日 誌 |
2013年3月② |
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スケジュール |
3月4日(月) |
夕食は理事から、北海道名物・ジンギスカンの差し入れ | ||
理事作・タラコと黄身の和え物 | イカの一夜干し | とどめは、濁り酒 |
そこに千葉の酒・物産を持って地域の人が登場 | ||
なんと!NAZENの旗 パリコレクションにデビュー♪ 以前に「No-Nukesに関するデザインはなにかないかと探していた」とマルタンマルジェラのデザイナーから照会のあった NAZENの旗が2013-2014秋冬パリコレクションにデビュー♪ |
前進友の会のホームページから転載 |
キーサン革命宣言 |
新刊本紹介 キーサン革命宣言 精神病者のセーカツとカクメイ 編著 江端一起 アットワークス 1500円+税 |
えばっちこと江端一起さんは京都の前進友の会という患者会で仲間とともにセーカツし、闘い続けている一病者です。ヤクザが「ヤーサン」なら、「キーサン」は・・・。 江端さんの言葉は難解なところもありますが、その論旨は常に明快です。冒頭に用語集も出ていて、初めて読む人にも解説付きで読みやすくする努力はされているようです。 えばっち「発狂」のわけの項で、京都簡易保険局の職場での合理化施策が猛威を振るう中で彼が職場の管理強化にささいな抵抗を示したことから管理職から徹底した嫌がらせを受け、停職処分を受け、[うつ]で入院することに。その体験の中で、「労働者性と病者性」として彼の提起する視点には何か今の労働運動の行き詰まりを突破するヒントがあるように思います。〈共闘共生〉と言うことはそれほど生やさしいものではないし、「病者解放」の中に今日の労働者の置かれて職場状況を変革するカギがあると思うのです。「病者解放」なき「労働者の解放」はありえないというか、病者を差別し排除していく労働運動、病者性を欠落した労働運動は今のがんじがらめの職場の分断支配を根底から変える力を持たないと断言できると思います。 病者のセーカツを基本として仲間を大切にする運動こそが地域の患者会運動で、彼は一貫してそのことにこだわり続けています。「飯喰ったか」「寝れたか」「休めてるか」「クソはしたか」「クスリはおうとるか」と互いに声をかけあって生きることが、自立し支え合って生きることだと、キーサンの「セーカツと想い」こそすべての基盤なのです。 医者や医療従事者との関係にも徹底したこだわりがあります。医者や医療従事者を育て鍛え上げるのは患者会であり、彼らに期待し信頼してはならない。見えにくい悪事を働くのは「改革派」「良心派」として理解を示しながら、結局はよりましな政策提言路線を進めることにしかならないと喝破しています。 この本には多くの病者仲間からの寄稿や愛媛県松山の患者会「ごかい」の一員としてキーサンと共に活動する笠陽一郎医師や前進友の会の島田能孝医師も原稿を寄せています。 そこで指摘されているのは統合失調症と診断されている患者の多くは実は発達障害であるということです。発達障害の人を統合失調症と誤診して、大量の薬を処方しているというのです。さらに早期介入として小学校や中学校にスクールカウンセラーを置き、早期に病気を発見して医療を受けさせようとする政策も進められているのですが、今のがんじがらめの管理教育の中で反逆し、反発、逸脱していくことを許さない構造と、若い人に大量の薬を飲ませていくことの恐ろしさを感じます。 笠医師を中心に編集された「精神科セカンドオピニオン」とセットで読むことをお勧めします。つまり今の精神医療はいかに誤診と誤処方が多いことか、実際に「セカンドオピニオン」によってこれまでの多剤多量の処方で症状が悪化した事例がいかに多いかが検証されています。 ともかく精神病者が電気ショックや保護室、四肢拘束、さらには医療観察法による保安処分攻撃など医療の名による拷問・虐待を受け続けていることに対し、ストレートな怒りを解きはなっていこうではありませんか。 この本は救援連絡センターでも扱っています。 |
キーサン革命宣言の感想 |
じっくり何日もかけて読みました。改めてえばっちとその仲間の苦闘を知った。そのうえで前と違う感覚をもったのは なんなんだろう?もっと深いところできらっとわかったことがあった。 一つは皿澤くんの文を読んだとき前も同じものを読ませてもらったのに今回は違うことを感じた。皿澤君の病の底にある叫びがエバッチたちの叫びの琴線に触れたことそのことを想った。彼が前進友の会に出会って彼の心にあった怒りを吐き出すことが可能になったんかなと思った。それからえばっちがなんでこんなにいやなことを“うんこくらえ!”というほどに言い続けるのか、前より納得がいった。一見平和に暮らしているのはいろんなものを見ないように聞かないようにして何か募金とかあったら私はするわでも近づかないでねみたいなうそにそんな中流の嘘に日本人の嘘に突き付けるためなんだね。えばっちの善意あくの段八か条はうける!かわいそうねってふざけんなだよね。最近も福島はかわいそうねっていうやつには“ばーか放射能喰らって死ね”と思う。それをなかなか口にできないのにせいぜい言っても”福島のためにやってんじゃありません、自分のためだ”くらい。 えばっちはすがすがしいまでにいうんだよね。私たちの間で流行っている言葉でいうと”めちゃくちゃドライブかかってんなー!!“です。で、そういうことが原発のある、お金があれば何でも買える、精神障碍者や見たくない者にふたをし続ける、素晴らしく危険な、人を人とも思わないさらには目障りな奴は死んでくれというこの社会の礎をなしているんだ。それからきょーさん革命ときーさん革命は言葉はちょっと似ているが違うのが残念だと思った。福島の椎名さんはこれだけのことをやられて こちらが狂わないのはおかしいと語る。もっと狂気をもって政府に迫ろうという。まともに迫ってられるかという。椎名さんをえばっちにぜひ会わせたいものだ。彼女は鬼気迫るかんしょ踊りで国会に迫った。日本中に世界中にこの禁止された(あまりの激しさに戦後占領軍が禁止したらしい)民衆の踊りを広めてるドライブがかかりまくりのへんな65歳。あと、えばっちがあらためてすごいとおもうのは言葉も自分たちで作っているということ。一番最初にキーサン用語集と業界用語集があってとてもよかった。言葉も自分たちのものにしていかないとだめだと思う。ずーっとそれをやってきてるんだなーーと。 同じだけど違うんだ。の意味。連帯という言葉の陳腐さ。裏切りにはもうやられすぎて疲れちゃったこと。だから期待しない方がいいと心から思うこと。えばっちたちがせーかつとうんどーの歴史の中で得たこのずっしり重たいほんとのことに対して何にも言えない。 だけど、けれども、そうだけど、やっぱこんななかでドライブかけていくしかない。 変な本をかいてくれてありがとう。 とみたなおこ |
「絶賛好評発売中」 |
「京都の四条河原町のジュンク堂に、並んでいました。 ビックリしました」 |
「救援誌に書評が掲載されました。ありがたいです。うれしい書評です。」 |
3月3日(日) |
三里塚の産直総会に行ってきました。 ・野菜作りの1年間を振り返って 猛暑と乾燥の夏、雨・雨・雨の秋、大寒波の冬・・何とか乗り切って、でも野菜の味は1級品 ・市東さんの農地問題… 違法だらけの裁判で農地を撮られてたまるか! ・原発・放射能問題とTPP…原発はいらないと発信し続けましょう TPPは農民だけの問題ではなく、国民すべての生活がまるごとかかった問題 と、いうことで、怒りいっぱいの総会でした。 3.24は、三里塚現地に大結集をしましょう!! |
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全学連福島ブログ |
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