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11月11日(月)
訪韓団・ソウル3日目
◀ANC▶ 民主労総は、 現政権に入って初めてで数万人が参加する大規模な街の集会を開きました。 ギムジマン記者が報道します。

  ◀VCR▶ 数万人の集会参加者がソウル広場をいっぱいに埋めた。 警察発表で1万7000人、民主労総推定5万人が集まった労働者大会、現政権に開かれた労働界の集会の中で最大です。 これらは、全教組が法外団体されるなど、現政権に労働基本権が適切に守られていると、合法的な枠にこだわらず、強力な対政府闘争に乗り出すと宣言しました。

  ◀SYN▶シン·スンチョル/民主労総委員長 "合法中の民主労総を今この場で引き裂かれてしまういたします。" 最近の大統領選挙介入の疑いで捜査を受けている全国公務員労組組合員も政府庁舎前で集会の後、労働者大会に参加しました。 これらは、政府が国家情報院コメント事件を水増ししようとする標的捜査をしていると声を高めました。

 ◀SYN▶ギムジュンナム/全国公務員労組委員長 "ヌリ当たり関係者の告訴告発を進めて法的対応を進めています。 " 集会参加者は、イベントが終わった後、乙支路方面の4つの車を利用してデモ行進を繰り広げ、警察は120個中隊万人を配置し、万一の事態に備えています。 一部の参加者は集会申告区間を離れて車道を占拠してデモを繰り広げ、警察は放水銃を撃って解散に出て、対峙状況が起きましたが、集会は大きな競合せずに終了しました。 MBCニュースギムジマンです。ギムジマン記者
大学の清掃非正規労働者が解雇撤回を勝ち取っています。労働組合を表敬訪問。
映りが鮮明でないが、左端は、鈴コンの吉本さん
ブデちげ(韓国でもっとも庶民的な鍋・部隊鍋)をご馳走になりました。歓迎の乾杯
ちなみに、清掃非正規労働者とは、本になった、『私たちが見えますか』の、労働者です
『私たちが見えますか――弘益大清掃・警備労働者の物語』日本語訳発刊

発行 労働者学習センター発行
A5版 228ページ
頒価 800円

ご注文は下記労働者学習センターまで

〒260-0017
千葉県千葉市中央区要町2-8 DC会館 
労働者学習センター

電話 043-222-7207
FAX 043-224-7197
Eメール doro-chiba@doro-chiba.org
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内容紹介
(全国労組交流センター『月刊労働運動』2012年3月号より)

本の紹介
『私たちが見えますか――弘益大清掃・警備労働者の物語』

イ・スンウォン、チョン・ギョンウォン著
2011年8月31日発行
発行所・ハンネ(韓国)

 韓国の大学で清掃と警備の仕事を担う非正規職請負労働者が、2011年1月3日から2月20日まで49日間にわたってろう城闘争を展開し、原職復帰と団体協約締結、賃金および労働条件の改善を勝ち取った。この闘争の勝利の教訓、闘いの限界、今後の課題などを生き生きと記録した本が、闘争勝利の半年後に出された。『私たちが見えますか――弘益(ホンイク)大清掃・警備労働者の物語』だ。

 「人々はその人たちを見ようとしなかった。男子トイレに女性労働者が入ってきても、あわてる者は誰もおらず、平然と用を済ませる。講義の最中でも会議中でも、その人たちが働いている姿に気を留める者はおらず、なにごともないようにそれぞれのやっていることを続けた。
 『ああ、あの人たちの目には私が見えていないんだ…』こんなふうに幽霊として生きてきた人々が、労働組合をつくり、闘いを通して人間となり、堂々たる労働者となった」(冒頭部分より)

 月給75万ウォン(約5万円)に1日の食事代300ウォン(約20円)という、政府の定める最低賃金にも満たない低賃金、休憩室もなく階段の下やトイレで食事をとらざるをえない環境、労働組合をつくったことに対し委託金額を切り下げて請負業者を撤収させ労働者を集団解雇に追いやっておきながらその責任を請負業者に押しつける大学側――労働者が実力闘争に立ち上がったことによって暴かれたこれら現実に人々は驚いた。けれども労働者が立ち上がったその根底にあったのは、労働者を蔑視するあり方への怒りだった。
「組合員たちが労組に加入して闘った最大の理由は、蔑視されるのが許せなかったからだ。管理所長は名前の代わりに『おい、キムさん』『このオバサンめ』と呼び、乱暴な物言いは当たり前だ。『このアマ』『腐れ女』、こんな暴言を吐く者もいる。みんな家に帰れば『母さん』であり、孫がいて『おばあちゃん』なのに…」(本文より)

 労働組合が生み出した力の大きさ
 この本には、地域労組や学生による非正規職労働者組織化の教訓や、現場の力を引き出す会議の持ち方、現実に見合ったやり方での規律の追求といった組織運営や指導のあり方、そしてツイッターを活用した青年支援者によるゲリラ集会の組織化など豊かな経験が盛り込まれている。しかし、この本でつかみ取れることは、労働組合運動のやり方というようなマニュアル的なことよりも、労働組合に結集し団結して闘った労働者が、どんなに大きな力をもつようになるのか、ということだ。

 テレビに出た組合員が、それを見た人から「良い労働条件で雇うからうちに来ないか」という申し出を受け、心が揺らいだ。しかしふと浮かんだ「ストライキ歌」の歌詞がそれを振り払った。
「揺らいではならない、バラバラになったら死ぬ、っていうあれ。私なんかでも一緒に一つになって固まらなくちゃ、私がもし抜けたら、誰も彼も抜けたりしたら、もう崩れちゃうじゃない。やった甲斐がないじゃない。私なんかの小さな力でも、この労働組合が一つに固まるときに力が湧くんで、私が出てったらだめだ、自分だけ楽に暮らそうなんて、そんなことできない――それで私は『お気持ちだけお受けします。私はここで、大して役にも立ちませんが、私はここに残ります』って返事をしたんです」(女性組合員/清掃)

闘争をやめさせようとした夫と正面から向き合い、獲得した。
「『これだけは絶対にやめられない。自分がいい目にあわなかったとしても、うちの同僚たち…うちの後輩たち、うちの子供たちが非正規職で…暮らすようになったら困るでしょ? だから、うちらがやって勝つことで、少しでもそういう人たちのためになればそれでいいじゃない』って話したら、『確かにそうだな』って。それで…『あったかくして、しっかりとるもんとって行ってこい』って」(女性組合員/清掃)

事実上の使用者である大学との力関係も逆転した。
「だから今はもう私が専従として恐喝・脅迫をしょっちゅうやってますよ。『今うちの組合員は49日間たたかってピリピリしてるから言葉に気をつけろ、雰囲気見てものを言え、失敗しても当分は目をつぶれ、しこりが解けたから働いているわけじゃはなく、まだ残ってるんだから気をつけろ』って。本人らも気をつけてますよ。社長が出てきてやつらに言ったのも、そういうことらしい。気をつけろ、言葉にも気をつけろ、って」(男性組合員/警備)

ここでは詳しく紹介できないが、新自由主義の大学と学生のあり方を問う部分も、法政大学闘争の主張を彷彿させるものがあり、なによりも労働運動と学生運動の結びつきという点で学ぶところは大きい。さらに後半の聞き書き部分では、弘益大に来るまでの組合員の半生にもスポットが当てられ、労働や社会保障、教育など韓国労働者の暮らしをとりまく状況をうかがい知ることができる。また、時代劇ドラマ「チャングムの誓い」や「イ・サン」に出ている女優キム・ヨジンさんの暖かい支援活動も心に残る。

 この労組のイ・スッキ分会長は、去る1月31日の民主労総大会で模範組合員賞を受けたが、弘益大当局はそれに挑むかのように賃上げ要求を拒否して団交を決裂させ、労組は再び闘争局面に入っている。


韓日理念交流会が始まります
韓国民主労総ソウル本部 イジェウン本部長 動労千葉 田中委員長
その頃、「街」の夕食は…
参鶏湯 タラコ・スパゲティ 白菜サラダ
再び、ソウル
理念交流会が終わり、交流会





三里塚芝山連合空港反対同盟 動労千葉 星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議 労組交流センター
動労千葉を支援する会
3・14法大弾圧を許さない法大生の会
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