孝雄さんが「反対同盟の闘いをもっと知らしめ広めるために、地域への働きかけをさらに進めよう」と語り、一日を締めくくった。(TN) 
動労千葉を支援する会のホームページから転載


 だ  ん   け  つ  2013年11月16日  
935
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パククネ打倒へ5万人,
 
民営化・労組破壊に実力デモ
 民主労総は11月9、10日、2013年全国労働者大会をかちとり、パククネ政権の労組破壊=民主労総解体攻撃に対し、80万組合員の総力で法の枠を突き破ってでも民主労総の原点をよみがえらせて闘うことを宣言した。韓国労働者階級は、民営化・外注化、労組解体の新自由主義攻撃に「労働者はひとつだ。非正規職を撤廃しよう。労働弾圧を粉砕しよう!」と、正規・非正規などのあらゆる分断を打ち破る巨大な一歩を踏み出した。韓国労働者階級は、民営化・外注化、労組解体の新自由主義攻撃に「労働者はひとつだ。非正規職を撤廃しよう。労働弾圧を粉砕しよう!」と、正規・非正規などのあらゆる分断を打ち破る巨大な一歩を踏み出した。
 11・3労働者集会から1週間、国際連帯の実践と発展を求めて訪韓した動労千葉、動労水戸と全国の労働者・学生80人は9日夜、ヨイド公園で開かれた非正規職撤廃全国労働者大会への参加を皮切りに、10日午前にはサムスン電子本社に対する金属労組の抗議集会に駆けつけ、午後、ソウル市庁前広場に5万人が結集した全国労働者大会をともに闘った。大会後、ソウル都心を5万人の大デモで席巻し、パククネ政権を震え上がらせた。

  10日午後、ソウル市庁前広場で開かれた「民主主義破壊中断! 労働弾圧粉砕! チョンテイル烈士精神継承! 2013年全国労働者大会」には、5万人の労働者が大結集した。
 この10日前、サムスン電子サービス支会のチェジョンボム組合員が、サムスン資本の労組弾圧に抗議の遺書を残して自決した事態に対する怒りの大結集だ。大会は、財閥企業の労組弾圧、全教組と公務員労組、統合進歩党などに対する政府の公安弾圧を弾劾し、総力闘争を展開することを決議した。

 「総力闘争で民主労総を守ろう。烈士精神を継承し労働弾圧を粉砕しよう!」とのかけ声とともに、民主労総傘下の労働組合の旗が会場中央に向かって入場した。色とりどりの労組旗が風にひるがえる。壮観だ。

 司会のユギス民主労総事務総長が「43年前、チョンテイル烈士は勤労基準法を守れと叫びました。10月30日、サムスンの反労働者的犯罪経営によってチェジョンボムさんを失いました。数多くの烈士が私たちのもとから去っていきました。資本の鎖を断つ必要があります。黙祷(もくとう)」と号令を発した。

 続いて「ニムのための行進曲」を大合唱し、参加者は烈士に思いをはせた。会場の最前列にはチェジョンボム烈士の遺影を掲げたサムスン電子サービス支会を始め金属労組が並んでいる。サムスン電子サービス支会天安(チョナン)分会の組合員チェジョンボムさん(33)は、ネットに「とてもつらい。私はチョンテイルさんのようにはできないとしても、役に立つことを願います」との遺言を残し、10月31日、遺体で発見されたのだ。

 大会は、解雇者を組合から除外する規約への変更拒否を理由に労組認定を取り消したパククネ政権の全教組解体攻撃や、公務員労組への法外労組扱い継続、組合への不当捜索とサーバー押収に怒りが爆発した。

 全教組忠北(チュンボク)支部清州(チョンジュ)工業高校分会長が怒りの発言に立った。「パククネ政権が先日、全教組を労働組合と認めないと発表しました。しかし組合員は少しも引いていません。

 むしろ以前脱退した組合員が再加入したり、新しい組合員も増えています。 政府が問題視している9人の解雇者を切り捨てるのではなく、組合員全員がその荷を背負うことにしました。1989年創立当時の初心を取り戻して闘っていきます」と胸を張った。

 パククネ政権は公約を破棄し、鉄道、ガス、電力を財閥に売り渡そうとしている。ストライキを構えて民営化阻止に立ち上がっている公共運輸連盟全国鉄道労組のキムミョンファン委員長が「11月28日にガス労組がストに突入します。12月にはKTXの分割・民営化を阻止するため鉄道労働者が鉄道を止めます。国民の財産・命・安全・未来を守るために私たちがゼネストの旗を高く掲げる時です」と宣言した。

 さらに全国建設労組のクォンヒョクピョン江原(カンウォン)地域本部長が「非正規職と特殊雇用労働者が共存する建設現場は低賃金と劣悪な労働条件が蔓延(まんえん)している」として、「労組ではないとされた全教組、労組設立を認められない公務員労組、そして『労働者ではない』とされる特殊雇用労働者と非正規職労働者のすべてが労働基本権を獲得するための共闘を力強く進めよう」と呼びかけた。

 黄色のポリスラインが会場全体に張りめぐらされ、パフォーマンスが始まった。「資本を守るための秩序と権利……この線をのりこえなければならない。労働者の力でやつらがつくったこの線をのりこえる!」

 続いて、民主労総のシンスンチョル委員長が発言に立った。鬼気迫る発言に、大会の緊張感は頂点に達した。
 「民主労総は労働者たちの血と汗でつくられた組織です。しかし政府は法律と秩序を掲げて労働組合を否定し、労働者を労働者と呼びません。今、民主労総の法的地位には何の意味もない!」と民主労総の労組設立申告書を破り捨て、「先輩労働者には申し訳ないが、民主労総はこれ以上法の枠の中に残ることを拒否します。その代わりに80万組合員の心の中に、1700万労働者の心の中に残ることを選びます。皆さんの心の中に眠っている怒り、闘争本能、意志を呼び起こしてください。これから民主労総は皆さんの鼓動とともに闘争します。資本がつくった差別の壁を破って、破壊された民主主義と、この地の労働者たちの希望のために闘おう。やつらによって押し付けられたこの線を労働者の意志で突破しよう! 労働者はひとつだ! 非正規職撤廃! 民主労総の総団結で労働弾圧を粉砕しよう」と渾身(こんしん)の訴えを行った。

 目に涙を浮かべる組合員たち。パククネ打倒の決意を込めた「トゥジェン(闘争)!」の力強いかけ声がとどろいた。
 午後4時30分、デモが出発。乙支路(ウルチロ)を経て清渓川(チョンゲチョン)のチョンテイル橋を目指した。途中、規定のデモコースを突破し、片側全車線を埋め尽くす実力デモを敢行した。労組旗を押し立て駆けぬけるデモの大隊列と解放感に満ちた労働者の顔。動労千葉訪韓団も民主労総ソウル本部のリードでデモ行進を闘いぬいた。東大門(トンデムン)歴史文化公園の前の交差点で阻止線を張る警察部隊と対峙し、目的地のチョンテイル橋までのデモを貫徹した。

 デモ後、訪韓団を前に動労千葉の田中康宏委員長が総括を提起した。「僕らの闘いの方向性は、絶対に間違っていなかったということを11月3日の集会で私は確信をしました。だからこういう国際連帯もできています。でもそれだけを確認していればいい時はもう終わりました。情勢は急速に動いています。というのは、敵の側が危機だから、足元が崩れ落ちているからです。だから今、方向の正しさとともに、組織する力を持つことが大事だと、ここ韓国に来ても痛感しました。われわれ自身がこれまでの延長線上のあり方を突破すれば必ず怒りの声と結びつきます。これができれば一気に情勢は動く」


 ソウル本部のイジェウン本部長は「パククネ政権に反対する今日の労働者大会に一緒に参加してくれてありがとうございました。これからも心を合わせて力強い闘いをしていきたいと思います」とあいさつした。
 11日、動労千葉訪韓団は、韓国最長の争議となっている全国事務金融サービス労働組合ゴールデンブリッジ投資証券支部を訪問し、本社抗議集会に参加した。また公務員労組や全教組、公立の晋州(チンジュ)医療院閉鎖阻止を闘う全国保健医療労組などとの産別交流を行い、日韓労働者連帯の新たなスタートを切った。

 東京とソウルでともに11月を闘った韓国民主労総の同志たちとの国際連帯の力を自覚し、「線を越えて」前に進もう。(K)

 だ  ん   け  つ  2013年11月5日  
934
東京北部ユニオン
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関町北4-2-11
 電話 3928-1378
11・3全国労働者集会に
5600人が結集
改憲・戦争に進む安倍倒せ 国際連帯で非正規職撤廃を
 新10万筆署名運動を推進し
 解雇撤回・14年最高裁決戦へ
 
闘う労働組合を全職場に 3労組共闘の団結が大前進

 3労組共闘の団結が大前進 国鉄決戦を基軸に、闘う労働組合を全国の職場につくり出す大きなうねりが始まった。11月3日、日比谷野外音楽堂で開かれた全国労働者総決起集会に5600人が結集した。

 労働者の団結と労組の闘いを抑え込んできた新自由主義の30年を覆す実践が各職場で力強く闘われている。安倍を倒し労働組合の力で社会を変えられると全参加者が確信した。

   分割・民営化に決着を!
  集会の冒頭、呼びかけた3労組が訴えた。
 全国金属機械労組港合同の中村吉政委員長は、南労会争議に勝利的に決着をつけたと報告し、団結権を否定する橋下大阪市長の攻撃と対決すると宣言、「どんなに強そうに見えても弱点のない敵はいない」「執念をもって闘えば活路は開ける」と強調し、労働運動の現状を突破する鍵は国鉄闘争にあると提起した。

 動労千葉の田中康宏委員長は、「労働者に襲いかかっている大失業、総非正規職化、改憲と戦争の攻撃に、もう我慢ができないという声が噴き上がっている。その時に必要なのは闘う労働組合をつくることだ」と指摘した。そして、「動労千葉鉄建公団訴訟の最高裁闘争にはすべてをかける価値がある。

 国鉄分割・民営化に決着をつければ社会は変えられる」と力説し、「根本から社会を燃やし尽くす怒りを。闘う労働組合をつくり社会変革を」と訴えた。全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾書記次長は、「闘ってかちとった権利と労働条件を守るためには組織拡大が必要だ」と強調し、組織破壊に立ち向かう思想闘争の重要性も指摘して、組織拡大の先頭に立つ決意を述べた。

 連帯のあいさつに立った三里塚芝山連合空港反対同盟の萩原進事務局次長は、市東孝雄さんの農地裁判が東京高裁での闘いに入る中、「霞が関に攻め上る」と宣言、続いて市東さんも「必ず勝利すると信じ闘い続ける」と決意を述べた。憲法と人権の日弁連をめざす会代表の高山俊吉弁護士は、安倍の攻撃が現に戦争に道を開いていると警鐘を鳴らし、裁判員制度廃止の11・14デモを呼びかけた。星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の星野暁子さんは、星野文昭同志奪還の闘いと階級的労働運動の発展は一体だと強調した。

 国際連帯アピールでは、はるばる韓国から来日した労働者約30人が壇上に並んだ。民主労総ソウル地域本部のイジェウン本部長が、人間の共同性を破壊する新自由主義を弾劾、原発への怒りを表して、より強固な国際連帯をと訴えた。解雇者復職闘争特別委員会のイホドン議長は、民営化反対・解雇撤回の原則を貫く動労千葉の闘いを労働運動の一般原則に、と強調した。 


 ドイツ機関士労組組合員でベルリン都市鉄道民営化反対行動委員会のクルト・シュナイダーさんは「自らの課題を闘いぬくためには国際連帯が必要。そのために私はここにいる」と発言した。滞日・在日外国人労働者の訴えが続いた。

  国鉄解雇はJRの責任だ
 国鉄1047名解雇撤回の最高裁決戦に向けての訴えがなされた。国鉄闘争全国運動呼びかけ人の葉山岳夫弁護士は、「JRに責任なしの03年12月最高裁判決の前提は崩れた」「不当労働行為を認定するなら原職復帰は当然」と述べ、最高裁決戦の課題を明らかにした。元安芸労働基準監督署長の大野義文さんは、「この国がわれわれを殺しにかかっている以上、あきらめることはもうできない」と発言した。
最高裁署名呼びかけ人は、東京高裁判決を「団結権を保障した憲法28条を解釈改憲した」と弾劾、同じく最高裁署名呼びかけ人の元国労闘争団員は、JR北海道の現実に触れ、「安全は労組が当局を追及して闘うことによってしか守れない」と強調した。

 1047名闘争当該が並んだ。動労千葉争議団の中村仁さんが「高裁判決は首を切っても金を出せばいいという判決。不当労働行為なら解雇撤回しかない」と怒りをほとばしらせた。国労旭川闘争団の成田昭雄さんは、保線労働者としてJR北海道の現実に怒りを表し「原因は分割・民営化。まっすぐ分割・民営化に反対し解雇撤回へ闘う」ときっぱりと述べた。

 動労千葉の山田護幕張支部長が外注化阻止の決意を述べ、動労水戸の石井真一委員長は常磐線の竜田延伸を絶対阻止すると宣言した。動労総連合の青年労働者もライフサイクル強制配転との闘いなどについて訴えた。
 福島診療所建設委員会呼びかけ人の佐藤幸子さんは、福島の子どもたちの命をないがしろにする安倍政権に強い怒りを表し、国労郡山工場支部の橋本光一さんは被曝車両K544を巡る闘いを報告して、来春3・11の闘いを呼びかけた。元全日本運輸一般労組原発分会の斉藤征二さんは「2千万人が非正規職にされた社会は、労働者が闘う労働組合に結集しなければ変わらない」と訴えた。

   改憲反対労組声明を提案
  安倍・橋下打倒へ闘う労働者の発言が続いた。入れ墨調査を拒否した大阪市交通局の労働者、安田匡(ただす)さんは、「デマから始める橋下は引きずり下ろせる。道頓堀に沈んでおれ!」と怒りをたぎらせた。愛媛県職労の宇都宮理委員長は公務員賃下げと闘う決意を述べるとともに伊方原発再稼働阻止を訴えた。
 小竹運輸グループ労組の中村伸幸委員長は、組合結成以来の資本の組合つぶし攻撃との闘いを報告し、今も続く配車差別の中で団結を守りぬくと発言した。職場で過労死した労働者の遺族も闘いへの決意を語り、会場から大き拍手が送られた。

 憲法改悪阻止のアピールを、とめよう戦争への道!百万人署名運動の西川重則事務局長が行い、国家安全保障会議設置法、秘密保護法の制定を阻止し、戦争と改憲を国際連帯で止めようと訴えた。沖縄行動団の富田晋さんは、辺野古新基地建設を始めとした戦争攻撃を止めるのは国鉄闘争を基軸とした労働組合の闘いだと強調した。
 憲法改悪反対労組声明を港合同の木下浩平執行委員が読み上げ、「改憲反対は労組の課題。この声明をあらゆる労組に持ち込もう」と訴えた。

 教育労働者、郵政非正規ユニオン、医療・福祉労働者、全学連のアピールが続いた。関西生コン支部は組織拡大の教訓を語った。

 集会後、日比谷から東京電力本店前、数寄屋橋交差点から東京駅前を通るデモに出た。デモ隊は、右翼の敵対と警察の妨害をはねのけ、「解雇撤回、安倍打倒」の叫びを都心に響かせた。

 だ  ん   け  つ  2013年10月31日  
933
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10月25日反原発行動
 
台風を吹き飛ばし再稼働阻止
秘密保護法案反対の声
 10月25日夜、台風27号の接近にともなう暴風雨が予想される中、恒例の反原発金曜行動は国会前行動を取りやめ、午後6時から7時半までの短縮バージョンにしながらも首相官邸前で断固として闘われた。

 特定秘密保護法案がこの日の昼に閣議決定されて衆院に提出されたことへの怒りと危機感から、参加者全員、嵐を押して雨具を持参しての参加だ。その数はいつもとほとんど変わらない。この熱気はすさまじく、台風をも吹っ飛ばし、抗議行動の間ほとんど雨も降らなかった。特に中年女性の発言が参加者の気持ちを代弁していた。「原発の稼働が止まったことをもう一度思い起こして下さい。去年の5月5日のこどもの日に止まりました。稼働ゼロでも電気は有り余っていたわけです。そこをあの野田首相が秋になって大飯の1号機・2号機を再稼働させて、どうなったと思いますか。野田政権なんていうのは、どっかにすっ飛んじゃって、今や見る影もないわけです。今年も再稼働攻撃が始まりましたが、稼働を阻止したら安倍政権なんか吹っ飛んじゃうわけですよ」「あの山本太郎さんが67万票も取ったように、秘密保護法を通したら、もっともっと早く安倍政権の命なんか風前の灯火じゃないですか。だから私たちはここががんばりどころなんです。私たちの力で今までも止めてきたし、これからも止められる、再稼働もさせない、秘密保護法だって安倍政権とともに吹っ飛ばすことが出来るんです。みなさん、命の限りがんばりましょう。原発で殺されるより、戦争に行って殺されるより、今ここでがんばるのが一番いい道なのです」

 参加者は皆このような気持ちで嵐を押して駆けつけてきているのだ。
 さらに大阪から来た3人の女性たちは、「大阪から来ました。私たちはここだけでなく、大阪府下でもいろいろなところで声を上げています。福島から帰りの3人です。私たちは福島の農民の方が農業を出来ない苦しみ、漁民の方が漁業を出来ない苦しみ、その苦しみを聞いていきました。子どもを持っているお母さんはどこで遊ばせたら安全か、心を痛めています。子どもを守り、お父さんやお母さんたちを守り、仕事を守る、汚染水をすぐ止めて、今すぐ原発をゼロにする方向で、国民の声を聞け」と熱烈に訴えた。

 官邸前行動の後、午後8時から経産省前で特定秘密保護法案反対の集会が行われたが、主催者の男性が、「今日、閣議決定された特定秘密保護法、これで再稼働反対とか言えなくなる。今まで大飯の原発だけで止めたのは、毎週金曜日の圧力がかかっていたからだと思います。今日終わった後、経産省前で抗議させてもらいます。みんな、縦横斜めにつながって原発廃炉させましょう」と結集をアピールした。

 この日は反原発と秘密保護法案反対の運動が一つになって爆発していく、その予兆を十分に感じさせるすばらしい闘いだった。(K)





 だ  ん   け  つ  2013年10月29日  
932
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秘密保護法阻止を掲げデモ貫徹
情報隠しの東電本社を直撃
 原発情報などを隠ぺいし、言論統制と団結破壊を狙う特定秘密保護法案の10月25日閣議決定・国会提出強行に対して、安倍政権への怒りが爆発的に高まっています。26日には、救援連絡センターほか「共謀罪」を三度廃案に追い込んできた仲間や新捜査手法反対連絡会議などの呼びかけで、秘密保護法案絶対阻止・一切の治安立法反対のデモが都心において打ち抜かれました。

 台風を吹き飛ばし、晴れ間ののぞく新橋から銀座方面に向けて百名を超えるデモ隊が、「秘密保護法は戦争への道」「共謀罪も盗聴法もいらない」と訴え、繁華街の通行人にアピールしました。
 東京電力本社前では、「原発事故の責任を取れ」「再稼働を許さないぞ」と怒りを倍加。秘密保護法案が通れば、東電の「大本営発表」が検証もされず大手を振って垂れ流される。情報公開を要求するだけで「独立教唆罪」! こんなことが許せるか!と抗議を叩きつけました。秘密保護法案攻防が、労働者人民と安倍政権との対決法案となり、マスコミが書き立てるなかで労働者の関心が集まる状況だけに、相当な大注目を浴びました。

 デモに先立ち、新橋の交通ビル内「国鉄労働会館」において、戦争・治安立法と改憲に反対する集会を行いました。せっかく国労会館なので、国労本部の闘争終結を許さず国鉄解雇撤回の10万筆署名を訴えよう、ということで集会参加者から多くのご協力をいただき、11・3労働者集会チケットも販売しました。

 連帯挨拶では「憲法と人権の日弁連をめざす会」の武内更一弁護士が、裁判員制度反対11・14最高裁デモの方針提起。港合同の川口浩一さんからのカンパアピールの後、石川裕一郎さん(聖学院大学准教授)から、共謀・教唆等の重処罰、適正評価制度による選別を行う秘密保護法は「表現の自由」を侵す憲法違反で、秘密裁判化などもはや近代国家とは呼べなくなり、表現の萎縮や弾圧を招くなど運動への影響は大きいと講演。参加者は絶対廃案の決意を強くしました。

 基調提起では、「知る権利」から進んで、「戦争と治安管理国家化」総体と対決する大衆運動、改憲・集団的自衛権行使の為の国家安全保障会議(日本版NSC)設置法案や今国会でのカンパ禁止法大改悪、来年へと続く「共謀罪」、盗聴法改悪を見据えた闘いの構築の必要性が出されました。

 続いて現場からのリレートーク。爆取弾圧被告で上告審中の板垣宏さんの発言は、高裁が被告の事件への関与がまるで明らかに出来ないことは「紛れもない事実」とまで認定しながら結論は「共謀」で「やったに違いない」とする、むき出しの治安裁判との闘いについて。これを筆頭に、国家権力・資本の凄まじい治安弾圧との現場の対決が次々と訴えられ、基調提起と合わせて、これらを規定する「新自由主義下の戦争と治安管理国家化」との根底的で幅広い反撃陣形の構築の必要性が導き出されてきました。

 安倍政権は、外への侵略戦争と、内への階級戦争(治安管理国家化と一体で公務員攻撃・労働運動解体を突破口に民営化・外注化・非正規化を推進)で全国を「ブラック企業特区」として企業の自由な搾取を実現しようとしています。これと対決し団結を広げて勝利する道は、国鉄決戦を軸とした階級的労働運動の前進にあります。
 今、秘密保護法案阻止闘争が、公務員攻撃による労働者階級の団結破壊を進める安倍政権に対する巨大な反撃の突破口へと押し上げられてきました。反原発闘争も秘密保護法反対闘争と融合して発展してきています。国鉄決戦を基軸・基礎とした公務員労働運動等の前進と大衆的闘いを結びつけ、安倍政権打倒の大闘争をつくり出しましょう。(東京 Y・N)


 だ  ん   け  つ  2013年10月26日  
931
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フランス・パリで強制送還に怒る
中高校1万2000人が街頭デモ
 10月17日、フランスで移民系の少年少女2人が強制送還・国外退去されたことに抗議し、中高校生らが「フランスでの就学を認めよ」と主張し学校を封鎖、パリでは7000人が街頭デモを行った。さらに仏中部のアビニョンや西部のラロシェルでも闘いが広がった。翌18日には少なくとも全国で170校で学校閉鎖、休校・授業中止に追い込まれ、パリのデモは1万2000人にふくれ上がった。

 発端は10月9日、東部ルビエに住んでいたレオナルダ・ディブラニさん(15)が、同級生らと学校行事に参加するため乗っていたスクールバスから警察によって連行された事件だ。彼女はその日のうちにコソボに強制送還された。

 イタリアで生まれたレオナルダさんは、2009年に家族とともにフランスに入国、ロマ族出身の家族はフランスで難民申請をしたが認められず、地元県知事の退去命令を受けていた。すでに父親はコソボに強制送還されていた。さらに12日、パリの高校生、カチク・カチャトゥリアン君(19)がアルメニアに強制送還される事件が続き、高校生たちの怒りは抑え難いものとなった。

 ペイヨン国民教育相は「学校は聖域であるべきだ。われわれは権利と人間性に基づいた指針を保持しなければならない」と強制送還に異を唱え、与党社会党のデジール第一書記らも「連れ戻すべきだ」と主張。オランド政権は手続きなどに問題がなかったか調査を強いられた。

 しかし、強制送還を指揮したバルス内相は、レオナルダさんとその両親、1歳~17歳のきょうだい5人の強制送還は正しい措置だったと反論した。治安対策で強硬姿勢を掲げるバルス内相は、右派のサルコジ前政権が進めたロマのキャンプ撤去と強制送還を公然と支持している。「人権重視」を掲げるオランド政権に対し、来年の欧州議会選に向けた世論調査では、右派の国民戦線が首位に立つなど、10%を超える失業率、雇用不安が高まる中、移民排斥の動きに拍車がかかっている。

 高校生らの抗議行動に、オランド大統領は19日にテレビ演説を行い、「(強制送還は)適法」としつつ、家族を除く本人だけなら再入国を受け入れると発言した。この提案をレオナルダさんは即座に拒否し、家族とともにフランスに戻すことを要求した。オランド発言は怒りの火に油を注ぐものにしかならなかった。

 18日、「教育を受けている若者の追放をやめろ!」「レオナルダとカクチを即時フランスに戻せ!」などのプラカードを掲げた1万2000人のデモ隊は午後1時、バスチーユ広場を出発し、ナシオン広場に向かった。
 このデモには高校生団体(FIDL)とともに教師組合(FSU)、フランス全学連(UNEF)、強制退去処分に反対するNGO団体「国境なき教育ネットワーク(Reseau education sans frontiere、RESF)などが立ち上がった。

 これらの団体は来る11月5日、要求を貫徹するため、新たな大デモを呼びかけている。この動きに右翼の学生が反発を強める中、フランス全学連は大学内での討論を組織しようと活動を始めた。強制送還問題でオランド政権の「人権重視」の虚構が崩れる中、「生きさせろ!」の階級的怒りが爆発しようとしている。

 時も同じ11・3、日比谷野音に集まり、在日・滞日外国人労働者、難民・仮放免者とひとつになってスクラムを組もう! 労働者の国際連帯の力で安倍政権を打倒しよう!(K)

No .

集団的自衛権、秘密保護法、国家安全保障会議、武器三原則見直し
安倍政権を打倒する
11・3大結集を!
  再びの侵略戦争を許すな!
 安倍政権はかつての戦争の歴史をかえりみず、憲法を改悪し、ふたたび戦争への道を開こうとしている。絶対に許してはならない! 

集団的自衛権の容認が、憲法解釈の変更によって狙われている。政府が憲法などに違反しないかをチェックする内閣法制局は、これまで集団的自衛権は「自衛のための必要最小限の範囲を超える」としてきた。それを、法制局長官の首を、集団的自衛権容認派の小松一郎にすげ替えることで容認させようとしている。事実上、憲法9条を解体するような「改憲」を、首相の一存でやってしまうということだ。
また、武器輸出三原則の見直しを防衛計画の大綱に盛り込むとされている。これまで武器や関連技術の輸出が禁止されていたのを解禁し、「死の商人」として戦争で金をもうけ、軍事優先の社会に作りかえようとしているのだ。

特定秘密保護法案は、10月25日にも閣議決定されると言われている。政府が「国の存立にとって重要な情報」として「特別秘密」に指定すれば、その秘密を扱う人や周辺の人々を調査して管理を徹底する。そして、秘密を漏らしたり、知ろうとした人を厳しく処罰するというものだ。国家による人々への監視と情報統制そのものもだ。

安倍政権は日米2プラス2で辺野古への基地建設を推進すると公約し、10月15日の所信表明でも改めて辺野古推進を公言した。現実の戦争に向けた体制づくりもすでに進めているのだ。

  9条の「戦争条項化」狙う
 その狙いは自民党改憲草案でさらに露骨に語られている。
最大の焦点は「戦争の放棄」をうたった9条の改憲だ。タイトルを「安全保障」とかえて国防軍の項目を追加し、9条を戦争のための条項にしようとしている。「自衛のため」なら軍を持っても戦争をしてもいいというものだ。しかし、これまでの歴史を見れば、侵略戦争も「自衛のため」という口実で行われてきたではないか。
さらに、「緊急事態」条項の新設が狙われている。総理大臣が「緊急事態」を宣言すれば、政府が好き勝手に法律をつくれて、「何人も…国その他公の機関の指示に従わなければならない」という。国家が民衆を統制し、戦争協力も強制させる体制づくりそのものだ。

  戦争協力を拒否して闘おう
 中国や北朝鮮への脅威とナショナリズムがあおり立てられ、現実の戦争を想定した体制の構築が実際に進行している。ふたたびの侵略戦争が画策され、労働者を戦争の歯車として組み込み戦争協力を強制することが狙われている。それは労働運動を解体し、労働者の権利と生活を奪うことと一体だ。膨大な労働者が職を奪われ、非正規職に突き落とされていくことと一体で、改憲・戦争攻撃は進められていくのだ。 これに対し、連合は10月3~4日の定期大会において「政治方針」を改訂し、改憲論議を「時期尚早」とする従来の見解を削除した。事実上、安倍政権の改憲攻撃への協力宣言であり、全世界の労働者・民衆への裏切り行為だ。

戦争への協力を拒否し、安倍政権の改憲・戦争攻撃と対決することは労働組合の重大な課題であり、特別の任務だ。危機にたつ安倍政権は完全にグラグラになり、追い詰められている。今こそ闘う労働運動を甦らせ、改憲・戦争を阻止しよう! 我々の力で安倍を打倒する、11・3大結集を実現しよう!

 大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!

 だ  ん   け  つ  2013年10月21日  
930
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『愛と革命』出版記念会 
永田町の星陵会館で
盛大に
 「星野さんを取り戻そう! 全国再審連絡会議」の共同代表・戸村裕実さんが司会を務めた。

 実行委員会と参加者から花束が、出版社代表と星野暁子さんに贈呈された。出版社からはこの本の出版に携わったスタッフも参加して、短期間で出版にこぎつけた苦労や、今も注文の電話が鳴り続けていることが報告された。
 星野暁子さんは、「文昭は無期の獄中にありながら、なぜこんな明るい絵を描けるのか。私たちが求める人間が人間として生きられる社会の人間と人間、人間と自然の関係を描いているからだ。39年の闘いは、新自由主義攻撃のもとで闘う青年労働者と一体だ」と話した。さらに、第2部の手記、第3部の星野同志奪還の闘いについて語り、「文昭を取り戻すためにも、階級的労働運動を前進させるためにも、この本を売り切ろう。11・3労働者集会、12・1星野全国集会の成功をかちとろう」と訴えた。

 戸村さんが「星野文昭さんを暁子のもとに取り戻そう!」と乾杯の音頭をとった。歓談の時間には、星野同志の絵の前に多くの人が集まり、『愛と革命』の感想を語り合った。

 元身柄引受人、群馬の青柳晃玄さんのメッセージが紹介された後、編集、組版、デザイン・装丁を担当した3人が発言した。美術専門の出版社の協力を得て星野同志の絵を美しく再現することができたこと、最後の最後まで校正の赤入れが行われ良い本に仕上がったことなどが報告された。

 鈴木達夫弁護団長は、9月30日に提出した「意見書」について、「証拠開示の理論を二つの論点にまとめてまとめて提起した。一つは、再審は誤って有罪とされた人の利益のためにのみあるということだ。もう一つは、新しい証拠が出てきた時は確定判決は見直されなければならないことだ。そのための証拠を、検察官が独占することは許されない。証拠開示で星野さんを取り戻そう」と提起した。

 岩井信主任弁護人は、「最高裁はKr証人の誤りを認めざるを得なかった。証拠開示によって再審開始をかちとろう」と訴え、藤田城治弁護人はビデオ国賠について報告した。

 連続学習会の講師である金元重(キムウォンジュン)さん(千葉商科大学教授・国鉄闘争全国運動呼びかけ人)と、客野美喜子さん(「なくせ冤罪市民評議会」代表)から「お祝いの言葉」があった。

 動労千葉執行委員の川崎昌浩さんは、「二つの取り戻す闘いに取り組んでいる。一つは、1047名の仲間を国鉄職場に取り戻す。もう一つは、外注化攻撃を打ち破って仲間と仕事を取り戻すことだ。11・3労働者集会を大成功させることが、星野さんに応える闘いだ」と訴えた。

 全国労組交流センター代表の辻川慎一さんは、「僕は、本当の労働者階級の党をつくることにかけている。星野さんと暁子さんが獄中結婚したのは、全身全霊をかけた決起だと思う。僕が40人の青年とともに動労水戸をつくったのと同じ格闘だ。敵は揺れている。ガタガタだ。安倍はなんの説得力もない。新自由主義を倒す闘いをやろう」と熱を込めて訴えた。

 三里塚芝山連合空港反対同盟の宮本麻子さん、全学連の斎藤郁真委員長、東京北部ユニオン「街」分会から発言が続いた。

 革共同の天田三紀夫書記長は、「この本は、革命的共産主義運動の新しい時代を切り開くものだ。大恐慌が深化し、アメリカ政府がデフォルトの危機に直前している。新自由主義の崩壊、フクシマの現実など、大変な時代がきている。『愛と革命』を大胆に労働者階級に持ち込み、革命の時代を切り開こう。星野文昭さんを取り戻そう」と決意を語った。

 家族から星野暁子さん、星野誉夫さんがあいさつ。最後に星野再審連絡会議事務局の金山克巳さんが閉会のあいさつに立ち、出版記念会の参加者は絵画で参加した星野同志を含めて72人に達したことが報告された。

 『愛と革命』を全国で販売しよう。10・13反原発闘争では参加者に7冊売れた。この本を広範な労働者人民に売ることをとおして、11・3労働者集会の1万人結集を切り開き、12・1星野全国集会を成功させよう。
 『愛と革命』で星野同志を奪還しよう。(K)

 だ  ん   け  つ  2013年10月17日  
929
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11・3へ、秋田で
10・12総決起集会とデモ

 10月12日(土)午後1時半から、秋田駅東口の会場で『ともに闘う秋田の会』が主催して、国鉄1047名解雇撤回!外注化阻止・非正規職撤廃!全原発を廃炉に!と題する総決起集会と駅前一周のデモ行進が40名を結集して闘いぬかれました。

 集会は、本年7月に開催された国労全国大会闘争のDVD上映から始まり、司会から冒頭に、『国鉄闘争全国運動・北海道』から熱い連帯メッセ-ジが寄せられていることが紹介され、全文が読み上げられました。続いて秋田の会・共同代表のSさんから「9月10日、最高裁の上告棄却は許し難い。勝利するまで闘い抜く」という力強い開会の挨拶。
 基調報告にたった鉄運機構訴訟原告の小玉忠憲さんは、今回の棄却について「和解を拒否して闘い抜く私の闘う意思を打ち砕き、同時に9・25動労千葉鉄建公団・高裁判決を反動的に誘導しようという極めて政治的なもの」「不当労働行為責任の追及と1047名解雇の撤回へ闘う私の意思は不動です」と言い切りました。さらに9・25判決にふれて「10万筆署名を初めとする国鉄闘争全国運動の力がその反動的企みを打ち砕いた」こと、「今一歩ですべてをひっくり返すところまできている、国家の心臓を射抜く核心をついた闘いであることが明確になった」として、「新たな署名運動を初めとする全国の力で断固として最高裁へ攻め上ろう。11・3はその総決起集会であり全力で大結集を勝ちとろう!」と提起。

 特別報告の第一は、『国鉄闘争と国労組合員資格確認請求訴訟の現状』と題する石田亮弁護士。予定時間を超えて参加者から次々と質問がだされ、「4.9政治和解」の3ケ月後の大会で、実質的には「特別組合員」の名目で国労闘争団員全員を国労から追放したことの実態が暴かれ、大きな怒りを呼び起こしました。

特別報告の第二は、国労郡山工場支部書記長・橋本光一さん。K544をめぐる被曝労働との現場における格闘が報告され、「労働者をべっ視しなければ、必ず展望は開ける」「福島の怒りの先頭に立って闘う。来年の3・11は郡山で開催しますから総結集して下さい」と魂を揺さぶるアピ-ルがされました。最後に、新潟・青森・宮城・福島の仲間から連帯と決意表明が行われ、国労秋田闘争団・家族からの御礼の挨拶と団結ガンバロ-の三唱。

 直ちに秋田駅西口・JR秋田支社前に集合して抗議のシュプレヒコ-ルを叩きつけ、駅前一周のデモ行進です。JR東日本による金儲け第一のデステネ-ション行事で真っ盛りの秋田市内ですが、「国鉄の分割・民営化を許さないぞ!JR秋田支社は小玉さんの不当解雇を撤回しろ-!」のコ-ルに情勢は一変、デモ隊列が再びJR秋田支社前に戻ってくると、直撃されたJRの管理職はおおあわての様子がありありで効果抜群でした。

 なおこの日、集会開始前の午前11時から~12時半には、駅前西口で街頭宣伝行動に立ち、ビラ850枚が配布され、最高裁にむけた新たな署名が93筆集まりました。こうして10・12秋田総決起集会・デモは、さらに固い団結と新たな戦闘宣言を発して11・3へ総結集を誓い合いました。(TK)

No .


  幕張車両センター構内で
割り出し事故

外注化による安全崩壊だ!

鉄道は外注化してはいけない

 鉄道の業務は本来外注化などしてはならないものだ。一度事故を起こせば、多くの乗客の生命を奪うことになるからだ。尼崎事故では107名もの生命が奪われ、その賠償や責任問題は今も全く解決していない。羽越線事後では5名の乗客の生命が奪われた。そのことを忘れてはいけない。
 車両の検査や運転、保線・電力・信号通信等のメンテナンスは綿々と技術が継承され、蓄積されてきた鉄道会社の根幹をなす業務だ。「コスト削減」「カネ儲け」のためだけに、それを全部放り出すなど絶対にやってはならないことだ。JR北海道の現実をよく見る必要がある。「利潤追求」には限度というものがない。ついに行き着いたのは、時給750円の何の経験もない労働者に車両の検査・修繕や線路の保守をやらせるという現実だった。そして安全は全部崩壊した。

誰も責任をとれない!

 幕張車両センターでは、昨年10月、仕業検査、派出検査、構内運転業務の外注化が強行された。本来、全部が深く関連している鉄道の業務がCTSとJRに分断された。働いている者も半分が強制出向に出された。どんな委託契約に基づいて働かされているのかも、直営と外注の区分もはっきりしない。会社が別々になったため、トータルに責任をもつ管理者は誰もいなくなった。確かに、別な会社の業務に口を出したり、指示したりはできないのだ。結局、職場にまん延したのはとんでもない無責任体制であった。今はJR側も、CTS出向者も現場はみんなベテランだ。だが、このままいけば必ず多くの乗客の命を奪う事故が起きる。だから外注化は絶対認めてはいけないのだ。

構内で事故が起きた!

 それは現実のものになりはじめている。10月8日、幕張車両センターで、保守用車がポイントを割り出す事故が起きた。これは外注化によってひき起こされた事故だ(詳細は別途)。当日構内では、南引上げ線にある列車洗浄機の検査があり、同時刻にそのすぐ脇の線路を使う保守用車の作業があった。保守用車は、洗浄機検査で作業員が出ていることを報せる赤色灯を見てポイントを跨いだ位置に停止。信号所がその状況を把握しないままポイントを転換したために起きた事故だ。
 作業はいずれもJRが発注したものだが、保守用車は「東鉄工業」、洗浄機検査は「メカトロ」、信号所は「CTS」とバラバラに外注化されている。JRとそれぞれの会社間には委託契約関係があるが、外注会社同士は全く関係がないため、お互いに連絡をとり合うことはできない。さらにJRも、それぞれの外注会社の責任者に作業を発注することはできるが、現場作業員に直接指示することは法的に禁止されている。
 つまり、密接に関係するひとつの作業をしているのに、外注化によってその作業は4つの会社にバラバラに分断されていて、現場には、全体に責任をもっている者は誰もいない。責任をもつべきJRは、現場とは関係ない机の前に座っているだけ。 これが外注化によってもたらされた現実だ。

共に運転保安確立の闘いを

 この事故の対策についてJRは、「連絡の徹底」の一言で済ますかもしれない。しかし、この事故は明らかに外注化の必然的な結果だ。どんなきれい事を言おうが、外注化は鉄道の安全を確実に蝕む。「安全は輸送業務の最大の使命」だったはずだ。「安全の崩壊」はJR北海道だけの問題ではない。JR東日本でも外注化とコスト削減の結果、事故率は私鉄15社合計の8.9倍(11年)に及んでいる。
 しかも、結局事故が起きれば、その責任は全部ミスした労働者に負わせられる。だが、ミスが起きるような職場の現実を生み出したのはJRであり、外注化だ。鉄道は、本来一元的で厳格な指揮命令系統がなければ安全を保てるはずのない業務だ。外注化に対し、共に闘いに立ち上がろう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!


 だ  ん   け  つ  2013年9月24日  
928
東京北部ユニオン
リサイクルショップ「街」分会
関町北4-2-11
 電話 3928-1378
 

No .


   国家的不当労働行為を消し去ることはできない
9・25判決裁判へ
9月25日(水) 13時結集 東京高裁前東京高裁・難波裁判長は解雇撤回の判決を出せ!


 9・15国鉄集会に1100人

全国から台風が接近する悪天候をついて、1100人が東京・代々木公園に結集した。集会直前まで激しく降っていた雨もやみ、日もさす残暑のなかで集会はかちとられた。

 動労千葉の田中康宏委員長が、主催者あいさつで、「真実をさらにあばきだして国鉄分割・民営化の国家的不当労働行為で解雇された仲間の解雇撤回と労働組合を再生するまでどんな判決であろうと闘いつづけよう」とよびかけた。 集会後、渋谷の街を席巻する大デモを行った。

  動労千葉争議団長・高石正博
 25日に判決が出ることになっていますが、高裁では「まだこんな闘争をやっていたのか」ということをいきなり裁判官が言う、こんなことを僕は絶対に許せません。こういう裁判官が出す判決だということでそんなに期待は出来ないと思います。だけども僕らは解雇撤回の文字がとれない限りは闘い続けていきたいと思います。今後もよろしくお願いします。

  動労千葉争議団・中村 仁
 10万筆署名の取り組み本当にありがとうございます。私たちがこの署名を通して皆さんと団結できたことが勝利だと思っています。
動労千葉組合員は、外注化と闘ったり、駅に飛ばされながらも闘っています。分割・民営化との闘いをいまも闘い続けている。このことに誇りを持ってこれからも闘っていきたいと思います。外注化も絶対に粉砕して、解雇撤回も勝ち取って絶対JRに戻ります。

◎動労千葉鉄建公団控訴審(判決)
日  時 9月25日(水)14時~
場  所 東京高裁824号法廷
内  容 判決言い渡し
指令列車 千葉駅10番 12時11分始発 快速列車最後部乗車
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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 だ  ん   け  つ  2013年9月21日  
927
東京北部ユニオン
リサイクルショップ「街」分会
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 電話 3928-1378

経産省前テント守ろう 再稼働阻止・廃炉を 人間の鎖で経産省包囲
 9月11日、東京・霞が関の経産省前で「オリンピックよりも被災者の支援を/原発再稼働よりも福島第一原発の終息を」を掲げて、経産省抗議集会とヒューマンチェーンが行われた。

 11年9月11日に経産省前テントが建てられてちょうど2年。大飯原発3・4号機の停止と再びの「稼働原発ゼロ」が迫り、安倍政権が再稼働へ動き始める中で、あらためて再稼働阻止と全原発廃炉の実現を誓う行動だった。

 午後3時。経産省前で抗議の座り込みとスピーチが始まった。再稼働が狙われる北海道・泊、愛媛県・伊方、鹿児島県・川内、福井県の若狭湾で反対運動を続ける住民が「再稼働を絶対に許さない」と力強く訴えた。

 福島からは、双葉町から東京に避難している亀屋幸子さん、郡山市の黒田節子さん、福島市の椎名千恵子さんらが発言。亀屋さんは「汚染水は完全にブロックされている」と公言した安倍首相を強く弾劾し、「私たち避難者は今もなおこんなに苦しんでいるのに、オリンピックの話を聞くと悔しくて涙がとまりません」と訴えた。黒田さんは「=2k=44=wa=人の子どもたちの甲状腺がんとその恐れと発表された。あきらめるわけにはいきません。福島には今も子どもたちが生活し、赤ちゃんが生まれています。未来のために一緒に力を合わせましょう」と呼びかけた。

 椎名さんは「11年10月27日、原発いらない福島の女たちがここで座り込みを行い、12月1日には『とつきとおかのテント行動』を始めました。多くの方々とともに闘い続けてきた結果、今もテントが堂々と立っています。分断を許さず、もっと強固につながってまいりましょう」と訴えた。
 続いて、そろいの黒装束の女性たちを先頭に「かんしょ踊り」を輪になって踊った。

 手づくりの料理をほおばりひと休みした後、6時から再度、経産省前で抗議集会を行った。7時半からは経産省を包囲するヒューマンチェーン。経産省に沿った歩道で数百人が手をつなぎ、8時過ぎに「チェーンがつながりました」とアナウンスされると大きな歓声が上がり、「この力をもっと大きく広げ、再稼働を阻もう」と誓った。(S)

動労水戸
10・1外注化阻止へ
第2波のスト
  動労水戸は9月13日、誘導・計画業務10・1外注化阻止を掲げて第2波ストライキに立ち上がった。この日の勤務者全員がストライキに入った。

 午前11時に、勝田車両センター門前に組合員と支援が結集し抗議闘争を行った。木村郁夫書記長は「昨年の外注化強行から1年で、どれほど職場が混乱し、安全が破壊されたか。JR水戸支社ですら団交で『(外注化の現状は)課題がある』と言わざるをえない現実だ」と怒りをあらわにし、「こんな施策の先に未来があるのか。しかたがないことなのか。分断を打ち破り、今こそ声をあげよう」と職場の若い仲間に訴えた。高野安雄副委員長も「MTS(水戸鉄道サービス)がまともに業務の遂行もできず、教育訓練もできないことは明らかだ。
 この現状の上に、さらに外注化を拡大することなど絶対に許されない」と述べ「動労水戸は外注化を粉砕するまで徹底的に闘い抜く」と訴えた。
  不当労働行為粉砕裁判を闘う
 抗議行動を終えた組合員らは水戸市内に移動し、ストに入った他の組合員と合流。全員で水戸地裁民事第1部(脇博人裁判長)で開かれた不当労働行為粉砕裁判の第9回口頭弁論に臨んだ。傍聴席に入りきれないほどの大結集となった。

 裁判では、原告代理人の松田生朗弁護士が意見を述べ、JR東日本が書面で「運転士が勤務したら夜勤手当が発生する」ことを認めながら、未払い分の差額賃金について「支払う必要はない」と居直っていることをあげ真意をただした。すると、脇裁判長が間に割って入り「一般的な解雇事件におけるバックペイ(未払い賃金の支払い)でも残業代は支払われない」と、あろうことか被告に成り代わって説明を始めた。原告と傍聴者は脇裁判長に対して「会社の代理人に聞いてるんだよ!」怒りの声をあげた。しかも、運転士登用差別裁判をめぐる最高裁確定判決は「運転士として勤務したら得られたであろう賃金」との差額の支払いを命じている。運転士の勤務の性格から、夜勤手当や超勤手当は、どの運転士にも例外なく発生する。脇裁判長の“解説”自体が的はずれもいいところだ。

 裁判の総括集会で、原告代理人の葉山岳夫弁護士や山本志都弁護士も「けしからん姿勢だ。JR東日本の代理人そのものだ」「真ん中に座ってはいるが中立でもなんでもない」と裁判長のあり方を批判した。

 集会の基調を提起した石井真一委員長は、この裁判について「国鉄分割・民営化以来の国鉄労働運動つぶしに抗しして、国をあげた闘いに26年間闘い抜いて勝利の展望を切り開いている。運転士登用差別、昇進差別、現在も継続している動労水戸への不当労働行為などの一切を粉砕する闘いだ」と、あらためてこの闘いの意義を明らかにした。

 石井委員長はさらに、10・1誘導・計画業務外注化をめぐってJR水戸支社が、動労水戸との団交を一方的に打ち切りながら「出向の発令だけはやらせてもらう」と事前通知を出そうとしていることを激しく弾劾。きわめて専門性の高い誘導・計画業務を下請け会社に放り出すJR水戸支社を批判し、組織拡大闘争を軸にして外注化粉砕するまで闘い抜くことを宣言した。また、被曝車両(K544編成)をめぐる被曝労働拒否、当局による「偽装交検」弾劾の闘いを総括した上で、「安倍首相のとんでもないうそが露呈し、『原発再稼働・輸出なのか、全原発の廃炉か』をかけて原発問題を根底から問う過程に入る。常磐線の竜田駅までの延伸は一大決戦になる」と述べた。最後に「連合の崩壊が始まり、労働運動の転換期が来ている。この情勢をつくりだしたのは動労千葉、動労水戸―動労総連合の闘いだ。今年こそ1万人を集める決意を固めて、11・3集会へのチケット販売やオルグを始めよう」と提起した。

 辻川慎一副委員長のまとめの提起で集会を終え、全参加者でJR水戸支社への抗議行動を闘い抜いた。高野副委員長が「現在、支社のビルで、外注化妥結に向けて東労組が団交をしている」と暴露し、怒りを込めて何度もシュプレヒコールをたたきつけた。(O)

 だ  ん   け  つ  2013年9月17日  
926
東京北部ユニオン
リサイクルショップ「街」分会
関町北4-2-11
 電話 3928-1378
 
動労千葉鉄建公団訴訟勝利へ
9・15総決起集会
 「東京高裁・難波孝一裁判長は解雇撤回の判決を出せ!」――動労千葉鉄建公団訴訟控訴審の判決を目前に控えた9月15日、動労千葉と国鉄闘争全国運動の呼びかけた総決起集会が代々木公園ケヤキ並木で開催された。全国から1100人の労働者・農民・学生・市民が集まり、渋谷の街を席巻する大デモを行った。

 台風18号の影響が心配されたが昼過ぎには奇跡的に雨があがり、汗ばむほどの好天の中での集会となった。集会開始前、図々しく会場横にたむろして集会破壊を狙う警視庁の公安刑事どもに対して参加者全体が嵐のようシュプレヒコールを繰り返したたきつけ、会場後方に追い払った。戦闘的・解放的な雰囲気の中、動労千葉の長田敏之書記長の司会で集会がスタートした。

解雇撤回・JR復帰の判決をかちとるぞ!
 主催者を代表して動労千葉の田中康宏委員長と、国鉄闘争全国運動呼びかけ人の伊藤晃さん(日本近代史研究者))があいさつを行った。

 田中委員長は冒頭、「今日の集会の目的はただひとつ。25日に予定されている1047名解雇撤回の裁判に勝利することだ」と、この日の闘いの意義を明らかにした。そして、昨年6月の一審判決とその後の取り組み、さらにJR職場での新たな外注化攻撃との闘いの現状を報告した上で、「多くの労組大会で現場の怒りが噴き出し、腐り果てた幹部たちの支配が崩れ落ちている。ここからが勝負だ。国鉄分割・民営化には決着をつけ、安倍政権の国鉄分割・民営化を数十倍する民営化攻撃を絶対に粉砕しよう。この闘いを通して闘う労働組合をよみがえらせ、今年の11・3全国者集会を時代の転換点になるような集会としてかちとろう」と渾身(こんしん)の訴えを行った。伊藤晃さんは「外注化や非正規職化は『しかたない』、あるいは『闘ってもどうにもならない』と多くの労働者が思っているがそれはうそだ。多くの行動を広くつなげていければはね返せる。全国の仲間に呼びかけ、力をひとつに結集させるためにこれからも全国運動は頑張ります」と述べた。

 三里塚芝山連合空港反対同盟の萩原富夫さん、とめよう戦争への道!百万人署名運動の西川重則事務局長、すべての原発いますぐとめよう!全国会議(な全)の織田陽介事務局長が熱い連帯のあいさつに続き、当該と弁護団が次々とマイクを取った。


 動労千葉弁護団の葉山岳夫弁護士は、「すべての証人請求を却下し、弁論再開要求も無視する東京高裁の姿勢は、裁判所による不当労働行為隠しそのものだ。最後に勝負を決めるのは現場での階級的労働運動の力だ。これからが勝負だ」と訴え、同じく藤田正人弁護士も「どんな判決が出ようが、闘いは勝利するまで終わらない。弁護団もともに闘う」と決意を明らかにした。

 動労千葉争議団の高石正博さんは「今の世の中を変えていくには、この1047名解雇撤回裁判になんとしても勝利しなくてはならない」と決意を明らかにし、同じく中村仁さんも「解雇撤回・JR復帰の署名を通して、皆さんと団結できたことがまず勝利だ。外注化で出向に出されたり駅に強制配転された組合員とともに闘い、解雇を撤回させて絶対にJRに帰ります」と宣言した。国労小倉地区闘争団の羽廣憲さんも「私たちは勝つまで闘いをやめない。『一人の首切りも許さない』という原則に立ちきって、解雇撤回させるまで人生をかけて闘い抜く」と発言。国労秋田闘争団の小玉忠憲さんは、最高裁による9月10日の鉄道運輸機構訴訟上告棄却を激しく弾劾し、「この間の闘いでついに、誰が、どこで、どういう風にして私たちを不採用にしたのか、その経過がすべて明らかになった。裁判所は直ちに事実調べを行え! 真実に目を向けよ! 階級戦争に対しては階級戦争をたたきつけ、団結拡大と国際連帯で勝利する。それがわれわれ国労闘争団の回答だ」と新たな戦闘宣言を発した。

 さらに、全国で展開された解雇撤回・JR復帰の10万筆署名の取り組みを代表して、新潟と東京東部の労働者が、その手応えと教訓を報告した。


 動労千葉執行委員の関道利さんのカンパアピールに続き、動労総連合の各単組から外注化・非正規職化阻止のアピールが行われた。動労千葉幕張支部の山田護支部長、動労水戸の石井真一委員長が10・1外注化阻止にむけた烈々たる決意を表明。動労連帯高崎の漆原芳郎副委員長は「高崎鉄道サービス(TTS)の労働者が動労連帯高崎に加入した」と組織拡大の前進を報告、大きな拍手が沸いた。動労西日本の山田和広書記長は、外注化阻止・非正規職撤廃への決意を述べた。

●解雇撤回・JR復帰要求署名は4万3604筆に!
 被曝労働拒否の闘いで労組の枠を越えた闘いを打ち抜いた国労郡山工場支部の橋本光一さん、大阪市長・橋下打倒の先頭に立って奮闘する大阪の自治体労働者、教育労働者、全逓労働者、合同一般労組全国協共同代表の吉本伸幸さん、全学連の斎藤郁真委員長が決意を表明した。

 最後に、全国運動呼びかけ人である山本弘行さんが、集会宣言を高らかに読み上げて集会を締めくくった。また山本さんは、この日の会場に持ち寄られた署名も含めて、解雇撤回・JR復帰要求の署名が総計4万3604筆(9月15日現在)に達したことを報告した。

 意気高く集会終えた参加者は、色とりどりの組合旗を林立させてデモに出た。デモ出発時にはまた雨が降り出したが、それをも吹き飛ばす勢いで渋谷区役所前からハチ公前交差点、宮下公園前をデモ行進した。「“首切り自由”を許さないぞ! 労働組合をつくってともに闘おう!」という呼びかけに、渋谷の若者たちからも大きな注目が集まった。(O)

 だ  ん   け  つ  2013年9月12日  
925
東京北部ユニオン
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関町北4-2-11
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 星野同志奪還へ430人が
9・8徳島刑務所包囲デモ
 「Give Us Back HOSHINO」「無実の星野さんを返せ」の看板が掲げられた吉野川の支流・鮎喰川(あぐいがわ)の河川敷。川上を眺めると徳島刑務所の職員官舎が建っている。その先が星野文昭同志がいる徳島刑務所だ。9月8日昼、「星野さんは今、刑務所の中で耳を澄ましています! 

 星野さんを奪還する第2弾の包囲デモで徳島刑務所に迫っていきましょう」。杉並星野文昭さんを救う会の狩野満男さんの第一声で「階級的労働運動の力で星野さんを取り戻そう!9・8徳島刑務所デモ集会」(同実行委主催)が始まった。全国労組交流センター、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議を始め、全国から430人が集まった。
 最初に「愛する夫を返せ」と記されたたすきを身につけた星野暁子さんが発言に立った。大阪取り戻す会のNさんの9・2不当逮捕を弾劾し、さらに9・8参加を楽しみにしていた東京西部ユニオン・ダッシュ分会のKさんの急逝6月23日)を悼んだ後、暁子さんは「文昭は全身が耳になるぐらいみなさんの訪問を待ち望んでいます」と語り、6日の面会で受け取った文昭さんのメッセージを伝えた。「僕に対する権力側の弾圧は、今につながる労働者人民の団結で世の中を変えていく闘いをなんとしてもつぶそうとするものだ。それが無実を百も承知の無期攻撃だった。それに対してありとあらゆる困難をのりこえてつくり出してきた中身が今、新自由主義に対して闘う労働者の希望になっている。人間が人間らしく生きられる世の中をめざす生き方と、暁子との愛、そして仲間との団結があれば、どんな攻撃も粉砕して世の中を変えられる。そうした境地を今手にしている。団結してがんばろう!」
 昨年2・5徳島刑務所包囲デモの「首謀者」として徳島刑務所が金山克巳さん、仙田哲也さん、増上昭典さんの3人に対して面会・手紙・ 差し入れなど一切を「禁止」する処分を行ったことに対し文昭さんは、先日、監査官への苦情申立をしたという。「それは、みなさんへの心からのエールだと言っています。そして『集団面会なんだ。みんなに会うのを楽しみにしているよ』と伝えてほしいということでした。みなさんとの団結の力で解放をかちとろうとしているのです」と暁子さん。

 さらに、ついに刊行された『愛と革命』を紹介し、「文昭の獄中39年、ともに生きた29年。命をも奪う無期攻撃に対して文昭と私が愛と団結、対話を大切にしてよみがえり、すべての人間が人間らしく生きられなければ、自分も人間的に生きることはできないという思想を磨き、愛を貫いて希望にたどり着く様子が描かれています。私はこの本を新自由主義攻撃による困難と分断に怒るすべての労働者民衆に読んでほしいと思っています。絶望に見える攻撃の先に希望を見い出すことができるからです」。

 連日34度の酷暑、暁子さんは過酷な獄中処遇について、「汗だくになっても、夜寝る前に水を使って体を拭くことすら認められず、徳島刑務所は『洗面器2杯分の水を全員に配布する予算はない』と言っています。千葉刑務所では62歳の女性が熱中症で亡くなったばかりです。人が死ぬような状況に対して徳島刑務所が何も対策を取らないことは許されることではありません。きょうの徳島刑務所包囲デモは、文昭と全受刑者の命を守り、星野闘争勝利のための切実な闘いです」と訴えた。

 さらに暁子さんは「革命の時代に勝利する階級的労働運動は、国鉄と反原発と星野を掛け合わせた闘いだと私は確信しています。秋、全証拠開示運動をしっかりと闘っていきましょう。福島の怒り、沖縄の怒りと一体に動労千葉、動労水戸の闘いに続き、新しい時代に新しい団結を求めて、9・15国鉄集会、9・25判決闘争、11月労働者集会に決起して行きましょう」と呼びかけた。

 最後に「刑務所の門前で文昭の好きな『釜山港に帰れ』を歌います。文昭は『ベトナム戦争が激しかったころ、韓国からベトナムに行った兵士たちに帰ることを呼びかけた反戦歌。歌の苦手な僕が全部歌える数少ない歌なんだ。僕の気持ちをみんなに伝えてほしい』と言っていました。南北統一の願いも込めて、ぜひ文昭に声限りに届けましょう」。暁子さんの決意あふれる発言に全参加者の大きな拍手が応えた。

 続いて徳島市内で全国運営委員会を開催し、この日のデモに臨んだ全国労組交流センターの辻川慎一代表(動労水戸副委員長)が発言に立ち、「新自由主義に怒るアメリカ労働者の前にオバマ大統領はシリア戦争を決断できない状況だ。何が東京オリンピックだ。日本帝国主義に2020年があるのか、ないでしょ! フクシマの怒りが噴き上がっている。日本の怒れる労働者、とことん闘いましょう」と、階級的労働運動の力で星野さんを奪還しようと訴えた。

 徳島救う会から元木美起子さんと徳島医療福祉労組の青年労働者、星野再審弁護団の和久田修弁護士、動労西日本の山田和広書記長、動労千葉の田中康宏委員長が次々に発言した。和久田弁護士は「証拠開示運動を進め、たくさんの証拠を開示させる中で星野さんの無実は明らかになっている。もう一つの壁は、星野さんを絶対に出さないという国家権力の強い意志だ。この壁を打ち破るのが今日のデモだ。みなさんの怒り、みなさんの思いを届けていきましょう!」と力強く呼びかけた。
 さらに連帯あいさつが、NAZEN愛媛の日野亮さん、全学連・斎藤郁真委員長、全国水平同盟・岡邨洋委員長から行われた。

 徳島福祉医療労組の元木智之委員長が「ラブ・レボルーション『愛と革命』で星野さんを取り戻そう」とカンパアピールし、全国24の星野救援会を代表し、沖縄万人(うまんちゅ)の力で星野さんを取り戻す会の柿本博人さん、福島・取り戻す会の長沢宏さんが、きっぱりと決意を語った。

 すべての発言を受け、全国再審連絡会議の戸村裕実共同代表が「徳島刑務所の非人道的な処遇に対し怒りの声を上げよう。1日も早く星野さんを取り戻すために団結してがんばりましょう」とまとめの提起を行った。広島救う会が「警察に一指も触れさせず、星野さんとの団結をかちとろう」と行動提起を行った後、「釜山港に帰れ」を合唱し、「星野さんを取り戻すぞ!」とシュプレヒコール!

 心配された空模様は一変、夏の太陽が降り注ぐ中、一路、徳島刑務所に向かってデモに出発した。「星野さん! 会いに来ましたよ!」「無実の星野さんを取り戻すぞ!」「上窓を開けろ!」「水で体を拭かせろ!」

 地元住民の温かい声援の中、長蛇のデモが労働組合旗や全学連旗などをたなびかせて進んだ。デモには午前中の徳島駅前街宣で出会ったばかりの青年の姿もあった。刑務所前では、東京西部ユニオンの吉本伸幸委員長のリードで全参加者が「釜山港に帰れ」を熱唱した。この声が星野文昭さんに届いていることを確信し、デモを貫徹した。

 デモ終了後、星野暁子さんが「文昭との集団面会本当にありがとうございました。文昭は聞いています。一人ひとりの顔と声に向き合って感謝した思いで過ごしています。私はみんなとともに刑務所の前に立って、文昭が歩いて出て来る風景を思い浮かべていました。私たちが迎えに行く。文昭は歩いて来ます。その日のために明日からの闘いも、この腐った社会を変える闘いとひとつに文昭の思いを自らの思いとして闘っていきましょう!」。辻川さんが「僕たちは必ず勝利します。9・25どんな反動判決が出ようともわれわれは負けない」と宣言した。

 時代は動き出した。星野同志の闘いが、その時代の動きを加速させる。「3回目(のデモ)は星野さんを奪い返して迎えに行く時だ」(田中委員長)。全証拠開示運動を闘い、新しい時代の新しい団結で星野同志を取り戻そう!(M)


 だ  ん   け  つ  2013年8月8日  
924
東京北部ユニオン
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8・6記念式典 怒りのコールが安倍を射抜く
 8月6日早朝、「被爆68周年 8・6ヒロシマ大行動実行委員会」が呼びかけた集会とデモで、全国、全世界の怒りが安倍と中国電力にたたきつけられた。

 「安倍首相の式典出席弾劾!」「松井市長は恥を知れ!」。平和公園での記念式典で、式台に歩み寄ろうとした安倍を怒りのシュプレヒコールが射抜いた。原発の再稼働と輸出を強行しようとする安倍、「原爆と原発は別」と言い放ち、安倍を式典に引き入れた広島市長。ヒロシマとフクシマ、反核と反原発の闘いを分断し、踏みにじることなど許さない。
 原爆ドーム前から繰り出したデモ隊は、式典会場の対岸いっぱいに陣取り、繰り返し安倍に弾劾のコールを浴びせた。公園内にはうなずきながら静かに見守る人もいた。一転、リズミカルな太鼓の音が響きわたった。平和大通りからは中国電力に向けたデモだ。「島根原発の再稼働をするな!」「上関に原発を造るな!」。路面電車からも車からも市民の熱い注目が集まる。中電ビルを一周したデモ隊は正面玄関前の歩道を埋め、シュプレヒコールをあげた。その数と迫力に警察権力はなすすべもない。大行動共同代表の大江照巳さん(動労西日本委員長)が中電への申し入れ書を読み上げた。すぐそばで情宣をしていた福島県浪江町・希望の牧場代表の吉沢正巳さんも合流し、電力資本を弾劾した。核と原発は同じ、被爆と被曝への怒りは一つだ。安倍と松井市長の目論見は完全にうち砕かれた。

 デモに先立ち、原爆ドーム前で「8・6ヒロシマ・アピール集会」が開催された。アメリカのの社会派反戦シンガー、デビット・ロビックスさんが労働歌を2曲熱唱している間にも参加者が続々と集まり、950人に膨れ上がった。安倍政権への怒り、闘う決意が緊張感とともに高まる中で、広島連帯ユニオンの宮原亮さんが開会を宣言。15歳のとき広島で被爆した反戦被爆者の会の下田禮子さんがマイクを握り、核のない平和な社会をつくるために行動しようと訴えた。福島診療所建設委員会の渡辺馨さんは、「ヒロシマ、ナガサキ、ビキニは進行中の問題。決定的なのは内部被曝、低線量被曝だ」とし、福島の仲間と動労水戸による被曝労働との闘いに希望と展望があると力を込めた。

 ドイツからはゴアレーベン核燃料廃棄物中間貯蔵場反対闘争をともに闘う青年が「すべての原発を止めろ!」とアピール。広大自治会選挙で委員長に信任された百武拓さんが「大学を支配する原子力ムラの資本家たちを追放する自治会をついに建設した」と報告すると、大きな拍手と歓声が起こった。日米安保同盟のもと改憲と戦争に突き進む安倍政権に対して、沖縄から怒りがたたきつけられた。沖縄北部合同労組委員長の富田晋さんは、前日夕方キャンプ・ハンセンで起きた米軍ヘリの墜落事故を満身で弾劾し、「全国の力で基地建設の息の根を止める」と宣言した。

元全日本運輸一般労組関西地区生コン支部原子力発電所分会長の斉藤征二さんは、「ふくしま診療所を大きくして内部被曝を明らかにしよう。労働組合がみなさんと大同団結して社会を変えていこう」と呼びかけた。発言の最後に、青森で大間原発建設と闘う小笠原厚子さんが、「子どもたちの将来を命をかけて守る」と決意を述べた。

 被爆者青年同盟委員長の一貫田康博さんが読み上げる「被爆68周年8・6ヒロシマ・アピール」が、平和公園一帯に響きわたった。
 「もうだまされない、条件闘争では命は守れない、絶対反対で闘う――そういう100万人の人びとがデモに立ち上がるような情勢が始まったのです」「核や原発、そして戦争を必要とする一握りの資本家、支配権力者に対する労働者民衆の国際的団結がつくられたとき、そのときこそ私たちは勝利します。今日、全世界が注目する8・6ヒロシマから全原発廃炉・核廃絶を訴え、100万人デモの実現へ新たな闘いを開始しましょう」

アピールを拍手で採択するとまもなく8時15分に。一瞬にして15万人、その後30万人ともいわれる人びとの命が奪われたのだ。そして3・11福島原発事故。この現実に深く激しく憤り、彼ら彼女らの無念と怒りをともにして黙祷を行った。(TK)

No .

被曝68周年! 
被爆者と福島の怒りをともに 再稼働阻止! 全原発廃炉!
8・6ヒロシマ大行動      (写真速報)
8時15分 黙とう後、安倍首相式典出席抗議、
中国電力包囲のデモへ
8・6ヒロシマ大行動は1250人の大結集!

絶対に許せん!

 安倍首相は、被爆者との面談で、「原発を廃止してほしい」との被爆者の要請に対して、原発の再稼働と海外輸出を積極的に進めるとの政権の方針を繰り返した。
 福島原発事故は収束どころか、今にも大量の放射能汚染水が海にあふれようとし、福島の子どもには甲状腺癌の発症が明らかになっている。この状況で、それも8.6ヒロシマの被爆者の前で、原発推進発言をおこなった安倍首相を、我々は絶対に許さない
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
解雇撤回・JR復帰  10万筆署名をやりぬこう! 9・25勝利判決をかちとろう

 だ  ん   け  つ  2013年7月28日  
923
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

7・26反原発金曜行動 山本太郎
さんの参院選勝利
受け情勢が一変
 7月26日、参議院選挙後、最初の金曜行動が行われた。山本太郎さんの勝利が示すように、階級情勢は一変した。100万~1千万の労働者民衆が「この、人を切り捨てる腐りきった社会を自分たちの手で変えよう!」と動き始めた。

 金曜行動も参加者が格段と増加した。首相官邸前・国会前、財務省上交差点周辺では大抗議行動が展開され、さらに下った経産省前周辺・経産省前テントひろば一帯でも各所で抗議行動の人波。それぞれの抗議行動の大集団の間を絶え間なく人が行き来する。永田町・霞が関といった政府中枢にあたる一帯が、ほぼ解放区といった状況だ。 
 官邸前で発言が始まった。若い男性は「参院選で原発反対を訴える山本太郎さんが当選したことは大きな勝利だ。自民党が『勝った』といっても民衆は原発推進を支持しているわけではない。福島原発事故を収束宣言し、大飯原発を再稼働させた野田民主党は昨年衆院選と今回の参院選で民衆によって打ち倒された。原発をつくり続けてきた自民党は、今、再稼働と輸出に突き進んでいる。もってのほかだ。この自民党の悪政を阻み、打ち倒すためにもこうやって声を上げることが必要だ!」と呼びかけた。

 年輩の女性は「私は孫が可愛くて、その孫たちの未来を奪う原発に反対でここに来るようにしています。例え地震は来なくても、津波は来なくても原発を動かせば放射性廃棄物は溜まっていってしまう。孫や曾孫や子孫たちにその始末を押しつけることはできない。原発は今すぐやめなさい!」と声を張り上げた。

 国会前でも熱い訴えが続いた。若い男性は「選挙を終わって、政治や社会を動かすものは何かと考えました。原発反対運動の高まりの中で『世の中を動かすのは選挙なんだ、こういう抗議やデモをやっても世の中は動かないんだ』という声も聞いた。選挙を否定するものではないが、抗議行動の継続が社会を動かしていると確信を持った。毎週毎週ここで数千人が抗議行動をやっていることが山本太郎さんの勝利もつくった。安倍・自民党の支持率は下がっている。安倍首相は憲法改悪やTPP推進など三つも四つも悪いことを企んでいるが、どれも反対の声が多くてうまくはいかない。僕らが押していけば絶対に世の中を動かしていける!」と確信を込めて訴えた。

 もうひとりの若い男性は「選挙で山本太郎さんが当選したのはとてもうれしい。山本さんが被曝問題、食品の放射能汚染問題、福島や汚染地帯からの避難を訴えてくれるように期待しています。これを世の中に明らかにすれば、原発反対運動はもっともっと拡大し、原発をなくす展望が見えてきます。僕は被曝させられるのはいやだし、周りの人を被曝させたくない。特に食品の汚染は深刻な問題だ。頑張りましょう!」と呼びかけた。

 参院選勝利の情勢が金曜行動をさらに活性化させ、拡大させている。7月8日の各電力会社の「安全審査」申請と、安倍政権・電力資本による原発再稼働への動きに巨大な怒りが爆発するのはこれからだ。毎週金曜日、首相官邸・国会前に集まろう! 全国の金曜行動を頑張ろう!

 7・28革共同政治集会を成功させ、8・6広島―8・9長崎反戦反核反原発闘争に全国から集まろう!(東京・H)

No .


 解雇撤回・JR復帰 10万筆署名をやりぬこう!9・25勝利判決をかちとろう

 「解雇撤回・JR復帰」の高裁判決を求める10万筆署名をやりとげ、鉄建公団訴訟の勝利をかちとろう。  動労千葉の鉄建公団訴訟は昨年から、東京高裁で争われてきました。この5月8日、東京高裁・難波裁判長はわれわれが求めた全ての証人申請を却下し、一切の事実調べを拒否して3回の弁論で審理を打ち切り、結審を強行しました。判決は9月25日と指定してきました。

6・9判決東京地裁判決
昨年の6月9日東京地裁において画期的な判決を勝ち取りました。そこには、分割・民営化に反対する職員を不当に差別する不当な動機・目的のもとに不採用基準が作られたことを認めています。そして、名簿の不記載基準が策定されなければ動労千葉の12名はJR東日本に採用されていたということです。
 またわれわれの闘いによって、新たな事実が明らかになってきました。それは、JRの設立委員会の委員長であった斉藤英四郎が葛西、井出らに直接指示して不採用基準を策定させ、それを設立委員会の委員長案として出させ、了承されたというものです。

国鉄とJRは別というウソ
 このやりかたによって、国鉄がJRに採用される候補者の名簿を作成。これに基づきJR設立委員が採用を通知すると規定されました。つまり、国鉄とJRの権限を分けることで選別採用の仕組みを作り、不当解雇、不当労働行為の責任がJRに及ばないようにしたのです。
 しかし、この事実によって国鉄とJRは一体となって不採用基準の策定と名簿作成をおこなっていたことが明らかになったのです。
 ここまで国鉄とJRが一体となって不当労働行為をおこない、選別再雇用をおこなってきたことが明らかになってきたにもかかわらず、東京高裁は、たった3回の審理で裁判を打ち切り、9月25日には判決をおこなおうとしています。
 そしてこの高裁の審理と前後して、一審の判決を出した白石裁判長が突然左遷されました。全てを闇に葬り、国鉄分割・民営化において不当労働行為がなかったことにし、1047名の解雇撤回闘争をなかったことにしようとしています。 

不当労働行為に手を貸したJR総連
 この不当労働行為に手を貸し、不採用基準を作らせたのは当時の鉄道労連(後のJR総連)でした。本州3会社では定員割れの状況になっていました。定員割れとなった以上採用名簿から全員採用することは当然のことでした。
 民営化の手先となった鉄道労連は「全員採用は認められない」という決議をあげ、ストライキまで構えるということまでした国労、動労千葉の組合員の不採用基準を作らせ、採用名簿から外させたのです。自分達だけがJRに採用されればよいという考えです。

外注化攻撃を打ち破ろう 
 JR総連・東労組は国鉄分割・民営化当時から全く変わっていません。多くの国鉄労働者を裏切り、会社の手先となって分割・民営化に協力し、反対する者の首切りを要求してきました。だからこそ、外注化・強制出向攻撃にも反対できないのです。日貨労は、貨物会社の夏季手当超低額回答にも直ちに妥結してしまうのです。JR資本の手先、JR総連東労組、日貨労を打倒し外注化、強制出向攻撃を打ち破ろう。第二の分割・民営化攻撃を裁判闘争と一体となって勝利しよう。

10万筆署名をかちとろう  
 真実が明らかになった今、判決は解雇撤回しかあり得ない。9月25日の判決まであと2ヶ月、何としても10万筆を集めきり、東京高裁にたたきつけよう。

7月27日までの署名数
総数 2万9001筆
個人 2万8657筆
団体 344筆
 

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう解雇撤回・JR復帰
 10万筆署名をやりぬこう!
9・25勝利判決をかちとろう


 だ  ん   け  つ  2013年7月22日  
922
東京北部ユニオン
リサイクルショップ「街」分会
関町北4-2-11
 電話 3928-1378
反原発の声結集し、参院選で
山本太郎さん当選かちとる!
 7月21日午後9時10分過ぎ、テレビに「山本太郎当確」の文字が映し出された! 一斉に上がる歓声、抱き合って喜ぶボランティアスタッフ。その輪の中心で山本太郎さんが立ち上がり、満面の笑みとともにVサイン! やった! 勝った!

 直後の共同記者会見で、山本太郎さんは語った。「このまま浮かれるわけにはいかない。これは“スタートラインに立った”としか言いようがない。いばらの道はこれから始まると思うんです。目先の利害関係に利益を求める人たちとの闘いだと思うんですね」

 「一番やってほしいことは、食品の安全基準を変えることです。今の『1キロあたり100ベクレム』は低レベル放射性廃棄物と同等なんです。それを国民に食べさせて『安全』とする政府・国なんて話にならない。国民全員が低線量被曝しろという話ですよ。いま泥舟なんですよね、この国は。沈むかどうか。それをなんとか岸に着けようじゃないか。原発を推進するなんてありえない話じゃないですか、エネルギーは足りているのに。でもそれさえも覆い隠す、目の前のお金のために。地震の活動期で、この国にこの先、過酷事故が起こらない保証は誰にもできない。エネルギーが足りているのに原発を続ける理由、何もないんですよね」

  
 今回の選挙で訴えた「被曝させない、TPP入らない、飢えさせない」。どうやって国会で広げていくのか、方法論はあるのか? と記者に問われた山本太郎さん。「方法論があるなら逆に聞きたい。教えてほしい。自分の本気を見せていくしかない。荒削りな僕が一生懸命やっていく。それでうねりを巻き起こしていくしかない」「自分の抱えている問題、現状を僕に届けに来てくれる人が多かった。生活保護の問題や、会社に使いつぶされたとぶるぶる震えながら話してくれた人とか、そんなみんなの声を形にしたい。炎天下、30分以上の演説を10本超とかヘビーで体はきつかったが、みんながガソリンを注入してくれた。ここに政治の原点を見た」

 「憲法改悪ありえない! 僕も憲法21条、言論・表現の自由を奪われた一人として、改憲は絶対に許してはならない。表現の自由を奪ってみんなを均一化する。多様性を認める世の中じゃなきゃウソ」

 万歳はしないんですか? の問いには、「みんなでやらなきゃ闘えない。政権を執るところまで行こう」「僕の背中を押したみなさんが、しっかり働けと僕の尻をたたいてほしい。(国会で起きていることを)どこまで可視化できるかが課題。みんながブレーン、みんなが政策秘書、みんながつながっていく」 

 会場からは「山本さん、国際的になればいいんだよ!」などの声が飛ぶ。ボランティアスタッフと声を合わせ「もう一人じゃない!」と勝利の喚声が響き渡った。
 「一人じゃない、もう!」「一人じゃない、もう!」「一人じゃない、もう!」………

 山本太郎さんに1票を投じた有権者は65万7千人を超えた。「僕には捨てるものなんかない。だから当然のことが見える。僕が守りたいのは自分の命とみんなの命」「当選はスタートラインに立っただけ。いばらの道はこれからだ」と断じた山本太郎さん。この世界を変える、政治の原点を取り戻す闘いが始まった。(M)


 だ  ん   け  つ  2013年7月5日  
921
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

No .

団体交渉も行わずに、一方的に就業規則を変更
違法企業=ブラック企業CTS糾弾!
 動労千葉と団体交渉を行ったとの偽装工作まで行っていたのだ!
 千葉鉄道サービス(CTS)は、就業規則の変更について、動労千葉からの申し入れに関する団体交渉も行わない状況の中で、一方的に就業規則の変更を強行した。

 労働組合との団体交渉を拒否して一方的に就業規則変更を行うことは、労働組合を無視し、団体交渉を拒否する不当労働行為であり、違法行為だ。違法企業=ブラック企業CTSを徹底的に糾弾する!
 出向規程や大卒初任給新設ー時間給から月給制に変更等々
 CTSは、5月14日、動労千葉に対して、就業規則変更行の提案を行ってきた。
 変更の内容は、就業規則関係では、①「出向」規程の追加、②職名及び職務内容の変更(5等級制から9等級制への変更)、③始終業時刻及び休憩時間の変更、④採用時に年休を3日付与する規程の新設。

 賃金規程関係では、①等級区分の変更(5等級制から9等級制)、②大卒初任給の新設(2等級102号俸)、③技能手当改正(危険物取扱者の追加)、④扶養手当改正(配偶者7千円を1万円とし、上限2万円)、⑤作業手当改正(乗務員、車輪転削追加)、⑥基本給の時間給制から月給制変更(嘱託、契約社員)、⑦昇給規程の追加(嘱託、契約社員)。

 退職手当規程関係で、①退職金支給基準改正、慶弔及び見舞金取扱規程関係では、①死亡弔慰金額等の改正(百万円から1千万円)というものだ。
 団交も行っていないのに回答書?明らかな偽装工作だ!
 動労千葉は、団体交渉で改訂部分の具体的取り扱い等が明らかになった段階で就業規則変更に関する意見を表明する旨をCTSに伝え、5月17日、「動労千葉申43号」により申し入れを行った。

 しかしCTSは、その後、動労千葉との団体交渉を一切行わないまま、就業規則の変更を千葉労基署に提出したのだ。
 しかも、CTSは、動労千葉との団交が行われたかのような工作まで行おうとしたのだ。5月30日、動労千葉は、CTSにおいて、京葉車両センター構内での転落事故の問題と、プロパー社員の採用と今後の養成に関して団体交渉を15時から17時まで行った。ところが、団交終了直後、CTS側が突如、「動労千葉申43号」に関する「回答書」を突き出し、回答書を用意したから持って帰れというのだ。これは、就業規則変更に関する団交を拒否し、回答書を渡して団交が行われたかのようか形を作ろうとする偽装工作そのものだ。

 こうしたことまで行って就業規則の変更を行ったのだ。
 団交拒否は明確な不当労働行為だー外注化と出向撤廃へ!
 就業規則の変更に関しては、「過半数を占めていない組合と就業規則の変更についての団体交渉をしないことは、団体交渉拒否であり、支配介入となる」として法令や裁判例でも明確に規定されている。

 CTSが動労千葉に対して行ったことは、団体交渉を拒否する明確な不当労働行為である。しかも、団体交渉が行われたかのような偽装工作まで行うなど、違法・不法の限りを尽くしているという点では、まさに違法企業=ブラック企業であることは明白だ。
 しかも、JRは、こうした違法企業=ブラック企業であるCTSに対して業務外注化により仕業・構内業務を行わせているが、これ自体大問題だ。違法企業と知っていながら業務を外注化すること自体、JRも違法行為を行っているということだ。
 労働組合を無視し、団交を拒否し、違法を繰り返すCTSに出向させられた中で業務を行うということは、労働者にとって不利益以外の何ものでもない。

 違法企業に対する業務外注化を直ちに撤廃し、業務と出向させられている労働者をJRに戻すことは当たり前のことだ。
 違法企業=ブラック企業CTS糾弾!
 違法企業への業務外注化ー強制出向を直ちに止めろ!
 業務と出向者を直ちにJRに戻せ!

農地強奪判決許すな!7・14三里塚全国総決起集会
日  時 7月14日(日)12時から
場  所 千葉市・千葉中央公園
主  催 三里塚芝山連合空港反対同盟
行動予定 ① 12時~ ライブコンサート、② 13時~ 全国総決起集会、③ 15時~ 千葉地裁デモ
※7月29日に千葉地裁で農地取り上げ裁判の判決が予定されているなど重大な情勢であることから、反動判決粉砕に向けて、各支部とも全力結集でお願いします。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう


 だ  ん   け  つ  2013年6月25日  
920
東京北部ユニオン
リサイクルショップ「街」分会
関町北4-2-11
 電話 3928-1378

参院選・東京選挙区
 無所属で出馬します!





山本太郎さんを支持します!
    基本政策
 被曝させない
    原発即時撤退

  TPP入らない
「水」「食」「医療」などが奪われ 脱原発が不可能に 
   飢えさせない― 
   社会保障を厚く!


2013年日誌
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“国鉄闘争の火をさらに大きく” 
被災地・福島と固く結び
職場闘争で資本の支配を打ち破る
国鉄闘争全国運動の発展を!
 940号~(2013.12~)
 920号~(2013.6.25~12)
871号~890号(2012.11.5~12.30) 851号~870号(2012.9.19~.11.4)
831号~850号 (2012.7.27~9.18) 811号~830号(2012.6.26~7.26)
791号~810号(2012.5.18~6.26) 771号~790号(2012.4.~5.17)
 751号~770号(2012.2.~3.30) 731号~750号(2011.10.~12.24)
 711号~730号(2011.10.~12.24) 691号~710号(2011.10.14~11.9)
671号~690号(2011.9.11~10.12) 651号~670号(2011.8.11~9.10)
631号~650号(2011.7.13~8.10)  611号~630号(2011.6.9~7.12)
591号~610号(2011.4.29~6.8) 571号~590号(2011.3.31~4.28)
551号~570号(2011.3.6~3.30) 531号~550号(2011.2.5~3.4)
508号~530号(2011.1.2~2.4)
国鉄分割・民営化反対 1047名解雇撤回
 新たな全国運動スタート!
491号~507号(2010.11.30~12.29) 461号~490号(2010.10.8~11.29)
 431号~460号(2010.8.16~10.6) 401号~430号(2010.7.4~8.15)
385号~400号(2010.6.14~7.3)



2012年日誌

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2010年春闘の大爆発に向けて、
 236号~255号(2009.11.6~11.9)  256号~271号(2009.11.10~12.29)
 272号~289号2010.1.5~1.31) 290号~309号 2010.2.1~2.27 )
 310号~330号 2010.3.2~3.29)  331号~350号 2010.3.31~4.30 )
 351号~370号 2010.5.1~5.29 ) 371号~384号2010.6.1~6.12 )

2009年11月労働者集会に向けて、スタート
150号~169号   (2009.6.16~.7.24)
170号~189号  (2009.7.24~8.19)
190号~209号  (2009.8.20~9.26)
210号~235号(2009.9.28~11.5)
2010年春闘の大爆発に向けて、
 236号~255号(2009.11.6~11.9)
 256号~271号(2009.11.10~12.29)
 272号~289号2010.1.5~1.31)
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